毎年6月17日は「オトのハコブネの日」として、日本記念日協会に認定された記念日です。
この記事ではその由来や関わったアーティストの背景、記念日が生まれた経緯までしっかり解説していきます。
そもそも「オトのハコブネ」って何?
ニッポン放送の番組から生まれた音楽ユニット
「オトのハコブネ」、ニッポン放送のラジオ番組『魔法のラジオ』から誕生した音楽ユニットです。
パーソナリティーを務めたフルート奏者・横田美穂氏を中心にピアノ、チェロ、ギター、パーカッションといったさまざまな楽器が組み合わさったアンサンブル形式が特徴的なんです。
ユニット名にもなっている楽曲『オトのハコブネ』が、この番組のテーマソングとして使われていました。
フルートのやわらかい音色が軸にあってそこにクラシックやポップス、日本のうた、映画音楽など幅広いジャンルをスペシャルアレンジで届けるスタイルが好評を博していたみたいです。
横田美穂というフルーティスト
横田美穂氏は1982年生まれ、埼玉県出身のフルーティストです。
フルート史上初めて5枚のオリジナルアルバムをリリースしたという実績があって、それだけ聞くと「すごい人なんだな」ってじんわり感じます。
「まるで歌うたいのようなフルートの音楽」と表現されるくらい、歌心のある演奏スタイルが持ち味です。
これまでのフルートのイメージを変えるような、ポップで親しみやすい音楽を届けることを目標に活動を続けているんですよね。
6月17日に記念日が制定された理由
プロデューサー・白根繁樹氏の急逝
この記念日の背景にはひとりの人間の死があります。
「オトのハコブネ」のプロデューサーであった白根繁樹氏が、2017年(平成29年)6月17日に急逝したんです。突然のことだったのでしょう、メンバーや関係者にとっては本当に辛い出来事だったと思います。
その後、メンバーと関係者がこの日に追悼ライブを行い、白根氏が音楽に注いでいた意志を引き継いでいくことを誓ったのがこの記念日の起源です。
悲しみの日を前向きな記念日に変えようとした気持ち、なんかすごく伝わってくるんですよね。
「オトのハコブネ実行委員会」が制定
記念日を制定したのは「オトのハコブネ実行委員会」で2018年(平成30年)に日本記念日協会により正式に認定・登録されました。
つまり、白根氏が亡くなった翌年に、ちゃんとした形で記念日として世に残したんですね。
記念日認定にあたっては当サイト運営元の情報によれば、横田美穂氏本人が中心となって制定に関わっているとされています。
亡き仲間への思いをかたちにした行動って個人的にはとても印象深いです。
最初の記念日ライブはどんな内容だった?
2018年6月17日・品川プリンスホテルでのコンサート
記念日が認定された2018年6月17日(日)、品川プリンスホテル・クラブeXでコンサート「オトのハコブネ~sound message~」が開催されました。
スペシャルゲストとして、横田美穂氏と縁のある千綿偉功氏と、2人組ロックバンド・ウラニーノの2アーティストが参加したんです。
音楽仲間が集まってひとつのステージを作り上げる。そういう形で白根氏を偲んだんだなと思うと、なんというか、音楽って人をつなぐものだと改めて感じます。
その後の活動スタイル
番組『魔法のラジオ』は2020年(令和2年)9月27日に最終回を迎えましたがユニットとしての活動はその後も続いています。
毎年6月17日の記念日に合わせた「ハコブネ記念日ライブ」や、「音楽のタネ」シリーズといったオンライン配信なども行われてきました。
番組が終わってもユニットが生き続けているのは、白根氏の意志を継ごうとするメンバーの思いがあるからなんでしょうね。
「音楽の船」という名前に込められた意味
「ハコブネ」が表すもの
「ハコブネ」というのは「箱舟」、つまりノアの方舟に代表されるあの「船」です。
音(オト)を乗せて運ぶ船、というイメージが名前に込められているんですね。
ざっくりした解釈だけど、「音楽をいろんな場所へ届けていく」という意志が感じられる、なかなか素敵なネーミングだと思います。
実際、フルート・ピアノ・チェロ・ギター・パーカッションというアンサンブルの構成は、複数の楽器が協力して一つの音楽世界を作り上げる形になっていてまさに多くの命を乗せた船みたいな印象があります。
まとめ
- 6月17日は「オトのハコブネの日」で日本記念日協会に2018年認定
- 由来は、音楽ユニット「オトのハコブネ」のプロデューサー・白根繁樹氏が2017年6月17日に急逝したこと
- 制定したのは「オトのハコブネ実行委員会」で、亡き白根氏の音楽への意志を引き継ぐ日として位置づけられている
- ユニットの中心はフルーティスト・横田美穂氏で、ニッポン放送の番組『魔法のラジオ』をきっかけに活動を開始
- 毎年この日には追悼・記念ライブが行われ、ユニットの活動は現在も継続中
白根氏の命日を悲しみのまま終わらせず、音楽を続けることで想いをつないでいく日にしたというのがこの記念日の一番の意義なんだと思います。
音楽ってやっぱり、人の心をずっと生き続けさせる力があるんですよね。

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