かっぱえびせんの日とは?由来や歴史を解説【8月10日】

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毎年8月10日が近づくとなんとなく気になってくる「かっぱえびせんの日」。

この記事を読めば記念日が制定された理由から名前の由来、発売までの意外な試行錯誤まで一通りわかると思います。

なんとなく知っているつもりでも実は深掘りすると案外知らないことが多いんですよね。

目次

かっぱえびせんの日はいつ制定されたのか

まずは記念日そのものの基本情報から整理していきます。

2017年に日本記念日協会が認定

「かっぱえびせんの日」は8月10日でカルビー株式会社が制定した記念日です。

2017年(平成29年)に一般社団法人日本記念日協会によって認定・登録されました。

個人的には発売から50年以上経ってから正式な記念日になったという点がちょっと意外だなと思いました。てっきり発売当初から記念日があったのかなと思っていたので。

制定の目的はシンプル

記念日の目的は「かっぱえびせんの美味しさをさらに多くの人に味わってもらうこと」とされています。

ですから、特別なイベントの記念というよりはロングセラー商品をあらためて知ってもらうためのブランド施策という位置づけなんですね。

8月10日という日付の由来

ここが一番気になる方も多いはずなのでしっかり解説します。

「やめられない、とまらない」の語呂合わせ

日付の由来はかっぱえびせんの有名なキャッチコピー「やめられない、とまらない♪」から来ています。

「や(8)められない、と(10)まらない」という語呂合わせで、8月10日になったんです。

この語呂合わせ、正直かなり秀逸だなと感じます。

数字だけでこんなにキャッチコピーの世界観を再現できるのは、なかなか他にないパターンかもしれません。

キャッチコピー自体は1969年のCMから

ちなみに「やめられない、とまらない」というキャッチコピー自体は、1969年(昭和44年)のテレビCMで初めて使われたものです。

かっぱえびせんの発売は1964年なので、実は商品の誕生から5年後にこのフレーズが生まれたことになります。この時間差、意外と知られていない気がします。

かっぱえびせん誕生までの長い試行錯誤

記念日の話をするなら、そもそもの商品の歴史も外せません。ここは特に深く掘ってみます。

きっかけは創業者の少年時代の思い出

かっぱえびせんの原点は創業者である松尾孝さんの少年時代にさかのぼります。

川えび獲りの名人だった子供の頃、母親が作ってくれた川えびの天ぷらのおいしさが忘れられなかったそうです。

この「母の味」というエピソード、単なる企業の商品開発秘話というより、けっこう人間味のある話だなと思いました。

前身は「かっぱあられ」だった

現在の「かっぱえびせん」という名前になる前は、「かっぱあられ」という商品名でした。

1955年に発売された日本初の小麦あられで、小麦粉を使ったあられだったんです。「かっぱ」という名称は、当時人気だった漫画家・清水崑さんの代表作『かっぱ天国』のキャラクターから来ています。

ちなみに使用許可を得る際、松尾さんの親族が清水さんの子どもと同級生だったという縁をたどって直談判したというエピソードもあるみたいです。

ここまでこだわりを持って名前を決めていたというのは正直ちょっと驚きました。

瀬戸内海の小えびとの偶然の出会い

「かっぱあられ」発売後も松尾さんは「もっとおいしくしたい」と試行錯誤を続けていて、ある日、広島の瀬戸内海で小えびが海辺で干されているのを偶然目にしました。

その瞬間、子供の頃の川えびの天ぷらの記憶が結びつき、「これをお菓子にできないか」というひらめきが生まれたそうです。

9年間で26商品、27番目にしてついに完成

ここは個人的にかなり印象深かった点なんですがかっぱえびせんが完成するまでに9年もの試行錯誤があり、その間に26種類もの商品が生まれていたそうです。

かっぱえびせんは「かっぱ」シリーズ27番目の商品としてようやく誕生したんです。

エビ以外にもイカやカキ、タコなど様々な素材で試作を重ねたという話もあります。

1つの商品にこれだけの数の試作を重ねていたというのは正直そこまでやるとは思っていなかったので、けっこう驚きのエピソードでした。

かっぱえびせんという商品自体の特徴

記念日の背景を知る上で商品そのものの豆知識も押さえておきたいところです。

1964年発売、東京オリンピックと同じ年

かっぱえびせんは1964年(昭和39年)に発売されました。

これは東京で初めての夏季オリンピックが開かれた年と同じで、2024年には発売60周年を迎えています。

歴史の節目と重なっているのも、覚えやすいポイントかもしれません。

エビを丸ごと使う製法は今も変わらない

生のエビを頭から尾まで殻ごとミンチ状にして生地に練り込むという製法は発売当時から現在まで変わっていません。

廃棄されがちな部分まで丸ごと使う発想は、今のSDGsの考え方にも通じるという指摘もあり、当時としては先見の明があったと言えそうです。

あくまで後付けの解釈かもしれませんが、当時から資源を無駄にしない発想があったというのは、なかなか先進的だったんだろうなと感じます。

年間約1億6000万袋という規模

日刊スポーツの取材によるとかっぱえびせんは年間約1億6000万袋も生産されているとのことです。

これまでに発売された種類は200種類に及ぶそうで、ロングセラーというより、もう国民的なスナックと言っていいレベルかもしれません。

まとめ

かっぱえびせんの日についてポイントを整理しておきます。

  • 8月10日は「や(8)められない、と(10)まらない」の語呂合わせから2017年に日本記念日協会が認定した記念日
  • 制定したのはカルビー株式会社で目的はかっぱえびせんをより多くの人に味わってもらうこと
  • 商品の原点は創業者・松尾孝さんの少年時代、母親が作った川えびの天ぷらの思い出
  • 前身は1955年発売の「かっぱあられ」で漫画『かっぱ天国』にちなんで名付けられた
  • 完成まで9年、26商品を経て27番目にかっぱえびせんが誕生した
  • 1964年発売、エビを丸ごと使う製法は60年以上変わっていない

こうして振り返ると8月10日というたった一つの日付の裏に、こんなに長い試行錯誤の歴史があったんだなと感じます。

次に袋を開ける時はちょっとその背景を思い出してみるのも楽しいかもしれませんね😊

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