8月10日は「はとむぎの日」って知っていましたか?
この記事を読めば、はとむぎの日がいつ誰によって作られた記念日なのか、そしてなぜこの日付になったのかがすっきりわかると思います。
夏になるとスーパーで見かける「はとむぎ茶」、なんとなく体に良さそうだけど由来までは知らないという方も多いんじゃないでしょうか。
今日はその謎を一緒に解いていきますね。
はとむぎの日とは何の日なのか
まずはとむぎの日がどんな記念日なのか基本的なところから整理していきます。
制定したのは奈良の太陽食品株式会社
はとむぎの日は奈良県奈良市に本社を置く太陽食品株式会社が制定した記念日です。
同社は1957年創業ということで、実に半世紀以上にわたってはとむぎ製品を作り続けてきた老舗なんですね。
ハトムギ酵素やはとむぎ茶、はとむぎ若葉、有機はとむぎまで、製造品目は約60品目にも及ぶそうです。正直、ここまで幅広く一つの穀物にこだわっている会社があるとは思わずちょっと驚きました。
さらに調べてみると太陽食品は栽培から加工、販売までを分業しながら手がける、いわゆる6次産業化を進めているみたいです。
奈良のはとむぎ畑で育てた原料を自社で加工して届けるという、なかなか手間のかかる仕組みですよね。
こういう背景を知るとはとむぎの日という記念日にも重みが出てくる気がします。

日付の語呂合わせの由来
日付が8月10日になった理由は「は(8)と(10)むぎ」という語呂合わせからです。
数字の8と10を「は」と「と」に読み替えて、そこに「むぎ」をつなげるというシンプルな発想ですね。
目的は「穀物の王様」とも呼ばれるはとむぎをもっと多くの人に知ってもらうことだそうです。
ちなみに8月10日はほかにも「鳩の日」「道の日」「帽子の日」など記念日がぎゅっと詰まった日でもあります。でも今回はあくまではとむぎの日に絞ってお話ししていきますね。
はとむぎの日の由来をもう一歩深掘りする
ここでは語呂合わせの表面的な話だけじゃなく、なぜこの語呂が選ばれたのかをもう少し考察してみます。
鳩の日との語感の重なりは偶然じゃないかも
実は同じ8月10日に「鳩の日」という記念日もあって、これは鳩サブレーの豊島屋が制定したものです。
はとむぎの「はと」という響きと、鳩という鳥の名前が重なっているのはただの偶然なのか気になるところですよね。
実際、はとむぎという名前の由来自体が殻をむいた実の形が鳩に似ていること、あるいは鳩が好んで食べる穀物だったことに由来するという説があります。
だから語感が近いのもまったく無関係とは言えないのかなという気がしています。
あくまで自分の見立てですが、この二つの記念日が同じ日に存在するのはただの語呂合わせの一致だけじゃなく、もともとの名前の由来がリンクしているからなんだろうなと感じました。
なぜ8月というタイミングだったのか
もう一つ気になったのがなぜ8月なのかという点です。
はとむぎは夏から秋にかけて花をつけて、10月ごろに収穫される作物なんですね。
つまり8月はちょうど生育の真っ盛りで、収穫を控えた時期にあたります。
夏バテしやすい季節に体に良いとされる穀物を知ってもらうタイミングとしても、けっこう理にかなっているんじゃないかなと思います。
はとむぎという穀物自体の歴史も深い
記念日の由来だけでなくはとむぎそのものの歴史をたどると、実はかなり古くから人と関わってきた穀物だということがわかります。
原産は中国南部からインドシナ半島
はとむぎの原産地は中国南部やインド、インドシナ半島とされています。
日本に伝わったのは7世紀ごろという説があり、本格的に栽培が広まったのは江戸時代中期、八代将軍徳川吉宗の時代だったとも言われています。
この時代、外来の薬用植物を国内で栽培することが奨励されていて、はとむぎもその一つに選ばれたのだそうです。
世界三大美女とされる楊貴妃も愛用していたという言い伝えもあるくらい、美容目的での利用は本当に古くからあったみたいですね。
ここまで歴史をさかのぼるとただの健康食品というより文化的な背景を持つ穀物なんだなと、あらためて感じました。
江戸時代の書物にも記録が残っている
江戸時代の医師、貝原益軒が書いた「大和本草」には、はとむぎを煎じて飲むと肌荒れや吹き出物に効果があると記されているそうです。
つまりこの時代からすでに、はとむぎは薬として扱われていたことになります。
個人的には江戸時代の人たちも今の私たちと同じような肌トラブルの悩みを抱えていて、それをはとむぎで解決しようとしていたというのが、なんだか親近感を覚えるポイントでした。
はとむぎの健康効果と漢方名ヨクイニン
はとむぎの日をきっかけに、実際にはとむぎがどんな効果を持つ穀物なのかも知っておきたいところですよね。
栄養成分がかなり豊富
はとむぎには食物繊維、マグネシウム、カリウム、鉄、亜鉛、ビタミンB群、葉酸など、体に良い成分がぎっしり含まれています。
食物繊維は米の8倍とも言われていて、腸内環境を整える効果が期待できるみたいです。さらに良質なたんぱく質を約20%も含んでいて、そのうち9種類は体内で作れない必須アミノ酸なんだそうです。
数字で見るとかなり栄養価の高い穀物だということがわかりますね。穀物の王様と呼ばれるのも納得です。
漢方の世界ではヨクイニンと呼ばれる
はとむぎの実から皮を取り除いて精白したものは漢方名で「ヨクイニン」と呼ばれています。
イボ取りの民間薬として知られていて、水分代謝を促してむくみを取る働きや、肌のターンオーバーを整える効果も期待されているそうです。
医薬品として扱われるのはこのヨクイニンの部分で、食品として売られているはとむぎ茶やはとむぎ粒とは、厳密には少し違う扱いになるんですね。
この違い、実はあまり知られていない気がします。
はとむぎの日をどう楽しめばいいのか
最後にはとむぎの日をせっかく知ったなら、どう過ごすと良いのかも考えてみます。
はとむぎ茶やスナックで手軽に取り入れる
ノンカフェインのはとむぎ茶は夏場の水分補給にぴったりです。
最近は焙煎したはとむぎをそのままスナック感覚で食べられる商品も増えていて、豆乳をかけてグラノーラ風に楽しむ人もいるみたいですね。
個人的には暑い日に冷たいはとむぎ茶を飲むと、なんとなく体の内側からすっきりする感じがして、けっこう気に入っています。
まあ、これはあくまで個人的な感想ですけど。
太陽食品の取り組みを知ると味わいが変わる
太陽食品は2013年から自社の畑を持ち、有機はとむぎの生産にも力を入れているそうです。
栽培から加工、販売までを地域で分担しながら支えている姿勢を知ると、普段何気なく飲んでいるはとむぎ茶も、少し違った気持ちで味わえる気がしませんか?
こういう背景を知った上で商品を選ぶのもはとむぎの日らしい過ごし方かもしれません。
まとめ
- はとむぎの日は8月10日で奈良の太陽食品株式会社が制定した記念日
- 日付は「は(8)と(10)むぎ」の語呂合わせから
- はとむぎは中国南部やインドシナ半島が原産で、日本には7世紀ごろ伝わったとされる
- 江戸時代の書物にも肌荒れへの効果が記録されている
- 食物繊維やアミノ酸が豊富で漢方ではヨクイニンとも呼ばれる
- 8月10日は暑い季節を乗り切る意味でも、はとむぎ茶を試すきっかけにしてみるのがおすすめ
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