7月9日の「泣く日」について由来や制定した団体、涙を流すことの効果まで、この記事を読めば丸ごとわかるようになっています。
なんとなく聞いたことはあるけど詳しくは知らない、という方も多いと思うのでひとつずつ丁寧にお話ししていきますね。
泣く日ってどんな記念日なの
まずはこの記念日がどういうものなのか、基本のところから押さえていきましょう。
7月9日に制定された理由
泣く日は「全米感涙協会」という日本の団体によって制定された記念日で、泣くことで喜怒哀楽の感情表現の豊かさについて改めて考える日、という位置づけになっています。
実は主にインターネット上で確認できるタイプの記念日で、日本記念日協会のような公的な機関に正式登録されたものとは少し性質が違うみたいです。
とはいえSNSやブログでは毎年7月9日になると話題にのぼるので、けっこう浸透してきている印象がありますね。
全米感涙協会とは何者
名前を聞いただけだと少しふざけているようにも感じる団体名ですが、これは映画のCMなどでよく使われる「全米が泣いた」というキャッチコピーからきているそうです。
個人的にはこのネーミングセンスがちょっと好きだなと思っていて、堅苦しい記念日よりも親しみやすくて覚えやすいですよね。
ただ、この協会の詳しい組織実態や設立時期については公開情報だけではっきりとはわからない部分が多いので、そこは憶測を避けて事実だけをお伝えしておきます。
泣く日の語呂合わせの由来を深掘り
日付の決め方には日本の記念日らしい遊び心が詰まっているので、そのあたりを詳しく見ていきます。
な7く9の読み方
日付は「な(7)く(9)」つまり泣くと読む語呂合わせから来ています。
日本の記念日ってこういう数字の語感を利用したものがすごく多いですよね。
7月9日だけでも「ジェットコースターの日」や「おなかキレイの日」など複数の記念日が重なっていて、なな→きゅうの日としても知られています。
ちなみに毎月9日は「クジラの日」でもあるので、9という数字自体がいろんな語呂に使われやすいのかもしれません。
全米が泣いたというキャッチコピーとの関係
このキャッチコピーは映画の宣伝文句として長年使われてきたもので、日本人にとってはかなり馴染み深い言葉だと思います。
全米感涙協会という団体名がここから発想されたという流れは、いかにも日本らしいユーモアだなと感じますね。
要するに、堅い由来ではなく言葉遊びと感情表現をかけ合わせたところにこの記念日の面白さがあるということです。
なぜ涙を流すことがいいと言われているのか
ここからは科学的な側面にも触れながら、泣くことの効果について解説していきます。
ストレス解消と副交感神経の関係
涙を流すと緊張や興奮に関係する交感神経が優位な状態から、リラックスを促す副交感神経が優位な状態へ切り替わることがわかっています。
東邦大学医学部の有田秀穂教授によると、たくさん涙を流すほどストレスが解消され、心の混乱や怒り、敵意も改善するという研究結果があるそうです。
ただ効果があるのは悲しいときや感動したときに流す情動の涙であって、玉ねぎを切ったときのような反射の涙にはこうしたリラックス効果はないとされています。
人物に共感して涙が出るまでには最低15分はかかるとも言われていて、じっくり感情を蓄積させてから泣くことに意味があるんですね。

涙活という活動との違い
泣く日と混同されやすい言葉に「涙活(るいかつ)」があります。涙活は離婚式プランナーの寺井広樹さんが2013年1月に提唱した造語で、意識的に泣くことでストレス解消を図る活動のことです。
泣く日はあくまで年に一度の記念日ですが、涙活は日常的に取り組める健康法として企業研修や医療現場でも取り入れられているそうで活動としての広がり方には違いがありますね。
涙活と感涙療法士について
涙を活用した取り組みは涙活だけにとどまらず、専門資格のような形にまで発展しているのが面白いところです。
涙活の始まり
寺井さんは自身が手がける離婚式で、元夫婦が号泣したあとに晴れやかな表情を見せる場面を見て、泣くことに着目したのがきっかけだったそうです。
そこから泣ける映画や朗読を使ったイベントを月1回ペースで開催するようになり、徐々に全国へ広まっていったという経緯があります。
感涙療法士の役割
涙活の広がりとともに登場したのが「感涙療法士」という資格で涙を流すことによる心のデトックスを人々に伝える役割を担っているそうです。
「なみだ先生」こと吉田英史さんという方がこの分野で知られていて、涙活の普及活動に取り組んでいるとのことでした。
医療や教育の現場でこうした取り組みが活用されているのはちょっと意外に感じる方も多いのではないでしょうか。

泣く日をどう過ごせばいいか
せっかくの記念日なので、実際にどう活用すればいいのか考えてみたいと思います。
具体的な過ごし方
泣く日には涙活に関わるイベントが開催されることもあるようですが家で気軽に取り組む方法もあります。
感動する映画を一本観る、昔読んだ小説を読み返す、思い出の曲を聴く、こういったシンプルな方法でも十分効果があると考えられます。
忙しい平日ではなく、週末にゆっくり時間を取るのがおすすめとされていて週末に号泣すれば1週間ほどストレス緩和が持続するという専門家の見解もありました。
筆者が感じたこと
個人的な話になりますが私も記事を書きながら泣ける映画を一本観てみたんです。
正直なところ最初は半信半疑だったんですが、観終わったあと肩の力がすっと抜けるような感覚があって、けっこう驚きました。
あくまで一個人の感覚なので万人に当てはまるとは言えないんですけど、涙を我慢するよりは流したほうが心が軽くなるというのはなんとなく実感として腑に落ちましたね。
忙しい毎日の中で感情を抑え込みがちな方こそ、こういう記念日をきっかけに一度立ち止まってみるのもいいかもしれません。
まとめ
- 泣く日は7月9日で、な7く9の語呂合わせから全米感涙協会が制定した
- 由来は映画の全米が泣いたというキャッチコピーにちなんでいる
- 涙には副交感神経を優位にしてストレスを解消する効果があるとされている
- 効果があるのは情動の涙であり、玉ねぎなどによる反射の涙とは異なる
- 涙活は寺井広樹さんが提唱した造語で、感涙療法士という専門的な取り組みにも発展している
- 週末にゆっくり感動できるコンテンツに触れることで涙活的な過ごし方を実践できる
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