この記事を読めば5月16日「平和に共存する国際デー」がいつ、なぜ制定されたのか、その背景にある歴史と世界的な意義がまるごとわかります。
「平和」って聞くとちょっと遠い話に感じることがありませんか?
でも、この記念日が伝えようとしていることはじつはとても身近なことなんです。
お互いの違いを認め合い、尊重しながら一緒に生きていくこと。
それが「平和に共存する」ということなので。今日はそのすべてを丁寧に解説していきますね。
平和に共存する国際デーとは何か
5月16日「平和に共存する国際デー」は国際社会が「平和・寛容・包摂・理解・連帯」を促進するために設けた国連公式記念日です。英
語では「International Day of Living Together in Peace」と表記されます。
「平和裏に共存する国際デー」と訳されることもあって、要するに「違いがあっても一緒に生きていこう」というメッセージを世界に発信する日なんですね。
正式な名称と制定の概要
国連総会決議72/130によって制定されたこの記念日。
「平和・連帯・調和の持続可能な世界を築くために、違いと多様性の中で団結して生き、共に行動したいという願望を支持する」
ことを目的としています。
単に「戦争をなくそう」という話だけじゃなく、もっと日常的なレベルの話。
民族や宗教、価値観の異なる人どうしがどう向き合って生きていくかという問いに答えようとしている点が、ちょっと印象深いなと思います。
9月21日の「国際平和デー」との違い
混同しやすいのですが、9月21日の「国際平和デー(International Day of Peace)」とは別の記念日です。
9月21日は1981年に制定された「停戦と非暴力の日」で各国に敵対行為の停止を呼びかけるもの。
5月16日は2017年制定で「多様性の中での共存」という、より文化的・社会的な側面に焦点を当てているという違いがあります。
制定の歴史と国連決議の背景
この記念日が生まれたのは2017年。国連総会の第72会期(2017〜2018年)において、2017年12月8日に決議72/130が採択されました。
背景には世界各地で広がる分断や不寛容、そして暴力的な過激主義への深刻な懸念があったとされています。
「平和の文化」宣言という土台
じつはこの記念日、突然生まれたものではありません。長い伏線があって。
国連は1997年に「国際平和文化年」(2000年)を宣言し(決議52/15)、さらに1998年には「平和と非暴力の文化のための国際10年(2001〜2010年)」を宣言。
そして1999年に「平和の文化に関する宣言と行動計画(決議53/243)」を採択しました。
これらが積み重なっていって2017年の「平和に共存する国際デー」につながっているんです。
ですから、この記念日は20年以上にわたる国連の取り組みの集大成とも言える、なかなかに重みのある日なんですね。
決議に込められたメッセージ
決議72/130の中では各国に対してこんなことが求められています。
- 和解のための具体的な措置や奉仕活動を通じて平和を推進すること
- 宗教指導者をはじめとする地域社会の関係者と協力すること
- 個人間の赦しと思いやりを促進すること
- 平和と持続可能な開発のための和解をさらに深めること
「赦し(forgiveness)と思いやり」という言葉が決議に盛り込まれているのが、個人的にはかなり印象深かったです。
国連の公式文書にそういう言葉が入ること自体この記念日の独自性を示しているように感じます。
この記念日が目指すもの
「違いの中で一緒に生きる」。これがこの記念日の大事なところです。
人種や宗教、言語や文化、あらゆる違いを持つ人びとが対立ではなく協調を選ぶこと。
聞こえはシンプルですけど現代の世界を見渡すと、これが本当に難しいことだとわかります。
寛容、包摂、連帯という3つの柱
国連が繰り返し強調するのは寛容(tolerance)、包摂(inclusion)、連帯(solidarity)という3つのキーワードです。
寛容とは自分と違う考えや生き方を否定しないこと。
包摂とは誰も排除しないこと。
連帯とはお互いに支え合うこと。
この3つが揃って初めて本当の意味での「平和な共存」が成り立つ。そういう考え方なんですね。
平和とSDGsのつながり
この記念日はSDGs(持続可能な開発目標)とも密接に関わっています。
SDGsのゴール16「平和と公正をすべての人に」の実現に向けて、国際社会の意識を高める役割を担っているんです。
要するに平和は「戦争がない状態」だけじゃなく、社会的な正義や包摂が実現した状態を指している、というわけです。
現代的な平和の定義としてはかなり奥深いと思います。
平和に共存するために私たちにできること
この記念日で求められているのは国家レベルの取り組みだけじゃありません。
日常生活の中にある、ごく小さな行動も含まれています。
国連の公式サイトでは他者との違いを受け入れること、耳を傾けること、理解し尊重することが平和共存の基本として挙げられています。
なんか、当たり前のことのようで実践するとけっこう難しかったりしますよね。

世界各地の取り組み例
国連はこの記念日を通じて世界各地のさまざまな活動を促進しています。
たとえば学校でのワークショップや地域コミュニティでのイベント、対話の場の創出などが典型例です。
ユネスコはこの日を「平和と持続可能な開発のための和解をさらに促進する日」として位置づけており、加盟する学校(ユネスコスクール)に対しても積極的な取り組みを呼びかけています。
「共存」を意識した日常の選択
個人レベルで言うとSNSで誰かの違う意見を見たときに少し立ち止まって考えてみることや、自分と文化的背景が異なる人に声をかけてみることも、この記念日の精神につながっているのかもしれません。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれないですが国際的な平和は一人ひとりの日常の積み重ねから、という考え方はこの記念日の底に流れる一番大切なメッセージだと思います。
まとめ 5月16日に知っておきたいポイント
- 5月16日は「平和に共存する国際デー」(International Day of Living Together in Peace)
- 2017年12月8日、国連総会決議72/130によって制定
- 目的は「平和・寛容・包摂・理解・連帯」の促進
- 9月21日の「国際平和デー」とは別の記念日(こちらは1981年制定の「停戦の日」)
- 1997年〜1999年にかけての「平和の文化」関連決議が背景にある
- 「違いと多様性の中で団結して生き、共に行動する」ことを世界に呼びかける日
- SDGsのゴール16「平和と公正をすべての人に」とも深くつながっている
この記念日を知ることで5月16日がただのカレンダーの一日じゃなく、ちょっと違って見えてくるんじゃないかなと思います。
違いを怖れず、共に生きていく。
そのシンプルで奥深いメッセージをぜひ誰かに伝えてみてください✨
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