キングドーナツの日は毎年10月13日に祝われる記念日です。
この記事を読めば日付の由来や制定した会社の歴史、2026年の無料配布イベントの内容までまとめてわかります。
「ドーナツの日なのに、どうして13日なの?」
「そもそもキングって何が王様なんだろう」
と、ふと気になった方も多いと思います。
私も最初は同じことを思いました。
調べてみると日付の語呂合わせの裏に、老舗の製菓会社が崖っぷちから立ち上がった物語がありました。ちょっと熱い話なんです。
キングドーナツの日とは?基本情報
ここではキングドーナツの日がどんな記念日なのか、誰がいつ決めたのかを整理します。
10月13日に定められた記念日
キングドーナツの日は毎年10月13日です。
兵庫県加西市に本社を置く丸中製菓株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した記念日として登録されています。
丸中製菓はドーナツやワッフル、ケーキを主力にしているお菓子メーカーです。
スーパーやコンビニの棚で、王冠のマークがついた袋を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。あの袋がまさに主役です。
主役は1988年生まれのロングセラー
記念日の主役になっているキングドーナツは1988年(昭和63年)に生まれた商品です。
30年以上も愛され続けているロングヒットで、記念日の解説では「競合品も多い中で『絶対、キングになる』と作り上げた」という開発時の思いが伝えられています。
発売から長い年月が経っても小麦粉や卵、砂糖といったシンプルな素材と製法はほとんど変わっていないそうです。
流行が目まぐるしく入れ替わるお菓子の世界で、これは意外とすごいことだと思います。
記念日の目的は「感謝」
丸中製菓はキングドーナツの日を「日頃の皆さまへの感謝の気持ちを込めてお祝いする日」と位置づけています。
売りたい気持ちよりも、まず「ありがとう」を伝えたいという姿勢なんですね。
無料配布という形で実際に行動に移しているところに、好感を持ちました。
10月13日になった由来は3つの語呂合わせ
ここを読むと10月13日という日付に込められた意味がすっきり理解できます。
「10月」は「ドーナツ」の「ド」
ひとつ目は10月の「10」を「ド」と読む語呂合わせです。
ドーナツの「ド」から10月が選ばれました。
日本の記念日ではよくある発想ですが、お菓子の名前そのままなので、わかりやすくて覚えやすいですよね。
「13日」はトランプのキング
ふたつ目はトランプのカードです。
13はトランプの絵柄でいう「K(キング)」にあたります。
商品名の「キング」と数字の13がきれいに結びつきました。
漢字の「十」と「三」を重ねると「王」
実はもうひとつ、少し遊び心のある説明があります。
13を漢字で書くと「十三」で、この「十」と「三」を重ねると「王」の字になります。
「王=キング」だから13日、という理屈です。
個人的にはこの漢字パズルが一番好きです。
トランプだけでも十分成立するのに、さらに漢字でも「王」が出てくるなんてちょっとできすぎですよね。
ただ、このあたりは制定時の発想として公開されている内容なのでそのまま受け取って大丈夫だと思います。
10月が選ばれたもうひとつの理由
加えて、夏場を避けて特売しやすい時期という理由から10月が選ばれたとも伝えられています。
これは製菓会社らしい現実的な事情です。
キングドーナツは砂糖がかかった商品ですから、気温が高い季節は扱いが難しくなるのだろうと、私なりに想像しています。
あくまで自分の見立てですが後ほど触れる誕生秘話とも妙にリンクするんですよね。
キングドーナツの歴史と誕生秘話
ここでは丸中製菓がドーナツにたどり着くまでの道のりと、キングドーナツ誕生の裏側を掘り下げます。
かりんとうから始まった挑戦
丸中製菓は戦後に手焼きせんべいを販売していた会社です。
「全国で勝負できる商品を」と考えて、次に力を入れたのが当時お菓子の中でも高いシェアを持っていたかりんとうでした。
ところが1960年代に入ると、人々の関心は目新しい洋風菓子へ移っていきます。
全国にスーパーマーケットが登場して価格競争も始まり、廃業寸前まで追い込まれたそうです。
今でこそ定番のお菓子が時代の波の中では守りきれなかったんですね。
ドーナツへの大転換と1988年
そこで目をつけたのがドーナツでした。
試行錯誤の末にオリジナルのミックス粉を開発できたのが1988年です。
ドーナツメーカーとしては後発でしたが、「やるからには一番を目指そう」と、キングドーナツと名づけました。
当時の社長(現会長)は、
「かりんとうに未練はない。これからはドーナツで行く」
と宣言したと報じられています。
命名についても、
「ドーナツのなかで一番になる。キングになるんだ」
という思いを込めたそうです。
後発だからこそ、名前で自分を追い込んだように感じます。覚悟のこもったネーミングですよね。
