国際青少年デーとは?由来や歴史を解説【8月12日】

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この記事を読めば8月12日「国際青少年デー」がどうやって生まれたのか、その由来や歴史の流れがすっきりわかります。

「なんとなく聞いたことはあるけど、実際どんな日なの?」

と思っている方、けっこう多いんじゃないでしょうか。

私も最初は「青少年の日って母の日とか父の日みたいなもの?」くらいの理解しかなくて、調べてみたら意外と国連の歴史がぎっしり詰まった記念日だったので驚きました。

今回はそのあたりをできるだけわかりやすく整理してお伝えしていきますね。

目次

国際青少年デーの基本情報

まずはこの記念日がどんなものなのかざっくりとした概要から見ていきますね。

毎年8月12日に制定されている国際デー

国際青少年デーは英語で「International Youth Day」と呼ばれていて、毎年8月12日に世界各国で行われている国連の国際デーの一つです。

祝日というよりは「啓発のための日」という位置づけで、この日にお休みになる国というのは基本的にないみたいです。

世界中の若者たちが直面している課題や、彼らが持っている可能性に光を当てることを目的にしていて、毎年テーマが変わるのが特徴なんですよね。

対象年齢はだいたい15歳から24歳

「青少年」という言葉の範囲、意外と曖昧に感じませんか?

国連が定義する若者(youth)は、おおむね15歳から24歳とされています。

ただこれはあくまで統計上の区分であって、実際の各国の制度や文化的な意味での「若者」の範囲とは少しずれることもあるようです。

この辺りは国によって解釈の幅がありそうだなと個人的には感じています。

国際青少年デーの由来を紐解く

ここではこの記念日がどういう経緯で生まれたのか、その発端を見ていきます。

1991年ウィーンでの若者たちの提案がきっかけ

実は国際青少年デーの原点は、1998年でも1999年でもなく、それより前の1991年にさかのぼります。

1991年5月27日から29日にかけて、オーストリアのウィーンで「国連システムにおける世界青少年フォーラム」の第1回会合が開かれたんですね。

ここに集まった若者たち自身が「国際青少年デーを作ってほしい」と提案したのが、そもそもの始まりだったんです。

しかも当初の目的は、単なる啓発だけじゃなくて、国連青年基金への資金調達や広報活動を後押しするためだったというのがけっこう実務的な理由だなと思いました。

若者発の提案から国連の公式な日になるまで

若者たちの提案から実際に記念日として制定されるまで7年もの時間がかかっています。

この空白期間、正直あまり語られていないんですが国際的な合意形成にはそれなりの手続きと時間が必要だったんだろうなという気がします。

若者発のアイデアが最終的に国連総会の決議にまで至ったというのはこの記念日ならではの成り立ちだと思いますね。

国際青少年デー制定までの歴史

続いて正式に制定されるまでの具体的な流れを時系列で追ってみますね。

1998年リスボンでの世界閣僚会議

1998年8月8日から12日にかけて、ポルトガルのリスボンで

「青少年に関する世界閣僚会議(World Conference of Ministers Responsible for Youth)」

が、ポルトガル政府と国連の共催で開催されました。

この会議の第1回セッションで8月12日を国際青少年デーとすることを宣言する決議が採択されたんです。

会期の最終日である8月12日を記念日の日付に選んだという流れ、けっこう象徴的だなと感じました。

1999年国連総会での正式決議

リスボンでの勧告を受けて、翌1999年12月17日、国連総会は決議54/120「青少年を対象とした政策とプログラム(Policies and programmes involving youth)」を採択し、8月12日を国際青少年デーとすることを正式に承認しました。

この決議によってそれまで各国や国連機関の間で提案されていたアイデアが、正式な国際デーとして確立されたわけですね。

2000年8月12日が記念すべき第1回

そして実際に「第1回国際青少年デー」として世界で初めて祝われたのは、決議から約8か月後の2000年8月12日でした。

国連事務総長だったコフィー・アナン氏がこの日に合わせてメッセージを発表したという記録も残っています。

提案から実施まで約9年、決議から実施まで約1年弱というスパンで見ると、国際的な記念日が形になるまでの道のりって思ったより長いんだなとあらためて感じました。

1985年の国際青年年との違い

ここでちょっと紛らわしいポイントに触れておきたいんですが国際青少年デーと似た名前の記念すべき年があったのをご存知でしょうか。

「国際ユース年」という前身にあたる取り組み

1985年、国連は「Participation,Development,Peace(参加、開発、平和)」というテーマのもと、この年を「国際青年年(International Youth Year)」と定めていました。

バルセロナで開催された世界青年会議など様々な国際イベントがこの年に合わせて実施されたそうです。

国際青少年デーとは別物なので注意

この1985年の「国際青年年」は1年間限定の取り組みで、8月12日の「国際青少年デー」とは制定の経緯も目的も別物なんです。

ただ、どちらも若者の力や課題に焦点を当てているという点で、思想的にはつながっている部分もあるのかなと、自分の見立てでは感じています。

実際、一部の記事では「1985年の国際ユース年が国際青少年デー誕生の下地になった」という見方もあるようですが、これはあくまで一つの解釈として受け止めておくのがよさそうです。

国際青少年デーのテーマは毎年変わる

国際青少年デーには毎年異なるテーマが設定されているというのも、あまり知られていない特徴かもしれません。

2026年のテーマは「異なる状況、共通の願い」

国連経済社会局(UN DESA)が発表した2026年の国際青少年デーのテーマは「Different Contexts,Common Aspirations(異なる状況、共通の願い)」です。

世界の若者たちは、それぞれ違う国や地域、経済状況の中で暮らしているけれど、尊厳のある暮らしや質の高い教育、まっとうな雇用機会、自分の人生に関わる決定への発言権など、求めているものは驚くほど共通しているという考え方がベースになっているんですね。

特に後発開発途上国や内陸開発途上国、小島嶼開発途上国の若者たちに焦点を当てているのが今年の特徴のようです。

テーマは年ごとにガラッと変わる

2025年のテーマは「Local Youth Actions for the SDGs and Beyond(SDGsとその先に向けた地域の若者の行動)」でした。

こんなふうに毎年テーマが刷新されていくので、「去年と同じだろう」と思って調べると案外違っていたりするので注意が必要ですね。

ちょっと紛らわしいですが、その年ごとの世界情勢や若者を取り巻く課題を反映しているとも言えそうです。

まとめ

国際青少年デーの由来と歴史を振り返ると、次のような流れになっていました。

  • 1991年、ウィーンでの世界青少年フォーラムで若者たち自身が記念日制定を提案した
  • 1998年、リスボンでの世界閣僚会議で8月12日を国際青少年デーとする決議が採択された
  • 1999年、国連総会決議54/120によって正式に承認された
  • 2000年8月12日、世界で初めて国際青少年デーが実施された
  • 1985年の「国際青年年」とは別の取り組みである

若者たち自身の提案から始まって国連の正式な国際デーになるまで約9年かかっているという事実、けっこう印象深かったです。

8月12日を迎えるとき、こういう成り立ちを少し思い出してもらえたら嬉しいなと思います。

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