果物の日とは?由来や歴史を解説【毎月8日】

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この記事を読めば「果物の日」がいつ、なぜ、どんな目的で作られたのか、背景にある社会問題まで含めてまるごとわかります。

「毎月8日が果物の日って聞いたことはあるけど、なんで8日なんだろう?」

と気になった方、けっこう多いんじゃないでしょうか。

実はただの語呂合わせの記念日ではなく、制定の裏には日本の食文化に関わるちゃんとした背景があるんです。

目次

果物の日とは何か

果物の日について知ることでこの記念日を日常に活かすヒントも見えてきます。

基本情報 いつ、誰が制定したのか

「果物の日」は毎月8日に設定されている記念日です。

制定したのは全国柑橘宣伝協議会と落葉果実宣伝協議会の2団体で、1998年(平成10年)に制定されました。

毎年1回だけでなく毎月あるのが特徴で、年間12回、定期的に果物を意識してもらう仕組みになっているんですね。

ちなみに日本記念日協会に登録されている記念日のなかでも、毎月同じ日を記念日とするタイプは「メロンの日(毎月6日)」や「もったいないフルーツの日(毎月1日)」など、食に関するものに多く見られます。

「8日」である理由:語呂合わせの話

なぜ8日なのか

答えはシンプルで「おやつ(8つ)」という語呂合わせがもとになっています。

「8つ」を昔の言い方に直すと「おやつどき」、つまり午後の間食タイムのことですよね。

そこから「おやつに果物を食べよう」というメッセージを込めて毎月8日に設定されたというわけです。

単純な語呂合わせではあるんですが「おやつ=果物」というイメージを広めたいという制定団体の意図がよく伝わる由来だなと個人的には感心しました。

制定の背景 子どもの果物離れという問題

では、なぜこの記念日が必要とされたのか制定当時の社会状況を掘り下げていきます。

1990年代に何が起きていたのか

「果物の日」が制定された1998年(平成10年)当時、日本では子どもたちの果物離れが社会的な課題になっていました。

果物の価格が高騰し、家庭で日常的に果物を食べる機会が減っていたんです。

その状況を危惧した全国柑橘宣伝協議会と落葉果実宣伝協議会が、消費拡大と食育の観点からこの記念日を作ったという経緯です。

思った以上に歴史のある記念日なんですよ。もう27年以上続いているわけですから。

果物離れは現在も続いている

この問題、1998年以降に解決したかというと…そうでもないみたいです。

厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると1人1日あたりの果物摂取量は2009年の115gから2019年には100gへと、約1割以上減少しています。

しかも日本人の1日平均果物摂取量が100g未満まで落ち込んでいるという報告もあって、フルーツ消費量は先進国のなかでも最下位クラスとも言われています。

20〜40代に絞ると摂取量はたった50〜60g程度で、厚生労働省が推奨する「1日200g以上」の目標には程遠い状況です。

果物の日が制定されてから四半世紀以上経っても課題が解消されていないというのはちょっと驚きでした。

果物離れが進む理由

なぜ日本人はこんなに果物を食べなくなったのか。ここ、けっこう重要なポイントです。

価格・手間・代替食品の三つどもえ

中央果実協会が実施したアンケート調査(令和3年度)では果物を食べなくなった主な理由として

「価格が高い」
「すぐに傷む(保存性が低い)」
「皮を剥く手間がかかる」
「他の食品で代替できる」

といった声が多く挙がっています。

特に若い世代にとって時短志向とコスパ意識が果物を遠ざけている要因のひとつになっているみたいです。確かに、コンビニのお菓子と比べると果物ってひと手間かかりますしね。

先進国最下位という現実

先ほども触れましたが日本の果物消費量は先進国のなかでダントツの最下位とも報告されています。

記念日が制定され、消費拡大に向けた取り組みが27年以上続いているにもかかわらず、実態としての数字はむしろ悪化傾向にある。

これが「果物の日」という記念日のリアルな現在地です。

全力で「食べよう!」と呼びかけ続けてきた人たちにとっては、なかなか厳しい状況でしょう。

毎月8日にできること 果物の日の楽しみ方

記念日を知るだけでなく実際の行動につなげてみるのが一番ですよね。

旬の果物を意識して選ぶ

毎月8日を「旬の果物を確認する日」にするのが一番シンプルな楽しみ方です。

日本には四季があり、春は苺・桃、夏はスイカ・メロン・マンゴー、秋は梨・ブドウ・柿、冬はみかん・りんごと、季節ごとにおいしい果物が入れ替わります。

旬のものは価格も比較的手頃で栄養価も高い傾向があるので「どうせ買うなら今月の旬は何?」と確認する習慣をつけると、果物との距離がぐっと縮まるかもしれません。

おやつタイムに果物を取り入れる

記念日の由来が「おやつ(8つ)」の語呂合わせだということを踏まえると、午後のおやつを果物に置き換えるのがこの記念日の精神に一番近い楽しみ方でしょう。

お菓子を完全にやめる必要はなくて1日のどこか1食分のデザートや間食に果物をちょい足しするだけでも、1日の目標摂取量200gに近づけますよ。

まとめ

  • 果物の日は毎月8日で、1998年(平成10年)に全国柑橘宣伝協議会と落葉果実宣伝協議会が制定
  • 日付の由来は「おやつ(8つ)」という語呂合わせで、「おやつに果物を食べよう」というメッセージが込められている
  • 制定の背景には子どもの果物離れ・価格高騰という社会問題があった
  • 日本人の1日平均果物摂取量は現在100g前後で、政府目標の200gには遠く及ばない
  • 毎月8日は、旬の果物を確認しおやつタイムに果物を取り入れる絶好のきっかけとして活用できる
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