歯ブラシの日って聞いたことありますか?
この記事を読めば8月24日が歯ブラシの日と呼ばれる理由や、この記念日が生まれた背景、それに歯ブラシそのものの歴史まで、まとめてわかります。
毎日なんとなく使っている歯ブラシですけど実は語呂合わせと企業の想いが詰まった記念日があったんですね。
歯磨きの習慣を見直すきっかけにもなりそうなのでぜひ最後まで読んでみてください。
歯ブラシの日はいつ制定された記念日なのか
まずは歯ブラシの日がどんな記念日なのか基本情報からお伝えしますね。
8月24日という日付の意味
歯ブラシの日は毎年8月24日にあたります。
この日付、実は語呂合わせから来ていて、「歯(8)ブ(2)ラシ(4)」と読めるようになっているんです。
8と2と4という数字の並びを、ちょっと強引かもしれないですけど「はぶらし」と読ませているわけですね。なるほど、と思わず頷いてしまう組み合わせだなと個人的には感じました。
制定したのは株式会社オーラルケア
この記念日を制定したのは東京都荒川区西日暮里に本社を置く株式会社オーラルケアという会社です。
歯ブラシをはじめとした予防歯科向けの口腔ケア商品を開発、販売している企業なんですね。
記念日は一般社団法人日本記念日協会によって認定、登録されているので、自称の記念日ではなくきちんと手続きを踏んだものなんです。
ちなみに株式会社オーラルケアはプラークコントロールを追求した歯ブラシ「タフト24」を展開している会社としても知られています。
歯や歯肉を傷つけずにプラークをしっかり掻き出せるよう、毛先の加工や硬さの種類にこだわった製品づくりをしているみたいですね。
硬さは6種類も用意されていて歯肉がデリケートな人や頑固なプラークが気になる人まで、自分に合った一本を選べるようになっているそうです。
こういう細やかな設計を見ると記念日そのものよりも企業の口腔ケアへの熱量に驚かされます。

歯ブラシの日が制定された目的
この記念日、ただの語呂合わせのお祭りというわけではなく、しっかりとした目的があるんです。
歯みがきの普及と口腔ケアへの関心を高めること
歯ブラシの日が制定された一番の目的は、歯ブラシでの歯みがきをもっと普及させて、口腔ケアへの関心を高めてもらうことだそうです。
日々の歯みがきって、当たり前のようにやっている人が多いと思うんですけど、実はきちんとした知識を持ってやれている人はそこまで多くないのかもしれません。
実は、日本人は世界的に見ても歯みがき好きな国民性と言われているんです。
1日に2回歯を磨く人の割合が高い国として知られているんですけど、それにもかかわらず虫歯や歯周病になる人が意外と多いという、ちょっと不思議な現象があるみたいなんですね。
回数はこなしているのに、磨き方や道具選びの精度が伴っていない、というのが実態なのかもしれません。
あくまで仮説ですけど歯みがきの「量」はクリアしていても「質」の部分で伸び悩んでいる人が多いんじゃないかなと思います。
予防意識を高めるという狙い
歯ブラシの日の制定には虫歯になってから慌てて歯医者に行くのではなく、日頃から予防を意識してほしいという願いも込められているそうです。
これって歯科医療の現場でよく言われる「治療」より「予防」を重視する考え方と重なりますね。
痛くなってから通院するのではなく、痛くなる前に自分の歯ブラシや磨き方を見直す。
そういう小さな行動の積み重ねが結果的に大きな医療費や時間の節約につながるという発想なんだと思います。
歯ブラシそのものの歴史も知っておきたい
記念日の由来だけでなく、そもそも歯ブラシがどうやって生まれてきたのかも気になりませんか?ここでは道具としての歯ブラシの歴史を掘っていきますね。
世界における歯ブラシの起源
歯ブラシの記録には諸説あるようですが、最古とされているのは紀元前1500年頃のエジプトのパピルスに記述がある「房楊枝」というものだそうです。
細い木の枝の一方の端を噛み砕いて、ブラシ状にして使っていたんですね。そんなに大昔から歯を清潔にしようとする発想があったなんて、ちょっと驚きです。
現在の歯ブラシに近い形のものとしては、アメリカ歯科医師会によると1498年に中国の皇帝が豚毛を骨の柄に植え付けたものが最初の歯ブラシだとされているみたいです。
ただ、1223年に宋へ留学した禅僧の道元が、現地での歯磨きの習慣について記述を残しているそうで、実際の歴史はもっと古いのではないかとも考えられています。
17世紀ごろからヨーロッパでも使われ始めますが19世紀に大量生産されるようになるまでは、そこまで一般的な道具ではなかったようです。
日本における歯ブラシの歴史
日本で現在のような形の歯ブラシが作られたのは明治5年だと言われています。
それまでは房楊枝が歯磨きの主流だったそうです。それから明治23年に開催された第3回内国勧業博覧会で、「歯刷子(ハブラシ)」という名称で出品されたのが、「歯ブラシ」という言葉が使われ始めたきっかけとされています。
このときの歯ブラシはインドから輸入したイギリス製のものを見本にして、鯨のヒゲで柄を作り、馬の毛を植えたものだったそうです。
それが現在の歯ブラシの原型になったと考えると、けっこう感慨深いものがありますね。
その後、1903年に小林富次郎商店、今のライオン株式会社が「萬歳歯刷子」を発売したことで、日本国内でも歯ブラシが広まっていく流れができたようです。
国内生産の中心地は大阪府八尾市
これはあまり知られていない話かもしれませんが、日本国内で生産される歯ブラシのうち50%以上が大阪府で作られていて、生産量は全国1位なんです。
しかも大阪府の中でも生産は八尾市に集中していて、地場産業として根付いているそうです。
国内でおよそ4億5千万本もの歯ブラシが1年間に生産されているという数字も出ていて、これだけの規模の産業が一つの市に集まっているのはちょっと意外に感じました。
近鉄八尾駅前には歯ブラシ型のモニュメントが設置されていて、生産高日本一を記念しているそうです。
もし八尾市に行く機会があったら、実際にそのモニュメントを見に行ってみたいなと思います。
ちなみに歯ブラシ業界では、平成5年に11月8日を「いい歯の日」として制定していたりして、業界としても歯の健康にまつわる記念日をいくつも持っているみたいですね。
まとめ
8月24日の歯ブラシの日について由来や歴史を振り返ってきました。最後にポイントを整理しておきますね。
- 歯ブラシの日は毎年8月24日で、「歯(8)ブ(2)ラシ(4)」の語呂合わせが由来
- 制定したのは口腔ケア商品を扱う株式会社オーラルケアで日本記念日協会に認定登録されている
- 目的は歯みがきの普及と口腔ケアへの関心を高めること、それに予防意識を広めること
- 歯ブラシの起源は紀元前のエジプトや中国にまで遡り、日本では明治5年ごろから現在の形に近づいていった
- 国内の歯ブラシ生産は大阪府、特に八尾市に集中していて、全国生産量の50%以上を占めている
こうして調べてみると毎日何気なく使っている歯ブラシにも、けっこう深い歴史と背景があるんだなと感じました。8月24日が来たら、いつもより少し丁寧に歯みがきをしてみるのもいいかもしれませんね。
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