7月15日が「ホッピーの日」だと知って、なんでこの日なんだろうって気になった方も多いんじゃないでしょうか。
この記事を読めばホッピーの日の由来から名前の誕生秘話、そして戦後の日本でどうしてこの飲み物がブームになったのかまで、まるっと分かります。
居酒屋でホッピーを頼むとき、ちょっとした話のネタにもなると思いますよ。
ホッピーの日はいつで何を祝う日なのか
まずはホッピーの日の基本情報からお伝えします。
この日がどういう意味を持つ記念日なのかざっくり整理してみますね。
7月15日に制定された理由
ホッピーの日は7月15日です。
これは東京・赤坂で「ホッピー」の製造と販売が始まった1948年(昭和23年)7月15日にちなんでいます。
製造販売元のホッピービバレッジ株式会社が制定して一般社団法人・日本記念日協会に認定登録された記念日なんですね。
要するに、創業の日そのものを記念日にしたというシンプルな由来なんです。
日本記念日協会に認定された記念日
記念日って自称できるものもたくさんあるんですがホッピーの日はしっかり日本記念日協会の認定を受けている点がポイントです。
企業が自社の商品をPRするために制定した記念日というのは実はけっこう多くてホッピーの日もその一例だと言えます。
ちなみに、同じ7月15日には大阪港開港記念日やファミコンの日、お中元の日なども重なっていて、7月15日自体がなかなか記念日が多い日みたいです。
ホッピーという名前が生まれた由来
ここではホッピーという名前そのものの由来を掘っていきます。
発音のしづらさが名前を変えるきっかけになったという、ちょっと意外な話もありますよ。
ホッビーからホッピーへ変わった経緯
創業者の石渡秀氏は「本物のホップを使った本物のノンビア」という意味を込めて、当初「ホッビー」と名付けようとしていたそうです。
ところがこれ、発音しづらかったんですね。
そのため語呂の良さを優先して「ホッピー」という名前に変わったと言われています。
個人的にはたった一文字の違いでこんなに親しみやすい響きになるんだなあと感じました。地味だけど大事な改名劇だったんだろうなと思います。
長野県産ホップとの深い関わり
ホッピー開発のきっかけは実は大正末期に流行した「ノンビア(ノンアルコールビール)」だったとされています。
石渡氏は長野県にラムネ製造会社を設立していて、当時入手が難しかった長野県産のホップを手に入れることに成功したんです。
この国産ホップを使ったからこそ「本物のホップ」というコンセプトが生まれたわけで、名前の由来にもしっかり反映されているんですよね。
ホッピー誕生までの歴史的背景
ホッピーがどんな時代背景の中で生まれたのか見ていきましょう。戦争と復興という、けっこう重い歴史が関わっているのが印象的でした。
戦争によって開発が中断した時期
ホッピーの研究開発は大正末期から始まっていたものの、日本が戦争に突入したことで事態が一変します。
当時使っていたラムネ工場が軍需工場に転用されてしまい、ノンアルコールビールの開発はお蔵入りになったそうなんです。
せっかく進めていた開発が戦争で止まってしまうというのは当時の企業にとってはかなり悔しい出来事だったんだろうなと想像します。
あくまで推測の域ですが、戦後すぐに再開できたのは、それだけ強い思いがあったからなのかもしれませんね。
終戦後赤坂での製造開始
終戦を迎えると長野県にあったラムネ製造施設が東京・赤坂に移設されて、いよいよ製造が始まりました。
1948年7月15日、闇市で発売を開始したところ、爆発的なヒット商品になったと言われています。
当時出回っていた質の粗い密造酒もホッピーで割ると意外と美味しく飲めると評判になったことが人気の理由の一つだったそうです。
戦後の混乱期に、こんな形で人々の生活に寄り添う商品が生まれたというのは、なかなか興味深い話だなと思いました。
ホッピーが庶民に愛された理由
ホッピーがなぜここまで長く愛され続けているのか理由を探っていきます。当時のビール事情が大きく関係しているんですね。
ビールの代用品として広まった経緯
発売当時、ビールはまだ高嶺の花だったんです。
そんな時代に、ビールのような味わいを安く早く楽しめる「麦酒様清涼飲料水」として登場したのがホッピーでした。
焼酎で割ることでアルコール飲料として楽しめるという仕組みも、当時の人たちにとってはかなり画期的だったんじゃないでしょうか。
ビールより安く酔えるという点が、庶民の間で爆発的にブームを巻き起こした一番の要因だったと考えられています。
ロングセラーの秘密
ホッピーは1948年から現在まで、実に70年以上飲まれ続けているロングセラー商品です。
アルコール度数はわずか0.8%と低めなんですが、プリン体ゼロで低カロリーという特徴もあって、健康志向の高まりとともに再評価されている印象があります。
まあ、個人的な感覚ですけど、最近は若い世代の間でも「ホッピーが好き」という声が増えている気がしますね。下町の酒場文化とセットで語られることが多いのもこの飲み物ならではの魅力なんだと思います。
ホッピーの美味しい飲み方の基本
ホッピーの日に合わせて実際の飲み方も知っておくと楽しさが倍増すると思います。基本となる「3冷」というスタイルを紹介しますね。
3冷というホッピー通の飲み方
ホッピーの飲み方の基本は「3冷(さんれい)」と呼ばれるスタイルです。
ホッピー本体、焼酎、ジョッキの三つをすべてキンキンに冷やしてから注ぐという飲み方で、昭和40年代後半ごろに考案されたと言われています。
氷を入れてしまうと味も炭酸も薄まってしまうので、ジョッキ自体を冷凍庫で凍らせておくのがポイントなんだそうです。
焼酎とホッピーの黄金比率
味の決め手になるのが、焼酎とホッピーの比率です。一般的には焼酎1に対してホッピー5が黄金比とされています。
冷えたジョッキに焼酎を先に注いで、そこにホッピーを勢いよく注ぐことで、マドラーで混ぜなくても自然に混ざるようになるそうです。
居酒屋では焼酎を「中(なか)」、ホッピーを「外(そと)」と呼ぶ独特の注文文化があって、これも下町の酒場らしい面白さだなと感じました。
まとめ
ホッピーの日について由来から歴史、飲み方まで振り返ってみました。
- ホッピーの日は1948年7月15日に東京・赤坂でホッピーの製造販売が始まったことにちなむ記念日
- 「ホッビー」から発音のしやすさを優先して「ホッピー」という名前に変わった経緯がある
- 戦争でいったん開発が中断されたものの、終戦後に赤坂で製造が再開されて大ヒットした
- ビールが高価だった時代の代用品として庶民の間で爆発的なブームになった
- 現在も3冷という飲み方や焼酎1対ホッピー5の黄金比が、ホッピーを楽しむ基本のスタイルとして親しまれている
7月15日にホッピーを飲む機会があったら、こういった由来を思い出しながら味わってみるのも楽しいと思いますよ。
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