6月10日が「無糖チューハイの日」であることを知っていましたか?
この記事を読めばその由来や背景、なぜ今これほど注目されているのかがまるごと分かります。
最近コンビニのチューハイコーナーに「無糖」がぐっと増えたな、と感じている方も多いと思います。それって、気のせいじゃないんです。
実は市場規模が5年で約5倍になるという、かなり急激な変化が起きていて、その盛り上がりを象徴する記念日として誕生したのが「無糖チューハイの日」なんです。
無糖チューハイの日とは
記念日の正式な概要と、どこが制定したのかについてお伝えします。
誰が制定したのか
「無糖チューハイの日」はキリンビール株式会社が制定した記念日です。
同社の「キリン氷結®無糖」シリーズが無糖チューハイカテゴリーをけん引してきた実績を背景に、カテゴリー全体のさらなる認知向上と楽しみ方の普及を目的として申請されました。
一般社団法人・日本記念日協会に認定・登録されており、公式の記念日としての地位を持っています。

日付の由来(語呂合わせ)
日付は「6(む=無)10(とう=糖)」という語呂合わせから来ています。
シンプルだけど、分かりやすくて覚えやすいですよね。
実は6月10日はもともと、伊藤園が制定した「無糖茶飲料の日」やUCC上島珈琲の「BLACK無糖の日」もある、無糖づくしの日でもあります。
それだけ日本の飲料メーカーが「無糖」というキーワードに注目してきた証でもあるんですよね。
いつ制定されたのか
記念日制定の発表は2026年6月に行われました。
同時に無糖チューハイ市場のデータや消費者調査をまとめた「無糖チューハイ大全2.0」も公開され、記念日制定だけでなく市場啓発のコンテンツも合わせて展開されていて、けっこう本格的な取り組みだなと感じました。
無糖チューハイ市場の歴史と成長
ここでは無糖チューハイがどのような歴史をたどって今の地位を確立したのかを解説します。
かつては「甘いもの」だったチューハイ
かつてチューハイといえば、果汁や甘味料が入った「甘い飲み物」というイメージが主流でした。
甘すぎると食事に合わせにくいと感じる人も多く、ビールや焼酎を選んでいた層には少し縁遠いカテゴリーだったんです。
そのため、「チューハイ=若い子や女性向け」みたいな認識がわりと長く続いていた気がします。
無糖チューハイが動き出した2020年代
転換点となったのは2020年ごろ。キリンビールが「氷結®無糖」シリーズを発売したことで、「糖類・甘味料を一切使用しない」チューハイが本格的に市場に登場しました。
発売当初はニッチな需要を狙ったカテゴリーという印象でしたが、実際に飲んでみた人の口コミや、健康志向の高まりを受けて、じわじわと支持が広がっていきました。
5年で5倍という急拡大
数字を見るとその成長っぷりが一目瞭然です。
2020年にチューハイ全体に占める「無糖チューハイ」のシェアはわずか4.1%だったのに、2025年には20.9%へと急拡大しています(日経POS情報)。
商品数も約5倍に増え、今や219個もの無糖チューハイ商品が1年だけで発売されるほどになっています。
さらに2024年にはハイボールの購入容量規模をも上回るというから驚きです。
なぜ無糖チューハイが選ばれるのか
市場データを見るだけでは見えてこない「なぜ?」の部分、社会的な背景とともに掘り下げます。
「食事に合う」という圧倒的な強み
無糖チューハイの最大の魅力はなんといっても、食中酒として圧倒的に使いやすいこと。
「食事に合わせやすいお酒」を尋ねた調査では、1位「ビール」(65.3%)に次いで2位が「無糖チューハイ」(46.2%)という結果でした。
しかも無糖チューハイに切り替えた人の86.7%が「食事との相性がいい」と答えており、和食・洋食・中華のすべてで旧来のお酒を上回るスコアを出しています。
甘みがないから料理の味を邪魔しない、これが支持される一番の理由だと思います。

健康志向とライフスタイルの変化
「体のことを考えるようになったから」「糖分が気になっていたので」という声が消費者から多く寄せられています。
糖質への意識が高まったのは、コロナ禍以降の健康意識の変化や、在宅ワークによる飲酒シーンの変化が大きく影響しているかもしれません。
ざっくりした感じで言うと「在宅で毎日飲むなら、少しでも体に優しいものを」という心理が後押しした、ということではないでしょうか。
「脱とりあえずビール」の時代
トレンド評論家の牛窪恵さん(立教大学大学院客員教授)は、「若者を中心に『1杯目から自分に合った商品を選びたい』という意識が高まった」と分析しています。
つまり「みんなが飲んでるから」ではなく「自分に合っているか」で選ぶ、パーソナライズ志向が無糖チューハイの人気を支えている。
なんか、お酒の選び方まで変わってきているんだなと思うとなかなかに面白い時代ですよね。
「無糖チューハイ」ユーザーはどんな人たち?
実際に無糖チューハイに切り替えた1,000人への調査でリアルな実態が見えてきました。
元・ビール派も元・有糖チューハイ派も
切り替え前のお酒を聞くと、ビール類(43.5%)と有糖チューハイ(32.2%)が多くを占め、さまざまなジャンルから無糖チューハイに流れてきていることがわかります。
ビール党がわざわざ乗り換えるというのはかなり大きな変化。
しかも切り替えた人の81.1%が「2年以上前から」無糖チューハイをメインにしており、一時的なブームじゃなく、生活に定着しているんです。

切り替えた理由は「スッキリ」「飲みやすい」
無糖チューハイに切り替えたきっかけとして挙がった上位は「スッキリしているから」(40.3%)と「飲みやすいから」(36.8%)。
難しい健康論よりも、まず「おいしい」という体験が最初のドアになっているのが印象的でした。
そして初めて飲んだブランドとして約2人に1人(51.6%)が「氷結®無糖」を挙げており、同シリーズがカテゴリーの入り口になっていることも明らかになっています。
満足度92.6%、継続意向95.9%
切り替えた人の92.6%が「満足している」、95.9%が「今後も選び続けたい」と回答しています。
これは予想以上に高い数値で、一度ハマると離れにくいカテゴリーになっているということですよね。
「食事中」(69.5%)が最も飲むシーンとして多く「お風呂上がり」や「テレビを見ながら」という日常的なリラックスシーンでも楽しまれています。
まとめ
- 無糖チューハイの日は6月10日、「む(6)とう(10)」の語呂合わせが由来
- 制定したのはキリンビール株式会社で、日本記念日協会に認定・登録済み
- 無糖チューハイ市場は2020年から2025年の5年間で約5倍に急成長
- 切り替えた理由の上位は「スッキリしている」「飲みやすい」で、デビューブランドは約2人に1人が「氷結®無糖」
- 6月10日は伊藤園の「無糖茶飲料の日」、UCCの「BLACK無糖の日」も重なる無糖の記念日

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