どろソースの日は神戸のオリバーソース株式会社が「ど(10)ろ(6)」の語呂合わせで決めた記念日です。
この記事を読めば記念日が生まれた理由、どろソースの正体、神戸で育ってきた歴史、当日の楽しみ方までまとめてわかります。
「10月6日がどろソースの日らしいけれど、そもそもどろソースって何だろう」
「由来が語呂合わせだけなら、ほかに知っておくことはあるのかな」
と気になっていませんか?実はこの記念日の背景には、捨てられていたはずの沈殿物が看板商品になった話や、神戸の街の歴史がぎっしり詰まっています。
順番にひもといていきますね。
どろソースの日の基本情報
ここを読むといつ、誰がどんな目的で決めた記念日なのかを最短で整理できます。
10月6日は語呂合わせで決まった
どろソースの日は毎年10月6日です。
「ど(10)ろ(6)ソース」と読む語呂合わせでとてもシンプルな成り立ちなんですよね。
2026年だと10月6日は火曜日にあたります。
平日のど真ん中ですが夕飯のメニューに取り入れやすい曜日かもしれません。
制定したのはオリバーソース株式会社
制定者は兵庫県神戸市中央区に本社を置くオリバーソース株式会社です。
ソースやドレッシング、たれといった調味料に加えて、お好み焼やたこ焼などの冷凍食品も手がけている会社になります。
日本記念日協会が認定したのは2019年
この記念日は2019年(令和元年)に一般社団法人日本記念日協会が認定、登録しました。
目的は、旨味とコクのあるどろソースをもっと多くの人に知ってもらうことだそうです。
数字で見るかんたんプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 10月6日 |
| 由来 | ど(10)ろ(6)の語呂合わせ |
| 制定者 | オリバーソース株式会社 |
| 認定 | 2019年日本記念日協会 |
そもそもどろソースとは何か
ここでは名前だけ聞くとちょっとドキッとするどろソースの正体と、どんな味わいなのかがわかります。
ウスターソースの底にたまる「澱」が主役
どろソースはウスターソースを熟成させるあいだに、底へ自然に沈んでいく粘り気の強い沈殿物がもとになっています。
業界では「澱(おり)ソース」と呼ばれる存在です。
野菜や果実、香辛料の成分がぎゅっと濃縮されているので旨味もコクもしっかり。
かなり奥行きのある味になるんです。
辛口で刺激が強め
沈殿している成分は主に香辛料なので刺激はけっこう強いです。
調理に使うなら、まずは隠し味くらいの量から始めるのが安心だと言われています。
個人的にはいきなりたっぷりかけるより、少しずつ足していくほうが失敗しにくいと思います。
「どろ」は登録商標なのに一般名詞っぽく使われる
面白いのは、「どろ」がオリバーソースの登録商標(日本第3084659号)なのに、この種のソース全体を指す呼び方としても広まっていることです。
ここからは私の見立てですが、それだけ名前のインパクトが強く、人の記憶に残りやすかったのかなという気もしています。
由来と歴史を時系列でたどる
ここを読むと捨てられていた沈殿物が商品になり、記念日になるまでの流れがつかめます。
1923年、道満調味料研究所の創業から
オリバーソースの創業は1923年(大正12年)です。
創業者の道満清さんが「道満調味料研究所」を立ち上げたのが始まりでした。
日本のウスターソースは神戸が発祥とされていて、その土地でソースづくりが始まったと思うと、なんだか感慨深いですよね。
1936年ごろから配られていた「どろ」
ウスターソースづくりではどうしても底に澱がたまります。
道満調味料研究所は1936年から、この澱を「配布」していたそうです。
昔の神戸では、お好み焼き屋さんの「辛めのかくし味」として、知る人ぞ知る存在だったとも伝わっています。
常連さんにしか出さない店もあったほどで裏メニューみたいな扱いだったんですね。
廃棄していた澱を商品にするという発想
社長ご本人は取材で創業のころから澱はあったこと、産業廃棄物としてお金を払って処分していた時期があったことを話していました。
そこで二代目が「もったいないから売ろう」と考えたものの、味が安定せず、長くは続かなかったそうです。
1993年、ついにどろソースとして発売
課題を解決して商品化にこぎつけたのが当時の社長の道満雅彦さんです。
決め手はコーンスターチだったと本人が話しています。
発売時期は1993年(平成5年)3月から製造、販売が始まったとされています。
廃棄か無償配布かという扱いから「商品にする」へ。
逆転の発想だったと思います。
2019年に記念日へ
発売から約四半世紀を経た2019年、10月6日が記念日として登録されました。
長く愛されてきた商品に、ようやく「今日はこの日」という目印ができた感じでしょうか。
名前に込められた「どろ」の意味
