9月16日は「牛とろの日」です。
この記事を読めば牛とろの日が生まれた背景や語呂合わせの意味、そして牛とろという食品そのものの歴史まで、まとめてわかりますよ。
「今日は何の日だろう」と気になって開いた方も多いんじゃないでしょうか。
でも実は牛とろの日ってただの語呂合わせの記念日にとどまらず、北海道十勝の食肉加工技術の進化がぎゅっと詰まった一日なんです。
牛とろ丼が好きな方や北海道みやげとして牛とろフレークをもらったことがある方なら、なぜこの日が選ばれたのか気になりますよね。
ここでは由来から製法の変化、企業の取り組みまでしっかり深掘りしていきます。
牛とろの日はいつ制定された記念日なのか
ここでは牛とろの日がどの企業によって、いつ制定されたのかを解説します。
制定したのは十勝スロウフード
牛とろの日を制定したのは北海道上川郡清水町に本社を置く株式会社十勝スロウフードです。
同社は提携牧場であるボーンフリーファームと共同で「牛とろ」を開発してきた会社で、牛とろフレークをはじめとする非加熱の食肉加工品を製造しています。
ちなみに十勝スロウフードはもともとボーンフリーファームの食肉加工部門が2003年に独立して設立された会社なんですよね。
牧場と加工会社が一体となって商品を育ててきた経緯がこの記念日の説得力につながっている気がします。
独自制定から日本記念日協会認定までの流れ
牛とろの日はもともと2012年に十勝スロウフードが独自に制定した日だったとされています。
その後、2018年4月に一般社団法人日本記念日協会へ申請し、正式に認定・登録されました。
つまり、企業の思いから始まった記念日が数年をかけて公式な記念日として認められた形なんですね。
個人的にはこうした草の根的な取り組みが公式認定まで育っていく過程が結構印象的だなと思いました。
なお、ここで挙げた2012年の独自制定という点については企業の公式発表そのものではなくWikipediaの記述に基づく情報なので、あくまで参考情報として捉えていただければと思います。
牛とろの日の由来にある語呂合わせ
ここを読むと9月16日という日付がどうやって決まったのかがわかります。
ぎゅうとろの読み方から生まれた日付
日付の由来はシンプルで、「ぎゅう(9)と(10)ろ(6)」という語呂合わせから9月16日が選ばれました。
数字の9をぎゅう、10をと、6をろと読ませる組み合わせですね。
牛肉の記念日にはこうした語呂合わせが多いんですが、牛とろの日は「牛」と「とろ」という商品名そのものがそのまま日付に落とし込まれている点がわかりやすいなと感じます。
語呂合わせに込められた狙い
単に日付を決めるだけでなく、この語呂合わせには「牛とろという言葉を多くの人に覚えてもらいたい」という狙いがあったのではないかなと思います。
ここは推測になりますが9月16日という覚えやすい語感が、商品名の認知拡大に一役買っている部分は間違いなくあるでしょう。
実際、9月16日といえば牛とろの日、というふうに結び付けて記憶している方も増えてきているみたいです。
牛とろという食品が誕生した背景
ここでは牛とろの日の主役である「牛とろ」がどんな商品で、どんな経緯で生まれたのかを解説します。
牛とろフレークの登場と製法の変化
牛とろフレークが誕生したのは1997年のことです。
牛肉の生食用製品として登場し、凍ったまま温かいご飯にふりかけるだけで牛とろ丼が作れる手軽さが人気を集めました。
ところが2011年に発生した焼肉店でのO111集団感染事件を受けて、生食用食肉の規格基準が厳格化されたんです。
この規格変更を受けて十勝スロウフードは生ハムの製造過程を取り入れる技術を確立し、加熱をしない非加熱食肉製品として牛とろを作り直しました。
つまり、牛とろは食の安全基準の変化に応じて自ら製法を進化させてきた食品だと言えますね。
職人の技が支える非加熱製法
牛とろは肥育期間をしっかり確保した牛の特定部位を、職人の手仕事によって仕上げる非加熱食肉製品として作られています。
粗く削ったフレーク状に加工することで、舌の上でとろりと溶けるような食感が生まれるんだそうです。
個人的には加熱せずに安全性と美味しさを両立させるというのは、かなり高い技術力が求められる工程なんだろうなと感じました。
