9月23日は「靴磨きの日」です。
この記事を読めば靴磨きの日がいつどんな理由で生まれたのか、そして誰が制定したのかがしっかりわかります。
「なんとなく聞いたことはあるけど正体は知らない」
という方も多いと思うので由来から歴史まで丁寧にまとめてみました。
靴磨きの日の基本情報
ここでは靴磨きの日の日付や由来といった基本的な情報を整理していきますね。
日付は9月23日で語呂合わせが由来
靴磨きの日は9月23日です。
日付の由来は「く(9)つ(2)み(3)がき」という語呂合わせからきていて、数字を読み替えると自然に「靴磨き」という言葉になるんですよね。
こういう語呂合わせ系の記念日はけっこう多いですが、9月23日という特定の日付にきちんと意味が込められているのが個人的には面白いなと感じました。
制定したのは株式会社アールアンドデー
この記念日を制定したのは東京都台東区雷門に本社を置く株式会社アールアンドデーという会社です。
シューケアブランド「M.MOWBRAY(エム・モゥブレィ)」を展開していて、革靴や皮革製品のお手入れ用品を輸入販売する事業を長年手がけている会社なんですね。
一般社団法人日本記念日協会に申請したうえで認定・登録されており、記念日として正式に認められたのは2017年(平成29年)のことでした。
企業が自社の想いを込めて記念日を作り、それが協会によってきちんと認定される仕組みがあるというのは、意外と知らない人が多いポイントかもしれません。
なぜ靴磨きの日が作られたのか
ここを読むと、ただの語呂合わせだけではない靴磨きの日の狙いや目的が見えてきます。
靴磨きへの関心を高めるという目的
株式会社アールアンドデーは靴磨きの日を通して靴磨きへの関心を高め、日々の暮らしの中に靴磨きを取り入れてもらうことを目的としていると説明しています。
同社は
「靴磨きを通じて日本の新しい靴文化を創造する」
「最良の方法で楽しくシンプルな靴磨きを広める」
という考え方で活動している会社なんだそうです。
ただの宣伝目的というよりは靴を大切にする習慣そのものを日本に根づかせたいという企業姿勢が背景にあるんだなと感じました。
秋分の日と重なりやすいタイミング
9月23日はその年によって秋分の日にあたることも多く、季節が変わって涼しくなり革靴を履く機会が増えてくる時期でもあります。
衣替えのタイミングと靴磨きの日が近いことはただの偶然というより「靴を見直すのにちょうどいい時期」を選んだ結果なのかもしれません。
ここは公式に明言されているわけではなく私の見立てというか、あくまで一つの見方として捉えてもらえたらと思います。
靴磨きの日を作った会社の歩み
ここでは靴磨きの日の生みの親である株式会社アールアンドデーがどんな会社なのか、深く掘っていきますね。
1975年創業からのシューケア専門商社
株式会社アールアンドデーは1975年5月に設立された会社で、当時はヨーロッパのシューケアブランドの日本総代理店として輸入卸事業からスタートしました。
創業者の想いとして
「シューケア用品は本場であるヨーロッパに高品質なものがそろっていたので、これを日本に紹介して広めることを目的に創業しました」
ということが同社関係者から紹介されています。
1975年当時の日本では靴磨き文化そのものがまだ一般には根づいていなかったそうで、そこから半世紀近くかけてじわじわと文化を育ててきたんだなと思うと、なかなか感慨深いものがあります。
2025年5月には創業50周年を迎えていて、これは靴磨きの日を語るうえでも欠かせない節目だと感じますね。
自社ブランドM.MOWBRAYの誕生
同社は当初、海外ブランドの輸入販売が事業の中心でしたが、契約していた海外メーカーとの関係が変化したことをきっかけに、自社ブランドを打ち出す方向へ大きく動きます。
ヨーロッパのメーカーにOEM生産を依頼する形で、2002年12月にシューケアブランド「M.MOWBRAY」の輸入販売が始まりました。
今ではプロのシューファクトリーやシューブランド、靴愛好家の方々からも支持を集めるトップブランドの一つに育っていて、靴磨きの日のキャンペーンも毎年M.MOWBRAYブランドを中心に展開されています。
こうした背景を知ると靴磨きの日がただの思いつきの記念日ではなく、長年靴と向き合ってきた会社の積み重ねの上に生まれたものだと実感できますよね。
日本における靴磨き文化のルーツ
ここでは、靴磨きの日そのものではなくその土台にある日本の靴磨き文化がどう育ってきたのかを見ていきます。
戦後の路上から始まった靴磨き
日本で靴磨きという営みが広がったのは第二次世界大戦後だと言われています。
当時は社会全体が貧しく、路上での生活を余儀なくされた子どもたちが生きるための手段として靴磨きを始めたとされているんです。
今のイメージからするとちょっと想像しづらいですが、靴磨きという行為の出発点には、そういう切実な事情があったんですね。
個人的にはこの成り立ちを知ったとき、少し胸が痛くなるような気持ちになりました。
紳士のたしなみへと変化した経緯
路上でひざをついて靴を磨いていた職人たちは、やがてスーツをきちんと着こなしながら靴を磨くようになり、次第に「紳士のたしなみ」としての靴磨き文化が確立していったと言われています。
今では日本の靴磨きは素手で磨く独自の技術も含めて世界からも注目される文化になっていて、路上で50年近く磨き続けている職人に密着した外国メディアの取材も話題になったほどです。
戦後の混乱の中から始まった営みが、こんなに丁寧で誇りある文化に育っていったというのは、けっこう感慨深い流れだなと思います。
靴磨きの日の楽しみ方
ここを読むと靴磨きの日に実際どんなことができるのか具体的なイメージが持てるはずです。
自宅でのお手入れを習慣にする
一番手軽な楽しみ方は、自宅で愛用している靴を丁寧に磨いてみることです。
M.MOWBRAYでは靴磨きの日に合わせてキャンペーンを毎年実施しており、Instagramのアンケートに答えるとお得なクーポンがもらえたり、投稿企画で商品が当たったりする企画が用意されています。
普段は忙しくてつい後回しにしてしまう靴磨きですがこういう記念日をきっかけに時間を作ってみると、思った以上に気持ちがすっきりするものなんですよね。
靴磨き専門店やシューシャイナーに頼る
自分で磨くのが不安な方や革靴を本格的に長持ちさせたい方には、靴磨き専門店を利用するという選択肢もあります。
東京都内には新橋や新宿、銀座など靴磨きとシューシャインを専門とするお店がいくつも存在していて、世界大会で優勝経験のあるシューシャイナーが在籍する店舗もあるくらいです。
靴磨きの日をきっかけに一度プロの手にお願いしてみるというのも良いきっかけになるかもしれませんね。
まとめ
靴磨きの日についてここまでの内容を整理すると次のようになります。
- 靴磨きの日は9月23日で、「く(9)つ(2)み(3)がき」という語呂合わせが由来
- 制定したのは株式会社アールアンドデーで、2017年に日本記念日協会から認定・登録された
- 目的は靴磨きへの関心を高め、日常生活に靴磨きを取り入れてもらうこと
- 同社は1975年創業で、2002年からシューケアブランドM.MOWBRAYを展開している
- 日本の靴磨き文化は戦後の路上から始まり、やがて紳士のたしなみへと育っていった
こうして由来をたどってみると9月23日という一日にはけっこう深い背景が積み重なっているんだなと感じました。
せっかくの機会なので靴磨きの日は自分の靴と少し向き合ってみるのも良いかもしれません。

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