この記事を読めば5月8日が「紙飛行機の日」になった理由と、その背景にある感動的なストーリーがすべてわかります。
「なんとなく知ってるけど、実はどういう日なの?」
って思いませんか?
語呂合わせだけじゃない、深くてあたたかい由来があるんです。
紙飛行機の日ってどんな日?
5月8日は折り紙ヒコーキ協会が制定し、2017年5月25日に日本記念日協会が正式に認定した記念日です。
一枚の紙を折るだけで作れる「おりがみ紙飛行機」の楽しさと魅力を、より多くの人に伝えることを目的として設けられました。

GO(5)HIGH(8)の語呂合わせ
日付が5月8日に選ばれた理由のひとつは「5=GO、8=HIGH」という語呂合わせ。
「行け、空高く」という意味が込められていて、5月の青空にぐんぐん舞い上がる紙飛行機の姿をそのまま表現しているんですよね。
なんかこういうシンプルな発想、すごく好きです。
もうひとつの由来は健史くんの命日
語呂合わせだけじゃないところが、この記念日の特別なところ。
5月8日は佐賀市で生まれた井上健史くんの命日でもあります。
健史くんは1993年生まれで、ダウン症と急性リンパ性白血病を同時に抱えながらも、紙飛行機が大好きな少年でした。懸命に闘病を続けましたが2002年5月8日に9歳でこの世を去りました。

折り紙ヒコーキ協会とは
記念日を制定したのは広島県福山市に拠点を置く折り紙ヒコーキ協会。
1995年に設立された団体で、会長は室内紙飛行機滞空時間のギネス世界記録保持者でもある戸田拓夫さんです。
戸田拓夫さんとギネス記録
戸田さんは2010年12月19日、29.2秒という室内滞空時間のギネス世界記録を樹立しました。
それまでのアメリカ記録(1998年、27.6秒)を超えた記録で日本の折り紙ヒコーキ技術の高さを世界に示した瞬間でもあります。

協会のさまざまな活動
折り紙ヒコーキ協会は記念日の制定だけでなく幅広い活動を続けています。
- 2001年
広島県福山市に「紙ヒコーキ博物館」を設立 - 2003年
広島県神石郡に「とよまつ紙ヒコーキタワー」を完成 - 2003年〜
全日本折り紙ヒコーキ大会を継続的に開催(2024年は第9回目)
全国大会は子どもから大人まで参加できるイベントで毎回たくさんの人が飛行距離や滞空時間を競い合っています。
健史くんと「たけし杯」の話
個人的にいちばん印象深かったのがこの「たけし杯」のエピソードです。
健史くんの9年間
健史くんは2歳のときに白血病が判明し、それでも紙飛行機を愛し続けました。
折り紙ヒコーキ協会のスタッフ家族とも深い交流があり、健史くんのお父さん・英史さんは現在、協会の九州支部長を務めています。
短い命を精いっぱい生きた少年の姿が多くの人の心を動かしました。
記念大会「たけし杯」の誕生
健史くんの命日が「紙飛行機の日」として認定されたのが2017年。
その翌年から、健史くんの名前を冠した紙飛行機大会「たけし杯」が佐賀市で開催されるようになりました。
健史くんのお母さんの真理子さんは「悲しい命日じゃなくて、嬉しい気持ちになれる」と話していました。…うん。これはちょっと泣けますよね。
紙飛行機の歴史をざっくり振り返る
この記念日をより深く楽しむために紙飛行機そのものの歴史も少し知っておくといいかもしれません。
起源は2000年以上前?
紙で玩具を作る文化は、凧を発明した約2000年前の中国が起源とも言われています。
ただ、紙飛行機の発祥地を正確に特定するのは難しく、1859年のイギリスにも関連する記録が残っています。
要するに国や時代を超えて人類が楽しんできた普遍的な遊び、なんですよね。
日本最古の記録
日本では1901年に出版された「日本全国児童遊戯法」という書物に、「とんび」という名の紙飛行機が紹介されています。
これはライト兄弟が飛行機を発明した1903年より前のことで当時はまだ「飛行機」という言葉も存在していませんでした。意外と歴史が深い。
20世紀以降の発展
20世紀に入ると紙飛行機はただの遊びを超えて、実際の航空機設計の試作や参考にも使われるようになりました。
そして2026年1月には、中国の若者6人チームが上海で新しいモデルを使って98.43メートルという「紙飛行機の最長飛行距離」ギネス世界記録を更新したばかりです。
紙飛行機の進化、まだまだ続いています。

5月8日にできること
せっかくの記念日、何かしてみませんか?
- 子どもと一緒に紙飛行機を折って空に向かって思い切り飛ばしてみる
- 折り紙ヒコーキ協会が公開している折り方を参考に、より遠くへ飛ぶ機体を研究してみる
- 健史くんのストーリーを誰かに話して、一緒に記念日の意味を味わってみる
まとめ
- 5月8日は「紙飛行機の日」。折り紙ヒコーキ協会が制定して2017年に日本記念日協会が認定
- 日付の由来は「GO(5)HIGH(8)=行け、空高く」という語呂合わせ
- もうひとつの由来は紙飛行機が大好きだった井上健史くんの命日(2002年5月8日)
- 制定した折り紙ヒコーキ協会の会長・戸田拓夫さんは滞空時間29.2秒のギネス記録保持者
- 健史くんの命日が記念日になったことで毎年5月8日は「悲しい日」から「みんなで飛ばす日」に変わった
一枚の紙がこんなにも深い物語をつなぐ記念日になっていたとは思っていなかったです。
5月8日、ぜひ空に向かって紙飛行機を飛ばしてみてください✈️
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