みんなのiDeCoの日とは?由来や歴史を解説【9月16日】

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毎年9月16日が近づくと、iDeCoに関するニュースやセミナーの話題がちょっと増える気がしませんか。

この記事を読めばみんなのiDeCoの日がいつ誰によって制定されたのか、そしてその背景にある歴史がひと通りわかるようになっています。

「iDeCoって聞いたことはあるけど、なぜ9月16日が記念日なんだろう」

と気になっている方に向けて由来から丁寧に紐解いていきますね。

目次

みんなのiDeCoの日はいつ制定されたのか

ここでは記念日そのものの基本情報を整理しています。まずは誰がどんな目的でこの日を作ったのかを見ていきましょう。

特定非営利活動法人確定拠出年金教育協会が制定

みんなのiDeCoの日を制定したのは特定非営利活動法人「確定拠出年金教育協会」です。

この団体は2002年1月21日に東京都から認証を受けたNPO法人で、通称「NPO法人DC・iDeCo協会」としても知られています。

本部は東京都中央区日本橋茅場町にあり、理事長は斎藤順子氏という方が務めているんですね。

活動の中身としては企業型確定拠出年金を導入している企業への調査や、フォーラムのようなイベントの開催、それに「iDeCoナビ」という情報提供サイトの運営が主な3本柱になっているようです。

月間で約20万人が訪れるとされるこの「iDeCoナビ」は、確定拠出年金に関わる情報をわかりやすく届ける役割を担ってきたみたいです。

設立の経緯を見ていくと日本で確定拠出年金制度がスタートした2001年10月からわずか半年ほど後に発足した団体だということもわかります。

制度が始まったばかりの時期に、いち早く教育や普及の必要性を感じて立ち上がった団体だったんだなと正直ちょっと感慨深いものがあります。

記念日制定の目的は主体的な資産形成のきっかけづくり

この記念日が目指しているのは年金加入者が自分の責任で資産形成のための賢い選択を行えるように、その効果的な教育を中立の立場で支援することです。

記念日を通じて多くの人が自分の未来を見つめ直し、主体的に将来へ備えるきっかけを作ろうという狙いがあるんですね。

私が思うこととしてiDeCoは自分で掛金を決め、自分で運用先を選ぶ制度なので、そもそも「知らないと始められない」という特性があります。

だからこそ、単に商品を売るための広報ではなく教育という中立的な立場から普及を後押しする団体が記念日を作った、という点が地味に大事なポイントだと感じています。

売り手側の宣伝ではなく教育団体が主導した記念日という位置づけが、この記念日の信頼性を支えているのかもしれません。

日付の由来は2016年9月16日の愛称発表

ここを読むとなぜ数ある日付の中から9月16日が選ばれたのか、その根拠がはっきりします。

厚生労働省が愛称「iDeCo」を発表した日

みんなのiDeCoの日の日付は厚生労働省が個人型確定拠出年金の愛称を「iDeCo(イデコ)」と発表した日、2016年9月16日にちなんでいます。

実際に厚生労働省がオブザーバーとして参加していた「確定拠出年金普及・推進協議会」が、この日に愛称を正式決定したという発表資料が公開されています。

発表文によると、愛称の募集は2016年8月1日から8月21日まで実施され、応募総数は4,351件にのぼったそうです。

その中から愛称選定委員会が選び抜き、確定拠出年金普及・推進協議会が同日に最終決定した、という流れになっています。

ちなみに選定委員会にはスポーツコメンテーターの杉山愛氏や、ファイナンシャルプランナーの井戸美枝氏なども名を連ねていたようで、金融の専門家だけでなく一般に馴染みのある人物も加わっていたのが印象的でした。

参考:https://www.mhlw.go.jp/content/10600000/001717217.pdf

「iDeCo」という名称に込められた意味

採用されたのは30代の女性会社員が考案した案だったと伝えられています。

「iDeCo」は英語表記のindividual-type Defined Contribution pension planの単語の一部から構成されていて、頭文字の「i」には「私」という意味も込められているんだそうです。

個人型確定拠出年金の「個人」という部分と、自分自身で運用するという制度の特徴をうまく重ね合わせた発想だなと思います。

選定理由としては英語表記をうまく要約している点に加えて、「イデコ」という響きが親しみやすく、小文字と大文字を交互に組み合わせた表記がスタイリッシュな印象を与える、という点も評価されたようです。

それまでは「個人型確定拠出年金」や「日本版401k」という呼び方が一般的だったので、愛称ができたことで一気に浸透しやすくなったんじゃないかなと感じます。

iDeCoという制度そのものの成り立ち

ここでは記念日の由来となった制度自体がどのように生まれ、育っていったのかを見ていきます。

2001年に確定拠出年金制度としてスタート

iDeCoの土台となる確定拠出年金制度は、2001年10月に確定拠出年金法が施行されたことで始まりました。

もともとはアメリカの401kプランを手本にして設計された制度だと言われていて、公的年金に上乗せする形で自分の掛金を自分で運用し、将来受け取る仕組みが作られたんですね。

