この記事を読めば5月22日が「サイクリングの日」と呼ばれる理由や、その歴史的な背景がすっきりわかります。
「なんとなく聞いたことはあるけど、どんな由来なんだろう?」
と気になっている方にぴったりな内容です。
実はこの記念日には1960年代の日本スポーツ史とも深く結びついた、ちょっとドラマチックな背景があるんですよ。
サイクリングの日とは
5月22日のサイクリングの日は公益財団法人日本サイクリング協会(JCA)が制定した記念日です。
自転車を使ったレジャーやスポーツとしてのサイクリングへの関心を高め、自転車の安全な利用や普及を促進し、国民の健康増進に寄与することを目的として設けられています。
制定されたのはいつ?
「サイクリングの日」は2009年(平成21年)4月に正式に制定されました。
日本サイクリング協会が創立45周年の記念事業として宣言したもので、毎年5月22日がその日として定められています。
あの鮮やかな自転車の季節にぴったりの日付だと感じます。
なぜ5月22日なの?
5月22日が選ばれた理由には明確な歴史的根拠があります。
1964年(昭和39年)のこの日、日本サイクリング協会が文部大臣からサイクリングの普及推進を目的とする公益事業を行う財団法人として認可され、正式に設立されたのです。
つまり、協会の誕生日そのものが5月22日というわけです。
日本サイクリング協会の誕生まで
この記念日をより深く理解するには協会が設立されるまでの流れを知っておくと面白いと思います。
1954年、任意団体としてのスタート
日本サイクリング協会の原点は1954年(昭和29年)ごろ、
サイクリスト有志によって任意団体として結成されたことにあります。
ちょうどこの頃、日本では自転車を野外での健康的なスポーツとして楽しむ人たちが増えはじめ、全国各地に同好者のクラブが次々と生まれていたんですね。
1961年の「スポーツ振興法」が転換点に
任意団体のままだった協会が財団法人として認可されるきっかけを作ったのが、1961年(昭和36年)に制定された「スポーツ振興法」です。
この法律によってサイクリングが「国民の心身の健全化に有効なスポーツ」として国が奨励することが明文化されました。
要するに国が「サイクリングはいいスポーツだ」と公式に認めたわけです。
この後押しを受けて、1964年にようやく財団法人としての設立認可が下りたんです。
1960年代のサイクリングブームとの関係
5月22日という日付の重みをもう少し深掘りすると、1960年代という時代背景がすごく大事になってきます。
高度経済成長期に花開いたサイクリング文化
1960年代の日本は高度経済成長の只中にあり、人々の余暇が豊かになりはじめた時代でした。
自転車は実用品としてだけじゃなく、スポーツや旅のツールとして若者を中心に爆発的な人気を集めていました。
集団サイクリングのブームが起き、全国各地で同好会や協会が生まれていったのです。
財団法人設立の意義
この時代の熱気の中で誕生した日本サイクリング協会は、1975年には経済産業省からも認可を受け、文部科学省との共管団体となっています。
さらに2013年(平成25年)には内閣総理大臣の認定を受けて内閣府所轄の公益財団法人として現在に至ります。
60年以上の歴史を持つ組織がこの5月22日という日付を大切に記念日として守り続けているんだと思うと、なんか感慨深いものがありますね。
サイクリングが健康にいい理由
せっかくサイクリングの日にちなんで自転車を漕ぐことの健康効果についても触れておきたいと思います。
記念日をきっかけに自転車を始めてみようかと考えている方にも参考になるはずです。
体への負担が少ない有酸素運動
サイクリングはウォーキングやランニングと同様の有酸素運動でありながら、膝や腰への負担が少ないのが大きな特長です。
ランニングと比べると着地時の衝撃がほぼゼロなので、膝が痛い方や運動習慣のない方でも取り組みやすいんです。
体重60kgの人が楽に自転車を1時間こいだ場合、消費エネルギーは約210kcalと計算されています(メッツ法:60kg×3.5メッツ×1時間)。
生活習慣病の予防にも
自転車運動を定期的に続けることで糖代謝・脂質代謝が活性化して糖尿病や高血圧、脂質異常症の予防・改善効果が期待できます。
善玉コレステロール(HDL)が活発になることで、動脈硬化や心筋梗塞の予防にもつながるとされています。
しかも変わる景色を楽しみながら走れるので飽きにくい。これがわりとサイクリングを継続しやすい理由の一つじゃないかなと感じます。
まとめ:5月22日はサイクリングの日🚴
- 5月22日は公益財団法人日本サイクリング協会が2009年に制定したサイクリングの日
- 由来は1964年5月22日に同協会が文部大臣から財団法人として設立認可を受けたこと
- 1961年の「スポーツ振興法」がきっかけで国がサイクリングを奨励スポーツに指定し、協会設立へとつながった
- 5月5日「自転車の日」や6月3日「世界自転車デー」など、自転車に関連した記念日は複数存在する
- サイクリングは膝への負担が少ない有酸素運動で、生活習慣病予防にも効果が期待されている
5月は「自転車月間」でもあり、全国各地で様々なイベントや安全講習会が開催されています。
サイクリングの日をきっかけに久しぶりに自転車を引っ張り出してみるのも悪くないかもしれませんよ。
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