この記事を読めば恋人の日(6月12日)の由来や歴史、どんな日なのかが丸ごとわかります。
「なんとなく聞いたことはあるけど、正直よく知らない…」
という方、きっと多いですよね?
実はブラジル発のとてもロマンチックな背景がある記念日なんです。日本にどう伝わってどんなふうに過ごす日なのかまで、ここで全部解説しますね。
恋人の日とは?基本をおさえよう
毎年6月12日に訪れる「恋人の日」。
日本ではまだバレンタインデーほど浸透していないですけど、実はちゃんとした制定経緯がある記念日なんです。
恋人の日の基本情報
「恋人の日」は1988年(昭和63年)に全国額縁組合連合会によって制定された記念日です。
愛知県名古屋市北区に事務局を置く、全国の額縁関連業者で構成される団体が制定したというのが、意外とびっくりポイントじゃないですか。
日本語では「恋人の日」ですがポルトガル語では「ディア・ドス・ナモラードス(Dia dos Namorados)」と呼ばれていて、直訳すると「恋人たちの日」になります。
恋人同士だけじゃなく、家族や友人など大切な人全員を対象にした記念日として位置づけられているのが、ちょっと温かい感じがして好きです。
なぜ「6月12日」なの?
6月12日が選ばれた理由は翌日の6月13日が「聖アントニオの日(聖アントニオの祝日)」にあたるからです。
聖アントニオはブラジルをはじめ欧米のカトリック圏で「縁結びの聖人」として親しまれていて、その前日に恋人や大切な人を祝う文化がブラジルから広まりました。
ブラジルが発祥!恋人の日の歴史
恋人の日の深いところを知るにはブラジルの歴史をたどる必要があります。ここからが意外と知られていない話で、個人的にはかなり驚きでした。
聖アントニオってどんな聖人?
聖アントニオ(パドヴァのアントニオ)は1195年にポルトガルで生まれたカトリック教会の修道士で、1231年6月13日に亡くなりました。
カトリック教会では「失せ物・縁結び・結婚・花嫁」の聖人として知られていて、特にブラジルでは「恋のキューピット的な存在」として今でも絶大な人気を誇っています。
実際、聖アントニオには「貧しくて持参金が用意できない女性のために、自分の持ち物を売って工面した」という伝説が残っているんです。
その話が「縁を結んでくれる聖人」としての評判につながっていったというわけで、なんか。すごくいい話ですよね。
1949年、一人の広告マンが作り上げた記念日
ここからは意外な真実の話になります。
ブラジルでの「恋人の日」の起源は、聖アントニオの伝説だけではありません
実際は1949年(一部資料では1948年)に、広告マンのジョアン・ドリア(João Doria)が商業目的で作り上げた記念日というのがより正確な経緯です。
サンパウロのある衣料品店が6月に売上が落ちることを課題に感じていて、ドリアに対策を依頼しました。彼は5月の母の日からヒントを得て、「6月にも贈り物をする記念日を作ろう」と発案。
「キスだけが愛を証明するものではない」というスローガンのもとキャンペーンを打ち出し、これが爆発的に広まっていったんです。
その後、1952年(一部資料では「サンパウロ商業協会が正式に制定した年」)にはブラジルの年中行事として完全に定着し、恋人や家族、友人がお互いに贈り物を交換し合う日として広く認知されるようになりました。
聖アントニオの前日という宗教的な意味合いと商業的な戦略がうまく合わさって生まれた記念日。
ちょっと計算されてる感じもしますけど、それが何十年も続く文化になるんだから、すごいですよね。
日本での「恋人の日」はなぜ額縁なの?