ふるさと納税の返礼品としても人気を集めている点からも、品質への信頼度の高さがうかがえます。
牛とろ丼が全国区の存在になった経緯
牛とろフレークをご飯に乗せた牛とろ丼は、ネギや海苔などの薬味と醤油ベースのタレをかけて食べるのが定番の食べ方です。
北海道のご当地グルメとして知られるようになり、全国ご当地どんぶり選手権で金丼(グランプリ)を受賞したという実績も残っています。
牛とろ丼だけでなく牛とろ軍艦や牛とろうどんなどアレンジも豊富で、家庭でも手軽に本格的な味を楽しめる商品として定番化していますね。
十勝スロウフードという企業の歩み
ここでは牛とろの日を制定した十勝スロウフードという会社について、事業の変遷を解説します。
ボーンフリーファームから独立した加工会社
十勝スロウフードは2003年、ボーンフリーファームの食肉加工部門が独立する形で設立されました。
牧場での飼育から加工まで一貫した知見を持つ体制が、牛とろという独自製品を生み出す土台になったんだろうなと思います。
ちなみに「牛とろ」「牛とろフレーク」という商標は有限会社ボーンフリーファームが登録しているものなんです。
牧場と加工会社、それぞれの役割がしっかり分かれている点も特徴的ですね。
山本忠信商店グループの一員に
2023年からは十勝スロウフードは株式会社山本忠信商店の100パーセント子会社として、グループの一員としての事業展開を続けています。
グループ入り後も牛とろフレークをはじめとした製品づくりや情報発信は継続していて、清水町の食文化を代表するブランドとしての存在感は変わっていないようです。
企業体制が変わっても、地域に根ざした製品づくりへのこだわりは受け継がれているんだなと感じました。
牛とろの日に行われている取り組み
ここでは実際に牛とろの日にどんなイベントやキャンペーンが行われているのかを解説します。
オンラインショップでの記念キャンペーン
十勝スロウフードは毎年、牛とろの日に合わせて公式オンラインショップでキャンペーンを実施しています。
2026年は9月16日正午から9月24日まで「牛とろウィーク」として、黒毛和牛の焼肉やステーキの特別販売、牛とろフレークと人気ハンバーグを詰め合わせた限定セットの販売などを展開しました。
期間中は全商品ポイント5倍、8000円以上の購入で送料無料になるなど、日頃の感謝を伝える企画になっているのが特徴です。

本社での感謝イベントの開催
オンラインだけでなく本社では牛とろ丼を通常より安い価格で提供したり、先着順で無料提供したりする感謝イベントも開催されています。
2026年の開催では牛とろ丼を300円で提供し、先着50名には無料提供、さらに牛とろかけ放題丼という限定メニューも用意されました。
工場直売店では牛とろフレークが最大20パーセントオフになるなど、地域の方々に直接感謝を届ける機会として位置づけられているみたいですね。
地元の高校生が出店に加わるなど、地域とのつながりを大切にしている様子もうかがえます。
まとめ
牛とろの日についてのポイントを整理すると次のようになります。
- 牛とろの日は北海道清水町の十勝スロウフードが2012年に独自制定し、2018年4月に日本記念日協会の認定を受けた記念日
- 日付は「ぎゅう(9)と(10)ろ(6)」という語呂合わせから9月16日に決まった
- 牛とろフレークは1997年に誕生し、2011年の食中毒事件を機に生ハム製法を取り入れた非加熱食肉製品へと進化した
- 十勝スロウフードは2003年にボーンフリーファームの加工部門から独立し、2023年からは山本忠信商店グループの一員として事業を継続している
- 毎年9月16日前後には公式オンラインショップでのキャンペーンや本社での感謝イベントが開催されている
北海道十勝発の牛とろは、記念日という形を通じて安全性と美味しさへのこだわりを毎年発信し続けているブランドだと言えそうです。
もし牛とろ丼をまだ食べたことがない方はこの機会に一度試してみるのもいいかもしれませんね。

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