ゲーム好きなら一度は目にしたことがある「ファミ通の日」。
この記事を読めばなぜ9月1日がファミ通の日になったのか、そしてファミ通そのものがどんな歩みをたどってきたのか、しっかりわかるようになっていますよ。
「なんとなく聞いたことはあるけど由来までは知らない」
という方、けっこう多いんじゃないでしょうか。せっかくなので由来から歴史まで一気に整理していきますね。
ファミ通の日とはどんな記念日なのか
まずはこの記念日の基本情報から押さえていきましょう。
誰が何のために制定したのかを知ると、記念日への理解がぐっと深まる気がします。
制定した企業と目的
ファミ通の日はゲーム情報誌『週刊ファミ通』の編集部が制定した記念日です。
目的は同誌を通じてゲームの魅力をより多くの人に知ってもらうことだとされています。
ちなみに発行元の名称は時代によって変わっていて「株式会社KADOKAWA・DWANGO(現:カドカワ株式会社)」が制定したと紹介されているものもあります。
発行元はKADOKAWA Game Linkageというグループ会社になっていて、この辺りは会社統合や組織再編が何度もあった業界ならではの複雑さだなと感じます。
日本記念日協会への登録日
この記念日は2004年4月20日に、一般社団法人日本記念日協会へ正式に登録されました。
記念日として認定されるには申請と審査が必要なので、単なる語呂合わせのネタで終わらせず、きちんと手続きを踏んで公式な記念日にしたところがファミ通らしい真面目さかもしれませんね。
9月1日になった由来の語呂合わせ
ここが一番気になるポイントだと思います。なぜ9月1日なのか順を追って説明していきますね。
「ファ(8)ミ(3)通(2)」が生む8月32日
日付の由来は「ファ(8)ミ(3)通(2)」という語呂合わせです。
数字を並べると832になり、これを月日に見立てると8月32日という、実在しない日付が出来上がります。
この時点でもう独特ですよね、存在しない日を作り出すという発想自体が。
なぜ8月31日の翌日という発想になったのか
存在しない8月32日をそのまま記念日にはできないので、8月31日の翌日という考え方で9月1日に落ち着いたというのが定説です。
「ゲーム情報誌ならではの遊び心のある決め方」と表現されています。
個人的には無理やり感を逆に楽しんでいるようなノリの良さが、ファミ通というメディアの空気感をよく表しているなと思いました。
ファミ通の歴史を振り返る
記念日そのものだけでなく母体となる雑誌がどう生まれ育ってきたのかも知っておくと、記念日への愛着が増すはずです。
1986年の創刊とファミコン通信という前身
ファミ通の前身は1986年6月6日に創刊された『ファミコン通信』です。
パソコン雑誌『Login(ログイン)』の一コーナーから派生する形で独立創刊されたという経緯があります。
創刊号の表紙は『べーしっ君』、裏表紙は『スーパーマリオブラザーズ2』の広告だったそうで、当時の記事にはすべてふりがなが付いていたというのも、ゲーム誌がまだ子ども向けの色合いを強く持っていた時代の名残なんだろうなと感じます。
週刊化と名称変更の歩み
創刊当初は隔週刊でしたが、1991年7月12日発売号(第136号)から週刊化されました。
そして1995年12月22日発行号より、それまで愛称として使われていた「ファミ通」が正式名称に変わっています。
実に約10年の月日をかけて、通称が正式名称に昇格した形ですね。
長く使われた呼び名が公式になるというのは読者からの愛され方がそのまま反映された結果なのかもしれません。
発行元の移り変わり
発行元はアスキー、エンターブレイン、KADOKAWA、カドカワ、そしてGzブレイン(KADOKAWA Game Linkage)と、時代とともに何度も変わってきました。
ゲーム業界の再編や出版社統合の波をまさに身をもって経験してきた雑誌だと言えそうです。
記念日ならではのエピソードと関連する号
ここでは記念日と実際の誌面がどうつながっているのか、他ではあまり触れられていない部分まで踏み込んでみますね。
通巻832号の語呂合わせ企画
記念日登録から半年ほど経った2004年11月12日、通巻832号(11月26日増刊号)が発行されました。
832という号数自体が「ファミ通」の語呂合わせになっていて、記念日制定だけでなく号数にも同じ語呂を仕込むという、かなり凝った演出がされていたことがわかります。
こういう細部までのこだわりがあるからこそ、ただの企業PRの記念日で終わらずに長く語り継がれているのかなという気がします。
創刊40周年を迎えた2026年の動き
ちなみに今年2026年6月6日、ファミ通は創刊40周年という大きな節目を迎えました。
記念して400ページを超える超特大号が発売されたほか、6月中は4号連続で周年記念号を展開し、11月7日には秋葉原でリアルイベント「ファミ通40周年フェス」の開催も決まっているそうです。
9月1日のファミ通の日と直接の関連はありませんが、同じ年にこれだけの節目が重なるのは、なんだか感慨深いものがありますね。
ファミ通の日をどう楽しむか
この記念日をどう過ごすかについて、あくまで私なりの提案として書いてみます。
ここから先は憶測というか個人的な見立ての部分が多いので、その前提で読んでもらえたらうれしいです。
自分なりの過ごし方の提案
9月1日は防災の日としても知られている日なので、実はいろいろな記念日が重なる日でもあります。
ただ今回はファミ通の日に絞ってお話しすると、この日に合わせて自分の思い出のゲームソフトを引っ張り出してプレイしてみるとか、ファミ通.comで最新のクロスレビューをチェックしてみるとか、そういう小さなアクションが記念日を身近に感じるきっかけになりそうだなと思います。
あくまで私の勝手な提案ですけどね。
ゲーム好きが知っておくと話題にできるポイント
ファミ通といえばクロスレビューが有名ですがこれは1986年10月31日号から始まった歴史ある企画で、4人の編集者が合計40点満点で採点する方式です。
40年近く続く名物コーナーの起点を知っておくと、ゲーム好きの会話でちょっとした話のネタになるかもしれませんね。
まとめ
ファミ通の日について由来から歴史まで整理してきました。
要点をまとめておきますね。
- ファミ通の日は9月1日で週刊ファミ通編集部の制定により2004年4月20日に日本記念日協会へ登録された記念日
- 日付の由来は「ファ(8)ミ(3)通(2)」の語呂合わせから生まれる8月32日を8月31日の翌日と見立てたもの
- 母体である『ファミコン通信(現ファミ通)』は1986年6月6日創刊、1991年に週刊化、1995年に正式名称が「ファミ通」になった
- 通巻832号(2004年11月)にも同じ語呂合わせが仕込まれるなど、記念日と誌面が連動した演出が見られる
- 2026年6月には創刊40周年という大きな節目も迎えており、ファミ通は今なお現役でゲーム文化を記録し続けている
改めて振り返るとただの語呂合わせから始まった記念日にしては、かなり作り込まれた背景があることがわかりますね。
9月1日が来たら、ぜひこの由来を思い出しながら好きなゲームに触れる時間を作ってみてください。

コメント