行商のなかで生まれた「溶かした砂糖」
私が一番印象に残ったのはあの独特の砂糖がけが生まれたきっかけです。
当初は車にドーナツを大量に積んで近隣の商店を飛び込みで回る、行商スタイルで売っていました。
ところが暖房をつけると、砂糖が溶けてしまうのです。
寒い中でも窓を開けて運転したものの、それでも少しずつ溶けてしまったとのこと。
そこで発想を逆転させました。
「どうせ溶けてしまうなら、初めから溶かしてしまおう」
と考えたのです。
かりんとうにも溶かした砂糖がかかっていたことがヒントになりました。
失敗から出た苦肉の策が今の看板の食べ方になった。うん、なんだか勇気をもらえる話です。
王冠のマークに込められた意味
袋にある王冠のマークにはもうひとつの意味があります。
社内ではキングドーナツが人気な理由を「これを買っておけば間違いない」という味への信頼と安心感だと捉えています。
王冠はその信頼を裏切らないための自分たちの目印であり誇りだと説明されています。
見た目の可愛さだけじゃなかったんですね。パッケージを見る目が、少し変わりました。
製造の現場とキングドーナツの特徴
ここでは数字から見たキングドーナツの規模感と、素朴なおいしさの理由を考えます。
1時間に10万個という製造規模
丸中製菓の公式情報によると加西市のドーナツファクトリーでは、キングドーナツを含むさまざまな製品を1時間に10万個も製造しているそうです。
2011年には新工場を建設していて、全国で売られる商品はここで作られていると説明されています。
1時間に10万個って、ちょっと想像がつきません。
計算すると10時間稼働なら100万個になる勘定です。
もっともこれは私のざっくりした試算で、実際の稼働時間や製品構成は公表されていないため、目安として見てくださいね。
甘じょっぱさとソフトな食感
公式では人気の理由として独特の甘じょっぱさとソフトな食感が挙げられています。
溶かした砂糖のコーティングが生地のほんのりした塩気と合わさる感じです。
食べた方ならわかると思いますが砂糖の甘さが前に出るのに、後味はしつこくありません。
袋を開けて気づいたらもう3個目、なんてこともあります。
現場第一主義と白衣の社員
もうひとつ驚いたのが社員の皆さんが常に白衣を着ているという話です。
いつでも工場に立てるようにという「現場第一主義」の姿勢だそうです。
売り場や会議室ではなく、現場を向いている会社なんだと感じました。
情報の食い違いに関する私見
少し細かい話をします。
丸中製菓の創業年やドーナツ生産の開始時期は、媒体によって書き方が異なります。
公式ページでは1988年にミックス粉を開発してドーナツを作ったと説明されています。
一方、別のメディアでは1995年に加西市に工場を建てて「キングドーナツが誕生した」とも書かれています。
これは憶測ですが1988年が商品誕生の年で、1995年は量産に向けた設備投資のタイミングを指しているのかもしれません。
記念日の解説では1988年とされていますのでこの記事も1988年誕生を軸に書いています。
家で楽しむキングドーナツの日の過ごし方
ングドーナツの日の楽しみ方を、私の個人的な提案としてまとめます。
まずはシンプルにそのまま食べる
小麦粉と卵と砂糖というシンプルな素材のお菓子ですから、そのまま食べるのが一番だと思います。
溶かした砂糖の甘さと生地の塩気をじっくり味わってみてください。
誕生秘話を思い出しながら食べるとなんだか特別に感じます。
日付の由来を話のタネにする
「10月はドーナツのド、13日はトランプのキング、しかも十と三を重ねると王になるんだよ」と、家族や友人に話してみるのはいかがでしょう。
語呂合わせが三重になっているなんて、意外と知られていません。
職場のおやつタイムの雑談にも使えそうです。
SNSで写真を投稿してみる
公式が推奨しているハッシュタグ「#キングドーナツの日」で写真を投稿してみるのも楽しいです。
自分で買ったものでも会場でもらったものでも、気軽に参加できます。
まとめ
キングドーナツの日はお菓子の名前と数字の遊び心が詰まった、思いのほか奥深い記念日でした。
- キングドーナツの日は毎年10月13日で、丸中製菓が制定し、日本記念日協会が認定した記念日
- 日付の由来は、10月の「ド」、トランプのキングを表す13、「十」と「三」を重ねた「王」の3つの語呂合わせ
- キングドーナツは1988年に誕生。かりんとうで苦戦した丸中製菓が、後発ながら「一番になる」と挑んだ商品
- 溶かした砂糖のコーティングは、行商中に砂糖が溶けた失敗から生まれた逆転の発想
- イベントに行けなくても、味わう、話す、投稿するの3つで十分お祝いできる
近くのお店でキングドーナツを見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。袋の王冠を見るたびにきっとこの物語を思い出すはずです🍩

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