花園ラグビーの日とは?由来や歴史を解説【9月22日】

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毎年9月22日は「花園ラグビーの日」なんですけど、この記事を読めば制定の由来や花園ラグビー場そのものの歴史、記念日にまつわる細かいエピソードまでまとめてわかります。

ラグビー観戦が好きな方も、たまたまニュースやカレンダーでこの言葉を見かけて気になった方も、どちらにも役立つ内容にしたつもりです。

正直、記念日って語呂合わせで決まってるものも多いんですけど花園ラグビーの日はしっかりした背景があるんですよね。

そのあたり、じっくり掘り下げていきます。

目次

花園ラグビーの日はいつ制定された記念日なのか

ここでは花園ラグビーの日という記念日そのものの基本情報と、いつ誰が制定したのかを整理してお伝えします。

制定したのは東大阪市

花園ラグビーの日を制定したのは花園ラグビー場を所有している大阪府東大阪市です。

市が発表したのは2020年11月26日のことで、翌年から毎年9月22日を花園ラグビーの日として運用しています。

ちなみに2021年には一般社団法人・日本記念日協会にもきちんと認定登録されていて、ただの市の内部イベントというより、対外的にも認知された記念日になっているんですよね。

9月22日から10月13日は花園ラグビー週間でもある

意外と知られていないんですけど、9月22日はピンポイントの記念日であると同時に、そこから10月13日までの期間は「花園ラグビー週間」としても制定されています。

この期間の日付には、あとで説明するラグビーワールドカップ2019での花園開催4試合の日程がそのまま反映されていて、単発の記念日というより、ある種のシーズンとして設計されているところが個人的には面白いなと感じました。

花園ラグビーの日の由来と日付の根拠

ここを読むとなぜ9月22日という日付が選ばれたのか、その理由がはっきりします。

ラグビーワールドカップ2019の初戦が行われた日

日付の根拠になっているのは、2019年9月22日に花園ラグビー場で行われたラグビーワールドカップ2019™日本大会プールB「イタリア対ナミビア」戦です。

アジアで初めて開催されたこの世界大会において、花園が舞台になった最初の試合がこの日だったわけですね。

東大阪市としてはこの歴史的な一戦をずっと記憶に残る形にしたかったんだろうなと思います。

花園で行われたワールドカップ全4試合

実は花園ラグビー場ではこの初戦以外にも計4試合がワールドカップ2019のプールステージで開催されています。

9月22日のプールBイタリア対ナミビアに続き、9月28日にプールCのアルゼンチン対トンガ、10月3日にプールDのジョージア対フィジー、そして10月13日にプールCのアメリカ合衆国対トンガが行われました。

花園ラグビー週間の終了日が10月13日にぴったり一致しているのは、まさにこの最終試合の日を意識してのことだと考えられます。

制定の目的はラグビーのまち東大阪のアピール

制定の目的として東大阪市が挙げているのは、花園ラグビー場が世界大会の会場になったことを市民にあらためて知ってもらい、ラグビーというスポーツへの関心と理解を深めてもらうこと、それに「ラグビーのまち東大阪」を対外的にアピールすることです。

単に過去を振り返るだけじゃなく、これからも花園を軸にしたまちづくりを続けていきたいという意思表示のような記念日だなと感じています。

花園ラグビー場の歴史を振り返る

ここでは記念日の舞台となった花園ラグビー場そのものが、どんな歴史をたどってきたのかを見ていきます。

1929年に日本初のラグビー専用競技場として開場

花園ラグビー場のルーツはかなり古くて、1929年(昭和4年)11月22日に、当時の大阪電気軌道(現在の近畿日本鉄道、いわゆる近鉄)によって開場しました。

これが日本で初めてのラグビー専用競技場だったんです。

開場のきっかけになったのは、1928年に秩父宮雍仁親王が近鉄に乗車した際、「ラグビー専用の競技場を作ったらどうか」というお言葉を残されたことだったと伝えられています。

皇族の一言が今の聖地の始まりだったというのは、けっこう壮大な話ですよね。

近鉄花園から東大阪市所有へ

開場後は長年にわたって近鉄が花園ラグビー場を所有し、1982年(昭和57年)以降は「近鉄花園ラグビー場」という名称で親しまれてきました。

ところが2015年(平成27年)に東大阪市が所有権を引き継ぎ、名称も現在の「東大阪市花園ラグビー場」に変わっています。

所有者が変わっても「ラグビーの聖地」としての位置づけは揺るがなかったところに、花園という場所の重みを感じます。

全国高校ラグビー大会の聖地としての顔

花園ラグビー場といえば毎年12月末から1月にかけて開催される全国高等学校ラグビーフットボール大会の会場としても全国的に有名です。

2025年12月には第106回大会が開催予定で、南北北海道大会など各地の予選を勝ち抜いたチームが「聖地・花園」を目指して激闘を繰り広げます。

ワールドカップの舞台になる以前から、この高校ラグビー大会を通じて「花園」という名前は多くのラグビーファンの記憶に刻まれてきたんですよね。

ワールドカップに向けた花園ラグビー場の大改修

ここを読むと花園ラグビーの日の背景にある、スタジアム自体の大きな変化がわかります。

総工費約72億6000万円の全面改修

2015年3月にラグビーワールドカップの会場に決定したことを受けて、東大阪市は2017年2月から花園ラグビー場の全面改修工事を始めました。

当初想定されていた改修費は36億円程度だったんですけど、ワールドラグビー(WR)が現地視察のうえでドーピングコントロールルームの設置や照明照度の増加を求めたことで、最終的な総工費は約72億6000万円まで膨らんでいます。