当初は主に会社員などが対象でまだ加入できる人の範囲は限られていました。

2016年に愛称が決まったのと同じ時期、厚生労働省と金融庁は個人型DCをより多くの人に広めるための方針転換にも動いていたようです。

加入対象者の拡大と愛称の発表を同時に進め、イメージキャラクターまで作成したという経緯があります。

2017年1月からは専業主婦や公務員も加入できるようになり、これによって加入者数は大きく伸びていきました。

加入者数は363万人を超える規模に成長

厚生労働省の資料によるとiDeCoの加入者数は2025年3月末時点で363.1万人に達しています。

2025年2月末の時点では361万242人で、前年同月比111.2%という伸びを見せていたようです。

ちなみに2024年12月の制度改正をきっかけに新規加入者数が大きく増えたとも報じられていて、同月の新規加入者数は3万8052人だったという発表もあります。

肌感で言う、愛称が決まった2016年当時はまだ「聞いたことはあるけどよくわからない制度」という印象が強かった気がします。

それが00万人を超える加入規模になっているわけで、制度自体の存在感がかなり大きくなったんだなと実感します。

とはいえ、日本の労働人口全体から見ればまだ加入率は高いとは言えない水準だと考えられます。

この点はあくまで自分の見立てですが、記念日をきっかけに制度への理解を広げる意義は、まだ十分に残っているように思えますね。

iDeCoの仕組みと制度改正の動き

ここでは記念日の背景にあるiDeCoという制度がどんな仕組みで、どのように変化してきているのかを解説します。

自分で掛金を決めて自分で運用する私的年金

iDeCoは自分で決めた掛金額を積み立てながら、その掛金を自分で運用していくことで将来に向けた資産形成を進める年金制度です。

月々5,000円から始められ、掛金額は1,000円単位で自由に設定できるとされています。

掛金の上限額は職業や加入している企業年金の状況によって異なり、自営業者やフリーランスの場合は月額6万8,000円、企業年金のない会社員は月額2万3,000円といった具合に幅があります。

積み立てた掛金は、投資信託や定期預金などあらかじめ用意された金融商品の中から自分で選んで運用します。

運用の結果によって将来受け取れる金額が変わってくるので、いわば「自分の判断が反映される年金」という側面が強いんですね。

だからこそ、教育や情報提供を担う団体の存在が制度の普及にとって欠かせなかったのかもしれません。

2024年12月と制度改正のポイント

2024年12月には制度改正が施行され、企業型DCやDBなど他の企業年金に加入している会社員や公務員のiDeCo拠出限度額が、月額1万2,000円から月額2万円に引き上げられました。

ただ、企業年金の掛金額とiDeCoの掛金の合計は月額5万5,000円が上限とされていて、企業側の負担額によってiDeCo側の枠が変動する仕組みになっています。

さらに先を見ると、2026年12月からはより大きな改正が予定されているようです。

加入できる年齢の上限が現行の65歳未満から70歳未満へ引き上げられる予定で、定年後も働く人や60代から資産形成を始めたい人にとって選択肢が広がる形になると案内されています。

個人的には加入年齢の上限が上がることで、記念日が呼びかけている「主体的に将来へ備える」という考え方が、より多くの世代に届きやすくなるんじゃないかなと感じています。

参考:https://www.gov-online.go.jp/article/202412/entry-6825.html

みんなのiDeCoの日に合わせた取り組み

ここでは記念日にちなんで実際に行われている活動の一例を紹介します。

記念日がただの暦の上の存在ではなく、実際の啓発活動に結びついている様子がわかると思います。

資産形成をテーマにした川柳コンクールの開催

金融情報メディアのFinaseeでは、確定拠出年金教育協会の協力のもと、9月16日の記念日にちなんで「資産形成とリタイアメント川柳」というコンクールが企画されたことがあります。

iDeCoや企業型DC、リタイアメントに関連する気持ちを詠んだ川柳を全国から募集し、最優秀賞や入賞作品が発表される取り組みだったようです。

たとえば最優秀賞に選ばれた作品は、iDeCo」の文字を分解して折句にするという発想で、始めることへの行動喚起と制度活用の本質を同時に表現していた点が評価されたと紹介されています。

こうした川柳のような柔らかい形での発信は堅い制度の話を身近に感じてもらうための工夫として、なかなかいい着眼点だなと思いました。

記念セミナーが開催されたケースもあり、企業型DCとiDeCoを合わせて考える機会が用意されていたようです。

まとめ

みんなのiDeCoの日について由来と歴史を振り返ってきました。

要点を整理すると次の通りです。

  • 記念日は特定非営利活動法人確定拠出年金教育協会が制定した
  • 日付は厚生労働省が愛称「iDeCo」を発表した2016年9月16日にちなんでいる
  • 愛称は一般公募4,351件の中から選ばれ、30代女性の案が採用された
  • iDeCoの土台となる確定拠出年金制度は2001年10月に始まった
  • 加入者数は2025年3月末時点で363.1万人を超える規模になっている
  • 2024年12月と2026年12月に制度改正が予定・実施されている

9月16日が近づいたら、この記念日をきっかけに自分の将来のお金について少し考えてみるのもいいかもしれませんね。

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