一汁三菜の日とは?由来や歴史を解説【毎月13日】

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この記事を読めば「一汁三菜の日」がいつ・誰が・なぜ制定したのか、そして「一汁三菜」という食のスタイルが日本にどう根付いてきたのかが、まるごとわかります。

「毎月13日が記念日って知ってるけど、正直なぜなのかよく知らない…」

そんな方、意外と多いんじゃないでしょうか。

実はこの記念日、ただの語呂合わせ以上の深い歴史と、和食文化を守りたいという真剣な想いが込められているんです。

食文化や日本の歴史に興味がある方にとって、読めば「へえ、そういうことだったのか」と思える内容をお届けします。

目次

一汁三菜の日とは?まず基本を押さえよう

「一汁三菜の日」とは毎月13日に設けられている食文化系の記念日です。

和食の素材メーカー6社(フジッコ株式会社・ニコニコのり株式会社・キング醸造株式会社・株式会社はくばく・株式会社ますやみそ・マルトモ株式会社)で構成される「一汁三菜 ぷらす・みらいご飯®」という団体が制定し、一般社団法人・日本記念日協会に正式に認定・登録されています。

記念日の目的は

いろいろな料理を組み合わせてさまざまな栄養素がバランスよくとれる一汁三菜という和食のスタイルを、子どもたちにつなげていくこと

食の洋食化が進む現代だからこそ、改めて日本の食文化の根っこに目を向けようというメッセージが込められています。

毎月13日になった理由は語呂合わせ

「なぜよりによって13日なの?」と思う方もいるかもしれませんが答えはシンプルです。

「一汁三菜(いちじゅうさんさい)」の読み方が、数字の「13(じゅうさん)」に似ているから。覚えやすくて、言われてみれば確かにそうと納得できる、粋な発想ですよね。

記念日の登録証授与式は2016年7月19日、兵庫県神戸市のホテルオークラ神戸で執り行われました。

6社の代表者が一堂に会して日本記念日協会の加瀬清志代表理事から登録証が手渡されたこの場には多くのバイヤーやメディア関係者も訪れ、大変な賑わいだったそうです。

制定のきっかけはユネスコ登録だった

この記念日が生まれた背景には2013年12月の出来事が深く関わっています。

2013年、「和食:日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に正式登録されました。

そこで世界から評価されたポイントのひとつが一汁三菜を基本とした「栄養バランスに優れ、健康的な食生活」であること。

この登録を機に、和食の素材を手がけるメーカー各社が「この文化を次世代へ受け継がなければ」という危機感と熱意のもとで動き出して記念日の制定へとつながったわけです。

世界に認められたその瞬間が国内での再発見のきっかけになった。これは少し逆説的で、でも日本らしいエピソードだと思いませんか。

一汁三菜の歴史と起源をたどる

一汁三菜の歴史は実に1,000年以上前にさかのぼります。この章では時代を追いながらその変遷を見ていきます。

平安時代 絵巻物に残る最古の痕跡

「一汁三菜」という言葉が文献に登場するのは後世のことですが、平安時代に描かれた「病草紙絵巻(やまいのそうしえまき)」にはすでに木地の折敷(おしき)に黒塗椀を使った一汁三菜スタイルの庶民の食事が描かれています。

庶民レベルでもすでに「ご飯+汁物+おかず数品」という構成があったことを絵が物語っているんです。

鎌倉時代 禅寺の「一汁一菜」から発展した形

鎌倉時代、禅寺では質素倹約を重んじる食事として「一汁一菜」が基本とされていました。

ただ特別な日や来客時には「一汁三菜」という、少し豊かな形が取られていたとされています。

同時代の「源平盛衰記」巻三十三には源義仲の食事として「御菜三種に平茸の汁一つ、折敷にそえて」という記述も残っています。武

将の日常食としてもすでに三菜が登場しているんですね。

室町時代 本膳料理として武家社会に定着

室町時代になると武家の礼法とともに「本膳料理」が発展。

この本膳料理こそが一汁三菜を食事様式として制度化した形式と言えます。

主食・汁物・向付(なます・刺身)・煮物・焼物という流れで三菜が構成され、礼儀作法と一体化した食文化として確立していきました。

江戸時代 庶民の知恵が「三菜」を守った

室町から発展した一汁三菜のスタイルは江戸時代に入って庶民のあいだにも広く浸透します。

その背景に幕府の「贅沢禁止令」があったんです。

幕府は「食事は一汁一菜(汁物ひとつにおかずひとつ)にせよ」という命令を頻繁に出しましたが、食べる楽しみを手放したくない庶民は汁物の中にたくさんの具材を詰めたり、ひとつの皿に複数の料理を盛り合わせるなどの工夫で、実質的に三菜に近い食卓を守り続けたとされています。

「質素に見せながら栄養をしっかり摂る」という庶民の知恵が結果として一汁三菜という理想的な献立スタイルを洗練させていったと考えられます。

現代で一汁三菜を取り入れるコツ

完璧な一汁三菜を毎日揃えるのはハードルが高いと感じる方も多いはず。でも実はそこまで構える必要はありません。

汁物は多めに作り置きすれば数日使えますし、副菜のひとつは市販の漬物や総菜でも十分です。

大切なのは「主食・汁物・主菜・副菜」という枠組みを意識することであって全部を手作りで揃えることではありません。

毎月13日の一汁三菜の日を「今日の食事を見直す日」として活用するのがこの記念日の本来の使い方でもあります。

配膳の並べ方もシンプルに覚えられます。

手前左にご飯、手前右に汁物、奥側に主菜と副菜を配置するのが基本。

食卓の形が整うだけで食事の時間が少し豊かに感じられるから不思議です。

まとめ

  • 「一汁三菜の日」は毎月13日で、「いちじゅうさんさい」が「13(いちさん)」に似ていることが由来
  • 和食素材メーカー6社で構成する「一汁三菜 ぷらす・みらいご飯®」が制定し、日本記念日協会が2016年に認定
  • 制定のきっかけは2013年の「和食」ユネスコ無形文化遺産登録
  • 記念日登録証の授与式は兵庫県神戸市のホテルオークラ神戸で開催された
  • 一汁三菜の歴史は平安時代の絵巻物にまでさかのぼり、室町時代の本膳料理を経て江戸時代に庶民へ普及
  • ご飯・汁物・主菜・副菜2品という構成で炭水化物からたんぱく質・食物繊維まで自然にバランスが整う

毎月13日は、あわただしい毎日の中でちょっと立ち止まって「今日の食事、整ってるかな?」と確認する日にしてみてください。

難しく考えなくてOK!まずはお味噌汁を一杯作るだけでも十分です。

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