この記事を読めば「コロネの日」がいつ、誰がなぜ制定したのか、そしてコロネというパンそのものの歴史や意外な事実までまるごと理解できます。
「今日って何の日?」
とふと調べた方もコロネが好きでその背景を知りたい方も、ここに全部書いてあるので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
コロネの日ってどんな記念日?
5月6日が「コロネの日」に制定された経緯とそもそもの目的をここで整理しておきますね。
山崎製パンが制定した比較的新しい記念日
コロネの日は山崎製パン株式会社が制定した記念日です。
東京都千代田区岩本町に本社を置く同社が日本発祥の菓子パン「コロネ」の魅力をさらに多くの人に広めて、「コロネを食べるきっかけの日」にしてもらうことを目的として設けました。
制定されたのは2020年(令和2年)で一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されています。
意外と最近の話で、わりと新しい記念日なんですね。
語呂合わせが日付の由来
日付の決め方はシンプル。
「コ(5)ロ(6)ネ」という語呂合わせから、5月6日になりました。
ダジャレみたいな感じですけどこういう記念日って覚えやすくていいですよね。
ちなみに同じ5月6日には「コロッケの日」や「ゴムの日」など複数の記念日があってなかなか賑やかな日だったりします。
コロネの歴史と起源
コロネがいつどこで生まれたのか。
実は調べると「意外と謎が多い」と気づきます。
明治時代に日本で生まれたパン
コロネは日本発祥の菓子パンです。
パン生地を円錐形の金属製の芯(コルネ型)に巻き貝状に巻きつけて焼き上げたあと、内部にクリームを詰めたもの。
見た目は完全に洋風なんですけど、れっきとした日本生まれなんです。
明治時代にはすでに存在していたとされていますが日本のどこで誰が最初に作ったのかは不明。
山崎製パン自身もコロネの正確な発祥については把握していないようでそこが個人的にはちょっとロマンを感じるポイントでもあります。
文献に残る最古の記録は1939年
コロネ(またはその前身)が文献に初めて登場するのは1939年(昭和14年)刊行の『製パン教程』(糧友会)。
このときの名前は「チョコレートスネール」でスネールとは英語で巻き貝を意味する言葉です。
その後、1949年(昭和24年)刊行の『最新各種製パンの秘訣』には「渦巻きパン(スネーク)」や「コルネツト」という表記が登場。
この「コルネット」が少しずつ変化して「コロネ」という名前が定着していったと考えられています。
名前の語源はどこから?
名前の由来については複数の説が存在していて
- イタリア語で角や角笛を意味する「corno(コルノ)」から転じた説
- フランス語で角笛を意味する「cornet(コルネ)」に由来する説
- フランス語の「Coronet(小さな王冠)」から来ているという説
…と複数の見方があってどれが正解かは今のところはっきりしていないようです。
ただ、いずれにしても「角」や「角笛」のような形を表す言葉が元になっているとすれば、あのクルンと巻いた形そのものが名前の由来、というのは納得感がありますよね。
コロネとコルネ、どちらが正解?
「コロネ」と「コルネ」、どっちが正しいの?
と気になったことがある方も多いはず。
どちらの呼び方も正解
結論から言うと「コロネ」も「コルネ」もどちらも正解です。
Wikipediaでも「コルネとも呼ばれる」と記載されていて、表記はお店によってバラバラだったりします。
肌感で言うとコンビニや大手パンメーカーでは「コロネ」表記が多い印象。
町のパン屋さんでは「コルネ」と書いてあることも珍しくないみたいです。
あくまで憶測ですけど、関東と関西で呼び方の傾向が違ったりするのかもしれないですね。
ソフトクリームの「コルネット」とは別物
ソフトクリームをのせるあのワッフルコーンは「コルネット(Cornetto)」という呼び方をすることもあって、イタリア語由来の言葉です。
形は似ていますけど菓子パンのコロネとは別物として区別されています。
コロネが「日本独自のパン」である理由
西洋風の見た目なのになぜコロネが日本発祥と言えるのか。
ここ、けっこう大事なポイントです。
欧米にはない「クリームを詰める文化」
欧米にも円錐形の焼き菓子はあります。
フランスの「コルネ」やイタリアの「コルネット」などがそれにあたりますが、一般的にこれらはクリームをパンに練り込んだり、パン生地に乗せたりするスタイル。
日本のコロネのように「焼き上げたパンの中にクリームを後から注入する」という製法は日本独自のものです。
この「後詰め」スタイルが、ロネを日本生まれのパンとして位置づける大きな理由のひとつになっています。
思った以上に、細かい工夫が詰まっているんですね。
日本のパン文化が育てた菓子パン
明治以降、日本のパン職人たちは西洋のパン技術をどんどん取り入れつつ、日本人の口に合うようにアレンジし続けてきました。
コロネもその流れの中で生まれ、昭和の中頃には庶民のおやつとして広く親しまれるパンに育っていきました。
コロネの食べ方と「首か尻尾か問題」
コロネの日にコロネを食べるなら気になるのがこのテーマですよね。
尖った方(首)から食べる派vs太い方(お尻)から食べる派
チョココロネをどちらの端から食べ始めるかは長年にわたるちょっとした論争テーマになっています。
- 尖った側(首)から食べる派
パンの食感を先に楽しめる。クリームが後半に集中しているのでフィナーレが最高。 - 太い側(お尻)から食べる派
いきなりクリームを楽しめる。チョコの味を最初から堪能できる。
実は尖った部分をちぎってクリームが見えている太い側に蓋として押し込んで食べるというユニークな方法も一部で知られています。
どれが正しいかは決まっていなくて好きな食べ方でいい、というのが現在の結論みたいです。
山崎製パンが作るコロネの種類
記念日を制定した山崎製パン。同社のコロネ商品はどんなものがあるのか、少し見てみましょう。
チョコからキャラメルまで、進化するコロネ
定番のチョコクリームを詰めたものに加えて山崎製パンは「銀のチョココロネ」(2020年1月発売)のようなプレミアムラインも展開しています。
こちらはチョコ風味のパンにチョコホイップとチョコクリームを詰め、さらにチョコでコーティングしてアーモンドクランチをトッピングしたもの。
さらに2024年には「極生コロネ(生キャラメルホイップ)」が登場。
生クリームを練り込んだしっとりしたパンに生クリーム入りのキャラメルホイップクリームを注入したもので、長さ約15cmというボリューム感もあります。
コロネも時代とともに進化しているんですね。
まとめ
- コロネの日は5月6日、「コ(5)ロ(6)ネ」の語呂合わせに由来
- 山崎製パン株式会社が制定し、2020年に日本記念日協会が認定・登録
- コロネは明治時代に日本で生まれた菓子パンで、発祥の地や人物は不明
- 文献上の初出は1939年の「チョコレートスネール」という名称
- 「コロネ」「コルネ」はどちらの呼び方も正解
- クリームを後から注入するスタイルは日本独自の製法
- 食べ方(首派か尻尾派か)に正解はなく、お好みでOK
5月6日が来たらぜひコロネを手に取りながら「これ、明治時代から続くパンなんだ」と思い出してみてください。
そういう小さな豆知識を知っているだけでいつもの菓子パンがちょっと特別に感じられるかもしれませんよ😊

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