この記事を読めば7月2日が「布ナプキンの日」と呼ばれる理由や、その背景にある千趣会の取り組み、そして布ナプキンそのものが歩んできた歴史までしっかりわかります。
なんとなく耳にしたことはあるけど由来までは知らない、という方けっこう多いんじゃないでしょうか。
生理用品の選択肢として気になっているけど踏み出せていない方にも、読んでみて「あ、そういうことか」と思ってもらえる内容になっていると思います。
布ナプキンの日はいつ制定されたのか
7月2日という日付がどんな経緯で記念日になったのかを整理していきます。
な(7)ぷ(2)きんの語呂合わせから生まれた
7月2日の布ナプキンの日はカタログ通販でおなじみの千趣会が制定した記念日です。
日付の由来は「な(7)ぷ(2)きん」という語呂合わせで、わりとシンプルなんですけど覚えやすくていいですよね。
日本記念日協会にも正式に登録されている記念日で千趣会が布ナプキンの普及を目的に定めたものだと紹介されています。
千趣会の新商品発売日と重なっていた
実はこの7月2日、語呂合わせだけが理由ではないんです。
千趣会は2008年7月2日に「いたわり素肌のmyナプ」という布ナプキンの新商品を発売していて、その発売日にも合わせて記念日が制定されたとされています。
つまり語呂合わせとマーケティング的な発売タイミングが両方うまく噌み合ったちょっと贅沢な記念日なんですよね。
同社の広報トピックスでも「2008年に登録されたこの日は、千趣会の布ナプキンの発売記念日でもある」と明記されています。
もうひとつの「布ナプキンの日」と混同しないように
ここ、実はかなり大事なポイントなので深掘りしておきます。
1月17日にも同名の記念日が存在する
調べていて自分もちょっと驚いたんですけど、布ナプキンの日って実はもう一つあるんです。
オーガニックコットン専門のアバンティ社(プリスティンブランド)が1月17日を「布ナプキンの日」として独自に発信しています。
こちらは阪神淡路大震災の避難所生活がきっかけで、災害時用の布ナプキンを作ってほしいという女性の声から生まれた商品にちなんだ日です。
制定元と由来がまったく違う点に注意
つまり7月2日は千趣会が語呂合わせと発売日にちなんで制定したもので、1月17日はアバンティが震災の経験から制定したもの、というまったく別の経緯を持つ二つの記念日なんです。
布ナプキンが生まれるまでの長い道のり
布ナプキンの日を理解するには生理用品そのものの歴史も知っておくとぐっと深みが増します。
平安時代から続く月経処理の歴史
平安時代の医学書「医心方」にはすでに月帯(けがれぬの)という月経用の布が紹介されていたそうです。
江戸時代になると褌のような形状の布が使われ、肌に当てる部分には浅草紙という再生和紙が一般的だったと記録されています。
明治時代には脱脂綿が普及し始め、大正・昭和に入るとガーゼで脱脂綿を包んだ生理処理用品が登場しています。
紙ナプキンの登場で逆転した使用率
転機が訪れたのは1961年で現代的な紙ナプキンが日本で初めて発売されました。
1962年の調査では脱脂綿使用者が67パーセントだったのに対し、わずか7年後の1969年の調査では脱脂綿使用者が5パーセントまで減り、ナプキン使用者が89パーセントへと一気に逆転したそうです。
この数字を見ると、紙ナプキンの普及スピードがいかに速かったかがよくわかりますよね。
布ナプキンはこの紙ナプキン全盛の時代を経て、近年あらためて注目されるようになった存在だと言えそうです。
なぜ今あらためて布ナプキンが見直されているのか
時代が一周して布ナプキンに再び光が当たっている理由を考えてみます。
エコ意識とSDGsへの関心の高まり
一般的な女性が生涯で出す生理用品のゴミは約110から140キログラムにもなると言われていて、布ナプキンならこのゴミがほぼゼロになります。
繰り返し洗って使えるので、長い目で見ると経済的なメリットもありますし、ゴミ問題への意識が高まっている今の時代にちょうど噌み合っている商品だなと感じます。
災害備蓄としての価値も再評価されている
ちなみに1月17日の布ナプキンの日が震災をきっかけに生まれたことを踏まえると布ナプキンには災害時の備えという側面もあります。
洗えば繰り返し使えるので、物資が届きにくい状況でも安心材料になりますし、東日本大震災の被災地にも布ナプキンが寄付された実績があるそうです。
布ナプキンを使う前に知っておきたいこと
最後に実際に使うとなった場合のリアルな部分も触れておきます。
肌へのやさしさと通気性のよさ
布ナプキンは通気性がよくビニールなどの化学素材を使わないので、かゆみやかぶれが軽減されたという声が多いです。
経血が固まる際の独特なニオイも化学反応が起きにくいので気になりにくいと言われています。
洗濯の手間と持ち歩きの不便さ
とはいえ正直なところ洗濯の手間は紙ナプキンに比べてどうしてもかかります。外出先で交換した使用済みの布ナプキンは持ち帰る必要があるので、密閉できる袋を用意しておくといいかもしれません。
慣れるまでは漏れやすさが気になるという声もあるので最初は紙ナプキンとの併用から始めるのが無難そうです。
まとめ
布ナプキンの日についてポイントを整理しておきますね。
- 7月2日は千趣会が「な(7)ぷ(2)きん」の語呂合わせと2008年の新商品発売日にちなんで制定した記念日
- 1月17日にもアバンティ社が制定した別の布ナプキンの日があり、震災経験がきっかけ
- 生理用品は平安時代から紙ナプキン全盛期まで長い変遷をたどってきた
- エコ意識の高まりと災害備蓄の両面から布ナプキンが再評価されている
- 肌へのやさしさはメリットだが、洗濯の手間は事前に理解しておくべき
7月2日が近づいたら布ナプキンを試してみるきっかけにしてみてはどうでしょうか。
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