えいようかんの日とは?由来や歴史を解説【3月、6月、9月、12月1日】

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この記事を読めば「えいようかんの日」がいつ・なぜ設定されたのか、その背景にある防災の意味まで丸ごと理解できます。

「えいようかんの日って聞いたことあるけど、何の日なんだろう?」

と思った方、けっこう多いんじゃないかと思います。

実は年に4回もある記念日で防災とかなり深い関わりを持っているんです。

目次

えいようかんの日とは

年4回制定された「えいようかんの日」。

その根本にあるのは防災備蓄食品の定期点検を生活習慣にしてもらいたいという願いです。

誰がいつ制定したのか

「えいようかんの日」は三重県津市に本社を置く井村屋株式会社が制定した記念日です。同社が2023年12月に一般社団法人・日本記念日協会へ申請し、同年に正式に認定・登録されました。

なんか記念日って1日だけのものが多いイメージですよね。

でもえいようかんの日はちょっと違って、年4回(3月1日・6月1日・9月1日・12月1日)という珍しい形なんです。

ちなみに井村屋グループは1896年(明治29年)の創業であずき製品やアイス、和菓子など幅広い食品を手がける老舗メーカーです。

企業スローガンは「おいしい!の笑顔をつくる」。

記念日の目的

この記念日がつくられた目的はシンプルに言うと防災備蓄食品の定期点検とローリングストックへの意識を高めること。

ローリングストックという言葉、聞いたことありますか?

備蓄品を日常的に食べながら、食べた分だけ新しく買い足すことで常に一定量の備えがある状態を保つ方法のことです。

一度備えてそのまま放置するのではなく、生活の中に組み込んでいくという考え方で個人的にはこのアプローチ、すごく現実的だなと感じています。

日付の由来は防災との深い関係

年4回の日付は偶然ではなく、既存の防災関連の記念日とぴったり連動しています。

9月1日は「防災の日」

9月1日は「防災の日」として国が定めた日で1923年に発生した関東大震災にちなんでいます。

毎年この日を中心に防災訓練が各地で行われていて日本で防災について考えるうえで最も重要な日のひとつです。

えいようかんの日の中でも9月1日はこの「防災の日」と重なっているんです。

防災の意識が高まるタイミングに記念日を置いた、という流れですね。

3月、6月、12月1日の由来

残り3つの日付(3月1日・6月1日・12月1日)には「防災用品点検の日」という別の記念日がすでに存在しています。

この「防災用品点検の日」は防災システム研究所の防災アドバイザーである山村武彦氏が制定したもの。

関東大震災が起きた9月1日を中心に、季節の変わり目にあたる3月、6月、12月の各1日を加えることで年4回の定期点検を促すという設計になっています。

要するにえいようかんの日はこの「防災用品点検の日(年4回)」と完全に一致する形で設定されたわけです。

防災用品を点検するタイミングに備蓄食品も一緒に確認してほしいという意図が読み取れますよね。

えいようかんとはどんな商品か

「えいようかんの日」を語るうえでその主役である商品のことを知っておくことも大事です。

2007年に誕生した防災特化の羊羹

えいようかんは2007年に井村屋が開発した防災備蓄用に特化した練り羊羹です。

一般的な水ようかんや練り羊羹とは異なり、最初から非常時の使用を想定して設計されています。

商品名の「えいようかん」は、「栄養があるようかん」「防災食に良いようかん」という意味を込めた造語で名古屋弁的な語感から名付けられたとも伝わっています。

思った以上に考えられた名前でちょっと驚きました。

5年保存とアレルゲンフリーという強み

えいようかんの主な特徴を整理すると、こんな感じです。

5年6ヶ月の長期保存が可能というのがまず大きな特徴で一般的な保存食と比較してもかなり長い期間をカバーしています。

1本(60g)あたり171kcalでご飯小盛1杯分と同等のエネルギーを確保できます。

それだけじゃなく特定原材料等28品目のアレルゲン不使用という点も見逃せません。

学校や職場、公共施設での備蓄として配布しやすいのはこのためで、実際に複数の自治体がオリジナルパッケージで導入しています。

パッケージには暗闇でも見つけやすいホログラム加工の「マル備」マーク、暗所でも開けやすい開封口、点字表示も施されていて、ユニバーサルデザインが徹底されているんです。

細部への気配りが意外とすごいなと思うポイントです。

能登半島地震で注目が集まった背景

「えいようかんの日」が制定される前後の時期に日本では大きな出来事がありました。

2024年元日の被害と備蓄食品への関心

2024年1月1日に発生した能登半島地震では多くの人が避難生活を余儀なくされ、備蓄食品の重要性が改めて注目されました。

この出来事が社会的な防災意識の高まりと重なったことでえいようかんの認知度も一気に上がったといわれています。

井村屋が「えいようかんの日」を日本記念日協会へ申請したのは2023年12月のことで、ちょうど能登半島地震の直前にあたります。

その後2024年2月に記念日の制定が正式に発表され、タイムラインとして考えるとなんとも絶妙な時期だったなという印象があります。

ところが防災備蓄の意識は地震が起きてから高まるのではなく、日常的に維持してこそ意味があります。だからこそ「年4回の定期点検」という設計が生きてくるわけです。

えいようかんの日を使ったローリングストックの実践

記念日を知るだけで終わらず、実生活に活かすことが本来の目的です。

3ヶ月ごとに点検するサイクルをつくる

3月、6月、9月、12月の各1日はちょうど3ヶ月に1度のペースで訪れます。

これはローリングストックの実践サイクルとして非常に合理的な間隔で5年保存のえいようかんを備蓄している場合でも、賞味期限切れを防ぐために定期的な確認が欠かせません。

実践のイメージとしてはえいようかんの日が来たら備蓄棚を開けて確認し、消費したぶんを補充する。

この繰り返しが「備えが常にある状態」を維持する基本です。

「えいようかん」以外の備蓄も一緒に確認を

えいようかんの日はえいようかん単体の確認だけでなく、備蓄全体を見直すきっかけとして活用するのが効果的です。

水の期限、乾電池の在庫、救急セットの状態など防災用品点検の日として設定された趣旨がまさにここにあります。

まあ個人的な話をすると防災グッズってどうしても「いつか確認しよう」で後回しになりがちですよね。

年4回の記念日という「外からのきっかけ」があることで、習慣化しやすくなるというのは案外うまくできた設計だと思います。

まとめ

  • えいようかんの日は3月1日、6月1日、9月1日、12月1日の年4回
  • 制定したのは井村屋株式会社、2023年12月に日本記念日協会が認定・登録
  • 日付は「防災の日」(9月1日)と「防災用品点検の日」(3月・6月・12月1日)に合わせたもの
  • 「防災用品点検の日」は防災システム研究所の山村武彦氏が制定した既存の記念日
  • 目的は備蓄食品の定期点検とローリングストックの習慣化
  • えいようかんは2007年に開発、5年6ヶ月保存可能・アレルゲン不使用・171kcal
  • 2024年の能登半島地震前後に注目度が急上昇

次のえいようかんの日(6月1日)が来たらぜひ防災備蓄の確認を試してみてください。

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