福崎もちむぎの日とは?由来や歴史を解説【6月11日】

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この記事を読めば「福崎もちむぎの日」が6月11日に制定された背景と、福崎町のもちむぎが歩んできた歴史まで、まるごと理解できます。

「もちむぎの日って何?」
「なんで6月11日なの?」

と気になって調べている方にとって、ここで完結する記事を目指しました。兵庫県の小さな町が育てたけっこうドラマチックな特産品の話です😊

目次

福崎もちむぎの日とは

2026年に誕生した記念日

「福崎もちむぎの日」は兵庫県神崎郡福崎町が6月11日として制定を進めている記念日です。

2026年5月3日、福崎町は町制施行70周年の節目を迎え、エルデホール(同町福田)にて記念式典が行われました。

その席上で町長が「6月11日を『福崎もちむぎの日』として記念日登録する」方針を発表したのがはじまりです。

もちむぎという地域特産品の知名度向上と、観光基盤の強化を加速させる取り組みの一環として位置づけられています。

なぜ6月11日なの?

公式に「6月11日を選んだ理由」を明記した資料は現時点では確認できていません。ただ、肌感として考えると、いくつかの理由が重なっているのではないかと思います。

福崎町のもちむぎは、毎年5月下旬に穂が黄金色に色づき、収穫期を迎えます。

収穫が一段落した初夏のタイミングが、記念日として自然な流れに合っている気がしますね。

また、語呂合わせの観点では「6(むぎ)11(いい)」と読める…かもしれないというのはあくまで個人的な憶測ですけど、そういうのってけっこう記念日制定では使われますよね😄

もちむぎの歴史と復活劇

戦後に途絶えた幻の作物

もちむぎ(もち麦)の歴史は思った以上に古いんです。

もちむぎは大麦の一種で、紀元前3,000年頃には西南アジアで栽培が始まり、ユーラシア大陸全土に広まりましたが、現在は日本・中国・朝鮮などの東アジアでしか栽培されていません。

播州福崎では古くから栽培されており、「福崎町八千種では黒紫色の麦を粉にしてだんごとして食べていた」という記録も残っています。

ところが昭和30年代に食生活が大きく変わったことで、もちむぎの栽培は衰退してしまいます。一度は幻の作物になったわけですね。

それなのに、その後、地元の人々の手で見事に復活を遂げる。そこがこの話の、個人的にいちばん印象深かったところです。

昭和58年から始まった「復活の歩み」

眠っていたもちむぎを起こしたのは、地域の人たちの熱意でした。

昭和58年、福崎町で特産物づくりの検討が始まり、町にゆかりのあるもちむぎを栽培することが決まります。

昭和61年からは鍛治屋地区で試作栽培がスタートし、昭和63年には「もちむぎ麺」が完成。本格的な栽培体制へと移行していきます。

以下は福崎もちむぎの主な歩みです。

スクロールできます
年できごと
昭和58年(1983年)特産物づくりの検討が始まる
昭和61年(1986年)試作栽培スタート
昭和63年(1988年)「もちむぎ麺」完成・本格栽培へ
平成3年(1991年)「もち麦生産組合」設立
平成7年(1995年)特産館「もちむぎのやかた」オープン
平成24年(2012年)機能性プロジェクトチームが立ち上がる
平成25年(2013年)「もち麦産地振興協議会」発足
2026年5月「福崎もちむぎの日」の制定方針を発表

もちむぎが町の宝になった理由

βグルカンという「すごい成分」

なぜこれほど愛されるのか。理由は味だけじゃないんです。

福崎産のもちむぎは水溶性食物繊維のβグルカンを豊富に含むことで知られています。

βグルカンには整腸作用や血中コレステロール低下の機能が注目されていて、健康志向の高まりとともに全国的な注目を集めました。

福崎町が栽培する品種のうち「フクミファイバー」はβグルカン含量が10.7%、「米澤モチ2号」は6.4%と、品種によっても個性が異なります。

それにもちむぎ精麦には精白米の3倍の鉄分、8倍のカルシウムが含まれているというのも意外でした。栄養価という意味では思いのほか優秀な食材なんですよね。

播州福崎産ならではの品質

播州福崎産のもちむぎは数ある産地の中でも最高品質のひとつとされています。

地元の「もち麦生産組合」のメンバーが、種まきから刈り取りまですべて手がけていて、その丁寧な栽培が品質を支えているんです。

現在は学校給食の食材としても採用されていて、子どもの頃からもちむぎに親しむ環境が自然とできあがっているのも、この産地の強みだと思います。

もちむぎの日がもたらすもの

町おこしと記念日の関係

福崎町は近年、「妖怪の町」としての発信が功を奏し、2025年のインバウンド滞在増加率で兵庫県内1位(近畿3位)を達成しています。

その勢いに乗るように、今度はもちむぎという食の特産品を前面に押し出す戦略が加わった形です。

記念日の制定は単なるお祭りではなく食と健康と観光を結びつけるハブになり得ます。

6月11日前後にイベントや特別メニューが集中すれば、町外の人が足を運ぶきっかけになりますよね。

福崎町はすでに「もちむぎ万博2025」のような地域活性化イベントも開催していて、記念日を起点に動きがさらに活発になりそうな気がします。

「もちむぎのやかた」に行ってみよう

もちむぎをもっと体感したいなら、特産館「もちむぎのやかた」(兵庫県神崎郡福崎町西田原1022-4)が一番の入口です。

もちむぎ商品の販売から食堂でのランチまで揃っていて、もちむぎ麺を初めて食べた人が「一見そばみたいなのにうどんみたいなコシ!」と驚く、そういう体験ができる場所です。

まとめ

  • 福崎もちむぎの日は6月11日で2026年の町制70周年記念式典で制定方針が発表された
  • 日付の公式な由来は現時点で明確でないが、もちむぎの収穫期(5月下旬)後のタイミングとの関連性が考えられる
  • もちむぎは昭和30年代に栽培が途絶えたが昭和61年に福崎町で試作栽培が再開され復活を遂げた
  • 福崎産もちむぎの最大の特徴はβグルカンなど食物繊維の豊富さで、健康食品として注目を集めている
  • 記念日制定はもちむぎの知名度向上と観光強化を目的とした町全体の取り組みの一部
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