この記事を読めばデジタルの日がいつで、なぜその日になったのか、誰が何のために作ったのかがひと通りわかります。
「ニュースで見かけたけれど、結局どういう日なの?」
「自分に関係あるの?」
と感じている方に向けて書きました。
最初は「また新しい日が増えたのかな」くらいの受け止め方でした。
ところが調べていくと日付の決め方にも名前の意味にも、意外としっかりした背景があったんです。
デジタルの日とは?基本をまず整理
ここではデジタルの日の意味と目的、対象となる日付を押さえます。
毎年10月の第1日曜日と月曜日
デジタルの日は毎年10月の第1日曜日と月曜日の2日間です。
2022年以降はこのルールで固定されました。
「日」という名前なのに2日間あるのはちょっと不思議ですよね。
日曜と月曜をセットにした理由はあとで詳しく触れます。
「振り返り、体験し、見直す」機会
デジタル庁の説明では社会全体でデジタルについて定期的に振り返り、体験し、見直す機会として創設された日です。
掲げられている理念は「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」です。
最新の技術を自慢し合う日ではなく、「デジタルが苦手な人も置き去りにしない」という姿勢が中心にあるわけです。
ここは私が一番印象的に感じたところでした。
官民が連携して取り組む点
デジタル庁だけで完結する日でもありません。
官民で連携し、デジタル関連の技術やサービスを使った取り組みを進めて、社会全体の機運を高めるのが狙いです。
実際、自治体や企業が自分たちでイベントを組むケースが多く見られます。
この点もこの日の大きな特徴ですね。
デジタルの日の由来を詳しく解説
ここを読むと2021年の10月10日と11日が選ばれた経緯とその名前に込められた意味がわかります。
発案はデジタル改革関連法案ワーキンググループ
きっかけは2020年11月の「デジタル改革関連法案ワーキンググループ」での議論です。
社会全体でデジタルについて振り返り、体験し、見直し、共有し合える定期的な機会として「デジタルの日」の創設が発案されました。
つまり、突然降ってきた記念日ではなく法整備の議論の中から生まれた日なんです。
日付は「デジタル改革アイデアボックス」で募集
日付は「デジタル改革アイデアボックス」で募集されました。
その結果、2021年は二進数の「1」と「0」でできた10月10日(日)と11日(月)の2日間に決まっています。
コンピュータの世界を支える0と1を日付に重ねたというわけです。
ちなみに、投稿された案の数までは確認できませんでした。
たまたま日曜と月曜だったという事実
2021年の10月10日が日曜日、11日が月曜日だったことも大規模なイベントを開いて多くの人に参加してもらえた一因とされています。
ここから先は私の見立てですが、「日曜と月曜の2連続」という形が2022年以降も引き継がれたのは、この実績があったからかもしれません。あくまで推測です。
デジタルの日の歴史を年ごとに見る
ここでは2021年の創設から2026年までの流れを、年ごとに追っていきます。
2021年 デジタル庁創設を記念した初開催
2021年は10月10日と11日に初めて実施されました。
デジタル庁の創設を記念した「デジタル元年」の取り組みに加え、「デジタルデビュー」のための機会づくりや、中小企業など民間企業と地域のデジタル活用支援も行われています。
デジタル庁の発足は2021年9月1日でその約1か月後に初開催という流れでした。
かなりスピード感があったなと感じます。
初回のイベントでは日本の「デジタル度」の調査結果が発表され、「デジタル社会推進賞」の表彰も行われています。
2022年 10月2日と3日、「デジタル月間」が誕生
2022年は10月2日(日)と3日(月)でした。
この年から10月全体が「デジタル月間」と定められ、テーマは「ふれよう!#デジタルのチカラ」でした。
2日間だけだった取り組みが、1か月かけて続く形に広がったんですね。
2022年10月2日にはオンラインイベントが開かれ、「good digital award」ではグランプリを株式会社メディアドゥが受賞しています。
