やさしい日本語の日とは?由来や歴史を解説【8月3日】

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「やさしい日本語の日」は2025年8月1日に一般社団法人日本記念日協会の審査を経て登録された記念日で、8月3日を「やさ(83)」の語呂合わせにしています。

この記事では由来や歴史、ハサミの法則までまとめて解説していきます。

目次

やさしい日本語の日とは何か知りたい方へ

まず結論からお伝えすると8月3日は「やさしい日本語」を広めるために2025年に新しく制定された記念日なんです。

ここを読めばいつ誰がなぜこの日を作ったのかその全体像がすっと理解できるはずです。

制定した団体と登録の経緯

「やさしい日本語の日」は一般社団法人やさしい日本語普及連絡会が、一般社団法人日本記念日協会の審査を経て登録した記念日です。

登録日は2025年8月1日だったそうなんです。

個人的にはこんなに社会的意義のある記念日が意外と最近できたばかりだったんだと知って、ちょっと驚きました。

8月3日に込められた語呂合わせ

日付の由来は語呂合わせが二重になっていて、なかなか凝った作りになっています。

「やさしい」の「やさ(8・3)」に加えて、「ハサミの法則」の「ハサ(8・3)」も掛けられているんです。

ちなみに「やさしい日本語」は略して「やさ日(にち)」と呼ばれることも多くて、「8・3・日」で「やさにち」とも読める仕掛けになっているみたいですね。

要するに、覚えやすさまで考え抜かれた日付選びだったと言えそうです。

やさしい日本語の由来を深掘りする

「やさしい日本語」という言葉自体は記念日よりずっと前から存在していて、その発祥をたどると大きな災害の記憶に行き着きます。

ここでは言葉そのものの由来とそこに込められた二つの意味について説明していきますね。

阪神淡路大震災がきっかけだった

やさしい日本語が生まれたのは1995年1月17日の阪神・淡路大震災がきっかけでした。

震災では6,000人を超える命が失われて、20万棟以上の家屋が倒壊するという大きな被害が出たんです。

当時被災地には約10万人の外国人住民が暮らしていたにもかかわらず、避難情報のほとんどが日本語だけで発信されていて、命を守るための情報が十分に行き届いていなかったと言われています。

「速やかに避難してください」というような表現は、日本語をまだ学んで間もない人にとっては理解が難しかったようですね。

結果として、外国人住民の死亡率は日本人の約2倍に達したという報告もあります。

この現実を目の当たりにした弘前大学の佐藤和之教授が「防災のためのやさしい日本語」を提唱したことが、やさしい日本語の始まりとされています。

「やさしい」に込められた二つの意味

佐藤教授が減災のための情報を平易にして、外国人住民の約8割が理解できると確認された表現を「減災のためのやさしい日本語」と定義したそうです。

ここが個人的にすごく印象深いなと思うポイントなんですが、佐藤氏は「やさしい/Yasashii」という表記を使っていて、これは「易しい(plain)」という分かりやすさだけでなく、「優しい(kind,caring)」という思いやりの意味も込めているんです。

言葉のわかりやすさと、相手を思う気持ちの両方が「やさしい」に詰まっているというのはなかなか深いなと感じました。

やさしい日本語が広がった歴史をたどる

震災をきっかけに生まれたやさしい日本語ですがそこからどうやって今の広がりに至ったのか、歴史の流れを整理してみますね。

災害対応から全国への広がり

阪神淡路大震災の後、やさしい日本語は2004年の新潟県中越地震や2011年の東日本大震災を経て、全国的な広がりを見せるようになりました。

日本語による死傷者の割合が約1パーセントだったのに対し、外国人の死傷者は2パーセント以上だったというデータもあって、この差がやさしい日本語の必要性を後押ししたと考えられています。

平時の活用へ広がった経緯

2000年代に入ると災害時だけでなく平時のやさしい日本語での情報発信も、地方公共団体や国際交流協会で始まったそうです。

近年では外国人観光客とのコミュニケーションや、外国人住民と日本人住民の交流を促進する手段としても活用が進んでいて、行政や医療、教育、観光、企業研修、介護といった分野まで幅広く使われるようになっています。

政府が公表した「外国人の受入れ・秩序ある共生のための総合的対応策」にもやさしい日本語の推進が盛り込まれているみたいですね。

東京都が実施した意識調査によると、やさしい日本語の認知度は2022年の36.8パーセントから2026年には52.3パーセントまで上昇していて、着実に社会へ浸透してきていることがわかります。

だんだんと認知が広がっているんだなと、数字を見て実感しました。

やさしい日本語を実践する方法

やさしい日本語の日をきっかけに実際にどう使えばいいのか気になった方もいるかもしれません。ここでは代表的な実践方法である「ハサミの法則」を紹介します。

ハサミの法則という考え方

やさしい日本語には「ハサミの法則」という実践のコツがあって、これは「はっきり言う」「さいごまで言う」「みじかく言う」の頭文字を取ったものです。

「はっきり言う」は口の形をはっきりさせて話すことで、ゆっくり話すこととは違うそうです。

「さいごまで言う」は文末をあいまいにせず、「そうなんだけど…」のように途中で止めないことを指します。

「みじかく言う」は一つの文には一つのことしか言わないという意味で、この三つの中でも特に大事にされているポイントみたいですね。

第一人者と発展の歩み

やさしい日本語普及連絡会の代表理事を務めているのが吉開章さんです。

吉開さんは2016年に「やさしい日本語ツーリズム」企画を故郷の柳川市で実現し、同時に「やさしい日本語ツーリズム研究会」を立ち上げて、代表として社会普及に尽力してきました。

2023年4月には独立して一般社団法人やさしい日本語普及連絡会を設立し、代表理事に就任しています。

著書には『入門・やさしい日本語』や『ろうと手話やさしい日本語がひらく未来』などがあって、講演やメディア掲載も多数あるようです。

この連絡会が2025年に「やさしい日本語の日」を制定した団体そのものなので、記念日の背景を理解するうえで欠かせない人物と言えそうです。

この記事のポイントまとめ

  • やさしい日本語の日は2025年8月1日に登録された比較的新しい記念日
  • 8月3日は「やさ(83)」と「ハサミの法則」の「ハサ(83)」を掛けた語呂合わせ
  • やさしい日本語自体は1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに生まれた
  • 「やさしい」には「易しい」と「優しい」の二つの意味が込められている
  • 実践のコツは「はっきり」「さいごまで」「みじかく」のハサミの法則
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