「ブラジルの記念日が、なんで日本の額縁業者によって制定されてるの?」と思った方、かなり鋭い疑問です。これには面白い理由があります。
フォトフレームを贈り合う風習に着目
ブラジルでは恋人の日に大切な人の写真を入れたフォトフレーム(写真立て)を交換し合う習慣があります。
ただの贈り物じゃなく、「写真」という思い出をフレームに入れて渡すというのが、なんともロマンチックですよね。
この習慣に目をつけたのが全国額縁組合連合会。フォトフレームは額縁ビジネスの一部ですから、「ブラジルのこの文化を日本にも広めれば、額縁のPRになる」と考えて1988年に日本版の「恋人の日」を制定したというわけです。
業界の戦略が起点になった記念日、ではあるんですけど背景にある文化はちゃんとロマンチックだと思います。
「写真を贈る」ことの意味
デジタルの時代になって写真はスマホの中に何千枚と眠っているのが当たり前になりましたよね。
それだけに、わざわざプリントしてフレームに入れて贈るという行為には、独特の重みがあるなと個人的には感じます。「この写真、大切にしてるよ」という気持ちの可視化というか、そういう感じ。
バレンタインデーとの違い、実はいっぱいある
「恋人の日って、バレンタインと何が違うの?」という疑問もよく聞きますよね。似てるようでけっこう違います。
起源と規模が全然違う
| 比較項目 | 恋人の日(6月12日) | バレンタインデー(2月14日) |
|---|---|---|
| 起源 | ブラジル発(1949年頃〜) | ヨーロッパ・キリスト教文化圏 |
| 日本での制定 | 1988年(全国額縁組合連合会) | 1936年頃にチョコ文化として普及 |
| 贈り物の定番 | フォトフレーム、写真 | チョコレート、菓子類 |
| 対象 | 恋人・家族・友人すべて | 主に恋人・好きな人 |
| 日本での認知度 | まだ低め | 非常に高い |
バレンタインデーは日本では「女性から男性にチョコを渡す日」として独自進化を遂げていますが、恋人の日はもともとの趣旨どおり「大切な誰かに写真を贈る日」として定義されています。
チョコ一色じゃないところが、ある意味で恋人の日の良さかもしれません。
ブラジルでは「バレンタインは2月14日に祝わない」
ちなみに、ブラジルでは2月14日のバレンタインデーはあまり盛んではなく、恋人への気持ちを伝えるのは6月12日の恋人の日の方が主流です。
同じ「恋人を祝う日」でも国によってここまで違うんですね。これは思いのほか知られていない事実じゃないかな。
恋人の日、どんなふうに過ごす?
由来を知った上で「じゃあ実際どう過ごせばいいの?」という話もしておきますね。
定番はフォトフレームのプレゼント
本来の習慣どおり、大切な人との思い出の写真をプリントしてフォトフレームに入れて贈るのが一番素直な祝い方です。
彼氏・彼女だけじゃなく家族や仲のいい友達に贈るのもアリ。恋愛に限らず「縁」を大切にする日なので、意外と幅広く使えます。
デジタルフォトフレームやアクリルスタンドにプリントするなど、今どきのスタイルで応用するのもいいと思います。
プリントがめんどくさいという気持ちはわかるんですが、そのひと手間が相手に伝わるんですよねきっと。
6月という時期のロマンチックさ
6月といえばジューンブライド(6月の花嫁)のイメージもあって、もともとロマンスに縁深い月として捉えられています。
バレンタインと違って周囲の騒ぎが少ない分、二人でひっそり特別感を共有できる日としてのポテンシャルは高い気がします。
まあ、個人的な感想ではあるんですけど。
まとめ 恋人の日のポイント
- 毎年6月12日が恋人の日で翌日の聖アントニオの祝日(6月13日)に由来する
- 起源はブラジルで、1949年頃に広告マン・ジョアン・ドリアが商業目的で考案し、のちに年中行事として定着した
- 日本では1988年に全国額縁組合連合会が制定し、フォトフレームを贈り合う文化として広める活動を続けている
- 聖アントニオは「縁結びの聖人」として知られ、貧しい女性の結婚を助けた伝説でも有名
- 恋人だけでなく、家族・友人など大切な人全員を対象にした記念日である
- ブラジルでは2月14日のバレンタインより6月12日の方が主流の恋人を祝う日になっている
6月12日、誰かに写真を贈ってみる。ただそれだけのことが、案外じんわりと心に届くかもしれませんよ。💝

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