この記事を読めば8月3日の「ビーチサンダルの日」がどうして生まれたのか、そして意外と知られていないビーチサンダルの本当の発祥地まで、まるごとわかります。
毎年夏になると何気なく履いているビーチサンダルですけど、その裏側にはちゃんとしたストーリーがあるんですよね。
「なんでこの日付なの?」
「そもそもどこ発祥なの?」
というモヤモヤ、この記事で解消してもらえたら嬉しいです。
ビーチサンダルの日とは何の日なのか
まずは記念日そのものの基本情報からお伝えしますね。誰がいつ、どんな目的で制定したのかを知ると、そのあとの由来がすっと理解しやすくなります。
8月3日に制定された記念日
ビーチサンダルの日は毎年8月3日に定められている記念日です。
一般社団法人日本記念日協会に認定・登録されたのは2017年、つまり平成29年のことでした。夏本番のこの時期に制定されているのも、なんだか納得ですよね。
制定した企業と日本記念日協会の認定
この記念日を作ったのは東京都台東区に本社を置く株式会社TSUKUMOという会社です。
実はこの会社、神戸発祥とされるビーチサンダルを昔ながらの製法でひとつひとつ手作りしている、日本で常時生産を続ける唯一の企業なんだそうです。
もっと多くの人にビーチサンダルを履いて夏を楽しんでほしいという思いから、この記念日が生まれたと言われています。
8月3日になった由来と語呂合わせ
日付の決め方って実はけっこう遊び心があるものが多いですよね。
ビーチサンダルの日もその例に漏れず、シンプルながら覚えやすい語呂合わせがベースになっています。
「8」がBeachのBに見える理由
8月の「8」という数字は横から見ると英語のBeach(ビーチ)の頭文字「B」に見立てられているんです。
これ、最初に聞いたときちょっと「え、そう見える?」と思ったんですけど、言われてみるとたしかにアルファベットのBと数字の8は形が似ているような気がします。
「3」をサンダルのサンと読む語呂合わせ
日付の「3」は「サンダル」の「サン」に対応させています。
8がBeach、3がサンダルのサン、というふたつを組み合わせて「ビーチサンダル」の日になったわけですね。
語呂合わせ系の記念日らしい、シンプルで覚えやすい発想だなと個人的には思います。
ビーチサンダルの発祥は神戸だった
ここが個人的にはこの記念日で一番驚いたポイントなんですけど、ビーチサンダルってハワイやアメリカ生まれのイメージを持っている人がけっこう多いんじゃないでしょうか。
ところが実際は違うんです。
GHQ復興支援で来日したデザイナーとの出会い
第二次世界大戦後、GHQの復興事業のために来日していたアメリカ人工業デザイナーのレイ・パスティンという人物が、日本の草履や下駄に強い興味を持ったことが発端だったとされています。
暑くても蒸れず、砂も落としやすくて脱ぎ履きも簡単という日本の草履の機能性に、パスティンは感銘を受けたようなんですね。
そこで神戸市長田区にあったゴム製造会社、内外ゴムの技術者だった生田庄太郎さんと一緒に、試作を重ねていったと言われています。
1952年に誕生した世界初のビーチサンダル
こうして1952年、昭和27年に、世界で最初のビーチサンダルが神戸市長田区で誕生したとされています。
従来の草履は左右同じ形でしたけどこのビーチサンダルは左右の足の輪郭に合わせて別々の形状に作られていて、格段に歩きやすくなっていたんです。
「ビーチウォーク」という名前がつけられて、かかとの部分を2ミリだけ底上げするという、履き心地への工夫まで加えられていたそうです。
日本発祥だったなんて、正直けっこう意外な真実だなと感じています。
ハワイでの大ヒットと海外輸出の歴史
日本で生まれたビーチサンダルが、どうして世界中に広まっていったのか。ここは輸出戦略の成功例としてもなかなか面白い話だと思います。
発売翌年に月10万足を売った実績
1955年から輸出が始まると、このビーチサンダルはあっという間にヒット商品になったそうです。発売翌年にはハワイだけで月に10万足も売れたという記録が残っているんですね。
1960年代にはビーチスタイルの定番アイテムとしての地位を確立していったとされています。
英語圏では「フリップフロップ」や「トング」「ビーチコマー」など複数の呼び名があるのも、こうして世界中に浸透していった証拠なのかもしれません。
阪神・淡路大震災前の国内生産数
日本製ビーチサンダルは海外へも大量に輸出されていて阪神・淡路大震災前には、ある製造現場で年間およそ20万足も生産していたという情報があります。
ただ、この震災を境に国内の生産体制は大きく変わってしまったそうなんです。
一度は途絶えかけた日本製ビーチサンダルの生産を、工場と協力して復活させた企業もあるということで、産業としての歴史の重みを感じますね。
現代まで続く国産ビーチサンダルの現場
歴史をたどってきたところでビーチサンダル業界がどうなっているのかも気になるところですよね。ここでは記念日を制定した企業の取り組みを紹介します。
唯一残る国産メーカーTSUKUMOの取り組み
株式会社TSUKUMOは日本発祥のビーチサンダルを今も設備と職人の技術を守りながら、神戸市長田区の製造現場で生産を続けているとされています。
記念日に合わせてこの歴史や製造現場の情報を発信する活動もしているようで、記念日制定だけじゃなく、ものづくりの伝承にも力を入れている印象を受けます。
記念日をきっかけに知ってほしいこと
ちなみに、以前海水浴に行ったとき安いビーチサンダルの鼻緒がすぐ切れてしまって、砂浜を歩けなくなって困った記憶があるんです。
あれ以来、ビーチサンダルって作りの丁寧さで全然耐久性が違うんだなと実感するようになりました。
国産の手作りビーチサンダルが今も残っているという事実を知ってからは、履物選びの視点がちょっと変わったなと感じています。
8月3日をきっかけにこういう日本のものづくりの歴史に目を向けてみるのも、なかなか良い夏の過ごし方かもしれませんね☀️
まとめ
最後にビーチサンダルの日について押さえておきたいポイントを整理しておきますね。
- ビーチサンダルの日は毎年8月3日で2017年に日本記念日協会が認定した記念日
- 制定したのは国産ビーチサンダルを唯一常時生産している株式会社TSUKUMO
- 日付の由来は「8」をBeachのB、「3」をサンダルのサンに見立てた語呂合わせ
- ビーチサンダルは神戸市長田区で1952年に誕生した、日本発祥のアイテム
- 発売翌年にはハワイで月10万足も売れる世界的ヒットになった
夏のふとした瞬間に履くビーチサンダル、実はこんなに深い背景があったんだなと思うと次に履くときの気持ちがちょっと変わりそうです。

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