ここではなぜあえて「どろ」という大胆な名前になったのか、その背景を整理します。
どろりとした性状がそのまま名前に
商品名の「どろ」は粘りのある性状に由来します。
水の混ざった土の泥ではなく、どろりとした質感を表した名前なんですよね。
あえて攻めたネーミングという見方
社長ご本人は取材で「どろというネーミングも大胆でしょ」と笑って話していました。
自社の食品にわざわざ「どろ」と名づける会社は確かにあまり思いつきません。
それでも、これ以上ぴったりな名前もない気がします。
名前が記念日の語呂合わせにもつながった
「どろ」という短くて覚えやすい響きがあったから、10月6日という語呂合わせも自然に成立したのだと思います。
これは完全に私の推測ですが長い名前だったら記念日の日付は決めにくかったかもしれません。
どろソースを広めた「そばめし」と神戸の粉もん文化
ここを読むとどろソースが関西の家庭や冷凍食品に広がったきっかけが理解できます。
そばめしブームが追い風に
どろソースが注目を集めた大きなきっかけはそばめしブームです。
テレビ番組で取り上げられた直後の2000年(平成12年)12月には、前月比で60%も売上が伸びたと伝えられています。
ご飯がパラリとほぐれるという強み
オリバーソースの社長は取材でコテにのせるとご飯が「にゃんパラリ」と落ちると表現していました。
味が凝縮されているので少量でも味が決まり、パラパラの仕上がりになるそうです。
食べ物の食感を、こんな言葉で伝える感覚が面白いなと印象に残りました。
冷凍そばめしとの深い関係
大手の冷凍食品メーカー2社が冷凍そばめしにどろソースを採用して大ヒットしたそうです。
在庫が切れたときには一時的に販売を止めたという話もあります。
「オリバーのどろソース以外は使わない」
と言い切ったというエピソードは強烈でした。
生産量に限りがある事情
どろソースはウスターソースなどをつくる過程で生まれるものです。
そのため、つくれる量には限りがあります。
澱が沈むまで長く寝かせる必要があるのも理由です。
工場見学の記事によると釜の下の漏斗状の部分から抜いたどろを1〜2年寝かせて、ようやく完成するそうです。

100周年企業が続ける新しい挑戦
ここでは2025年の10月6日に何があったのか、動きを押さえます。
2025年10月6日にTシャツとソックスが登場
2025年10月6日、オリバーソースはアパレルのコレクション「Drip Doro-濃厚一滴-」を発売しました。
内容はどろソースTシャツとどろソックスです。
食べ物の記念日に服が出るなんて驚きました。😳

価格とコラボの中身
Tシャツは大阪・日本橋のたこ焼き店GOONIESとのコラボで、税込5,500円です。
ソックスは税込550円で、サイズは23〜27cmでした。
たこ焼き店の名物トッピングがどろソースという縁から実現したそうです。
若い世代へ届けたいという狙い
会社は若い世代にも愛されるブランドを目指し、SNSやコラボ企画で接点をつくってきたと説明しています。
記念日をただ祝うだけでなく新しいファンを増やす場にしているのだと感じました。
どろソースの日の楽しみ方
ここを読むと当日に自宅や外食で気軽に試せるアイデアが見つかります。
少量から試すのが基本
先ほどの通り、刺激が強めのソースです。
いつもの料理にほんの少しだけ足すところから試してみてください。
お好み焼きや焼きそば、たこ焼きなど、粉もんとの相性は昔から評判がいいみたいです。
炒め物に使うと味が決まりやすい
そばめしやチャーハンのようにご飯を炒める料理にも合います。
少量で味が決まるので使いすぎない目安にもなりますね。
私のおすすめはいつもの焼きそばに小さじ1杯弱足す方法です(これは経験からの感覚値で、分量は好みで調整してください)。
同じタイプのソースも探してみる
ほかにも神戸や関西の各社から、沈殿物を使った似たタイプのソースが出ています。
ただ、この記念日の話題からは外れてしまうので、ここでは詳しく触れません。
気になったら、スーパーのソース売り場を少しのぞいてみてください。
まとめ
- どろソースの日は10月6日で「ど(10)ろ(6)」の語呂合わせが由来です。
- 制定したのは神戸のオリバーソース株式会社で2019年に日本記念日協会が認定しました。
- どろソースは、ウスターソースの熟成中にたまる沈殿物を活かした、辛口で旨味の濃い調味料です。
- 1993年の発売後、そばめしブームで広まり、今では会社を代表する商品になりました。
- 2025年にはTシャツとソックスも登場し、若い世代へのアプローチも進んでいます。
10月6日はいつもの料理にほんの少しだけどろソースを足して、その奥深い味を確かめてみてはいかがでしょうか。
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