この費用の内訳は社会資本整備総合交付金が17億4000万円、日本スポーツ振興センター助成金が11億8000万円、寄付金が2億4000万円、残りの41億円を東大阪市が負担しました。

収容人数は1万9000人から2万6500人へ拡大

改修によって座席はベンチシートからセパレートタイプに変更され、北側スタンドやナイター設備、710インチの大型ビジョンが新設されました。

これにより収容人数は改修前の1万9000人から2万6500人へと大幅に増加しています。

個人的には女性や子どもが快適に過ごせることをコンセプトに、これまで和式のみだったトイレを洋式に変更したという話が印象深かったです。

競技場のハード面だけじゃなく、観戦のしやすさそのものを見直していたんだなと感じました。

2018年9月に改修完了、内覧会を実施

改修工事は第96回全国高校ラグビー大会の終了後に本格着手され、2018年9月に完了、同月20日にはマスコミ向けの内覧会が開かれました。

ちょうどこのタイミングの1年後、2019年9月22日にワールドカップの初戦が行われたわけです。

改修から本番までちょうど1年というスケジュール感だったのは、あらためて振り返るとかなりタイトだったんだろうなと思います。

花園ラグビーの日に設置されたモニュメント

ここでは記念日制定を形に残すために作られた記念モニュメントについて紹介します。

花園中央公園に除幕されたラグビーボール型モニュメント

東大阪市は花園ラグビーの日の制定を記念して花園中央公園内、花園ラグビー場の南西部付近にモニュメントを設置し、2020年12月23日に除幕式を行いました。

このモニュメントにはラグビーワールドカップ2019™日本大会のロゴが入ったラグビーボール型のオブジェに加えて、花園ラグビー場で行われた4試合を記した記念碑が組み合わされています。

実際に現地を訪れたレポートでも、正面ゲート横のカフェ近くに、この花園ラグビーの日制定記念モニュメントと2019年ワールドカップ開催記念碑が並んで設置されていると紹介されていました。

花園ラグビーの日と現在の花園ラグビー場の動き

ここを読むと記念日制定後も花園ラグビー場が今なお進化を続けていることがわかります。

サッカーJ3FC大阪の本拠地としての一面

意外かもしれないんですが花園ラグビー場はラグビーだけの施設ではなく、サッカーJ3のFC大阪が本拠地として使用している一面もあります。

2019年11月、FC大阪の申し出により老朽化が進む第2グラウンドを5000席以上の観客席を備えたスタジアムに改修し、市に寄付する協定が結ばれました。

ただ、この改修計画は資金不足やコロナ禍の影響で延期が続いていて、2025年8月時点でも本格着工には至っていないという報道もあります。

ラグビーの聖地でありながらサッカーチームの本拠地としても機能を広げようとしているところに、花園という場所の懐の深さを感じますね。

第2グラウンド改修計画は2025年6月に了承

そんな中でも動きはあって2025年6月26日には東大阪市がFC大阪から提出された第2グラウンド改修計画を了承したと発表されています。

花園ラグビーの日がただの過去の記念日にとどまらず、花園ラグビー場自体が今も変化し続けているスポーツ拠点だということが、この動きからも伝わってきます。

まとめ

花園ラグビーの日についてここまで見てきたポイントを整理すると次のようになります。

  • 花園ラグビーの日は東大阪市が制定し、2020年11月26日に発表、2021年に日本記念日協会にも認定登録された記念日
  • 日付の由来は2019年9月22日、花園ラグビー場でのラグビーワールドカップ2019™日本大会の初戦「イタリア対ナミビア」が行われたこと
  • 花園ラグビー場は1929年に日本初のラグビー専用競技場として開場し、2015年から東大阪市の所有となった
  • ワールドカップ開催に向けて総工費約72億6000万円の全面改修を実施し、収容人数は2万6500人まで拡大した
  • 花園中央公園には記念モニュメントが設置され、2020年12月23日に除幕式が行われている

花園という場所は高校ラグビーの聖地でありながら、ワールドカップの舞台にもなって、今はサッカーチームの拠点整備まで進めている、けっこう多面的なスタジアムなんですよね。

9月22日を迎えるたびに、こうした積み重ねを思い出してみるのも悪くないなと思います。

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