2023年以降 デジタル庁主催の催しは縮小
2023年以降もデジタルの日とデジタル月間は継続されます。
ただ、デジタル庁自身はオンラインイベントや賛同企業と団体の募集、good digital awardなどの実施を予定していないと明記されています。
代わりに、企業や団体が日付に合わせて自主的に取り組むことが期待されている形です。
「国が主役」から「みんなが主役」へ移ったと言えなくもないですよね。
2026年 10月4日と5日の各地の動き
2026年は10月4日(日)と5日(月)にあたります。
鹿児島市ではデジタル庁が定めるデジタルの日に合わせたイベントが開かれ、ドローン操縦体験などがありました。
鹿児島県天城町でも10月3日に第4回「デジタルの日2026in天城町」が開催されています。
児童生徒のデジタル作品コンテストの表彰やタイピングバトルなどが行われたそうです。
日本CTO協会は10月5日に組織のAI変革の現在地を測るガイドライン「AX Criteria」を公開しました。
公開日を選んだ理由はデジタルの日にAIとの協働を振り返ってほしいからと説明されています。

日付の決まり方と名前の意味を深掘り
ここを読むと「なぜ毎年日付が変わるのか」「2021年だけ10日と11日だったのはなぜか」の疑問がすっきりします。
2021年だけ固定日付だった理由
2021年は「1と0」にちなんだ10月10日と11日でした。
ところが2022年以降は、より多くの人が参加しやすいよう、「10月の第1日曜日と月曜日」に切り替わっています。
固定日付だと平日に当たる年は参加しづらくなります。
「日曜と月曜がセット」という形は休日を軸にした現実的な判断だったのでしょう。
「デジタル月間」との関係
デジタルの日は10月全体の「デジタル月間」の中心にある2日間です。
「まずデジタルの日にきっかけを作って、10月いっぱい体験を広げる」という二段構えだと私は理解しています。
私たちの暮らしでどう活かす?
ここでは一般の方がデジタルの日をどう使えるかを、私なりの考えも交えて紹介します。
家族や身近な人のデジタル体験に使う
理念が「誰一人取り残されない」なので実は一番しっくりくる使い方は、デジタルに不慣れな身近な人と一緒に何かを試すことかな、と思っています。
たとえばスマホの設定を見直したり、オンラインの手続きを一緒にやってみたり。
ちょっとした工夫ですが、年に1回の「見直しの日」と決めておくと続けやすい気がします。
地域や職場のイベントを探してみる
鹿児島市や天城町のように自治体が独自に体験イベントを開く例があります。
お住まいの市区町村の広報やホームページを、10月が近づいたらのぞいてみてください。
企業側にとっても新サービスの発表やキャンペーンの日付に選びやすいようです。
2026年のAX Criteriaの公開はその一例ですね。
自分のデジタル環境を棚卸しする
「振り返り、体験し、見直す」という趣旨に沿って、パスワードの使い回しやバックアップの有無、使っていないアプリの整理などをこの日に点検するのも手です。
これは公式の推奨ではなく私の提案です。大掛かりにやる必要はありません。
10分だけでも、案外すっきりしますよ。
まとめ:デジタルの日の要点
- デジタルの日は毎年10月の第1日曜日と月曜日で、10月全体は「デジタル月間」
- 目的は、社会全体でデジタルを振り返り、体験し、見直すこと
- 理念は「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」
- 発案は2020年11月のデジタル改革関連法案ワーキンググループ
- 2021年は「1」と「0」にちなむ10月10日と11日で、初開催
- 2022年以降は参加しやすさを考えて「第1日曜日と月曜日」に変更
- 2023年以降はデジタル庁主催の催しはなく、企業や自治体の自主的な取り組みが中心
カレンダーに入れて自分なりのデジタルの見直しデーにしてみてはいかがでしょうか。
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