この記事では毎月21日に制定されている「マリルージュの日」の由来や歴史、そして背景にある社会貢献活動まで、まるっと解説していきます。
「なんとなく聞いたことあるけど、詳しくは知らない…」
という方にこそ読んでほしい内容です。
マリルージュの日ってなに?
毎月21日は「マリルージュの日」として一般社団法人・日本記念日協会に正式に認定・登録されている記念日なんです。
制定したのは女優の夏木マリさんとパーカッショニストで音楽プロデューサーの斉藤ノヴさんが代表を務める一般社団法人「One of Loveプロジェクト」。
音楽とバラという、一見すると意外な組み合わせを軸に途上国の子どもたちを支援するプロジェクトが、この記念日を通じて広く知られるようになりました。
「マリルージュ」というのは夏木マリさんが品種改良の段階から携わって誕生させたオリジナルの赤いバラのこと。この花を購入してもらうことで、その収益が支援活動に充てられる仕組みになっています。
日付に込められた意味
なぜ「毎月21日」なのかというと毎年6月21日に開催されている「世界音楽の日」にちなんでいるからです。
One of Loveプロジェクトはこの世界音楽の日に合わせてライブイベント「GIG」を毎年開いていて、その6月21日をベースに「いつも支援を続けている姿勢」を表す意味を込めて毎月21日を記念日に設定したとのこと。
継続性にこだわった日付選び、個人的にはかなり印象深かったです。
One of Loveプロジェクトの歴史
マリルージュの日を理解するには「One of Loveプロジェクト」という活動の背景から知っておく必要があります。
プロジェクト誕生のきっかけ
夏木マリさんは2008年以前から、バングラデシュやエチオピア、エルサルバドルの子どもたちへ個人的な支援を行っていました。
ところが、ただお金を送るだけじゃなくて「実際に子どもたちに会いたい」という気持ちが芽生え、エチオピアを訪問することに。
現地の生活は想像以上に厳しく、田舎では1日1米ドルで生活する家庭がほとんど。
でも、そのような環境でも子どもたちは全身でよろこんでくれた。そのエネルギーに触れたことが、プロジェクト本格化の原点になっていたみたいです。
その後、JETROエチオピアや在エチオピア日本大使館などとも連携しながら支援方法を検討し、2009年に斉藤ノヴさんとともに一般社団法人として「One of Loveプロジェクト」を正式に立ち上げます。
93’ コンセプチャルアートシアター 「印象派」 では身体能力を究めた芸術表現を確立し、国内外での公演も成功。
なぜ「バラ」が支援のアイコンになったのか
これ、わりと知られていない話なんですがバラとエチオピアには深いつながりがあります。
エチオピアの首都アディスアベバではレストランに行くとどのテーブルにも一輪の美しい赤いバラが置かれているのが習慣なんだそう。
現地の方に話を聞くと、エチオピアは農業国で自国で栽培したバラを海外に輸出していることがわかりました。
しかも、低農薬農法を国を挙げて推進していて、その完成度も素晴らしいものだったとのこと。
ただ、当時はエチオピアのバラが日本に定期的に輸入されていないことに気づいた夏木さんたち。
それを補うため、国内の育種家の指導のもとでオリジナルのバラ品種の選定に着手しました。
こうして色と花びらにこだわり抜いて誕生したのが元気な紅いバラ「マリルージュ」なんです。
バラにここまでストーリーがあるとは思っていなかったので初めて知ったときはちょっと驚きました。
プロジェクトの支援活動
One of Loveプロジェクトの支援対象は主にエチオピアの小学校と、その地域に住む母親たちです。
具体的な支援内容
支援先は治安やアクセスを考慮しながら現地スタッフと連携して選定していて、毎年特定の学校を1校選んで支援するスタイル。
校長先生と相談しながら、子どもたちの教育や生活向上につながるものを届けているといいます。
具体的には以下のような支援が行われています。
- 学校制服や教科書、机、文房具などの購入・配布
- より清潔な水の提供
- 医療の提供と衛生面の改善
- 生活環境の向上
2018年度はノートを750冊、鉛筆120本、ペン120本を支援し、水道支援も実施。
小さいながら確実に届ける、というスタイルを一貫して続けていることそればかりか支援先は当初の1カ所から現在では5カ所にまで広がっています。
支援のしくみ
収益源は大きく2つ。
マリルージュの販売収益と毎年6月21日の世界音楽の日に開催するライブイベント「GIG」の収益です。
プロジェクトに賛同する生花店が日本全国にいてそこでマリルージュを購入することがそのまま支援につながる。
この「花を買う」という日常的な行動が支援に直結する仕組みは意外とシンプルで続けやすいなと感じています。
日本人は花を買う習慣があまりないとも言われてきましたが、「買う理由」がある花なら手に取りやすいですよね。
マリルージュというバラそのものについて
「マリルージュ」はただの商品じゃなくて、夏木マリさん自身が名前の由来になっています。
「マリ」は夏木マリさんの名前から、「ルージュ」はフランス語で「赤」を意味する言葉。名前にちゃんと意味が込められているんですね。
深紅の花びらにこだわって品種選定されていてエチオピアのバラのDNAとの関係で言えば、エチオピア産のバラの美しさを日本で広めたいという思いがこの花に込められています。
ちなみに現在は全国の賛同花屋で購入することができて、公式サイトにはショップ一覧も掲載されています。
まとめ マリルージュの日に知っておきたいこと
- 毎月21日は「マリルージュの日」として日本記念日協会に認定された記念日
- 制定したのは夏木マリさんと斉藤ノヴさんによる「One of Loveプロジェクト」
- 日付は世界音楽の日(6月21日)と「継続的な支援の姿勢」に由来する
- マリルージュはエチオピアのバラ文化をきっかけに、夏木マリさんが品種改良から携わった赤いバラ
- バラの販売収益とGIGの収益がエチオピアの小学校5カ所への支援に充てられている
- 支援内容は教科書・制服・文房具・水道・医療など子どもたちの生活全般にわたる
毎月21日に赤いバラを見かけたら、その花の背景にあるストーリーを少しだけ思い出してもらえたら嬉しいです。
花を1本買うことで遠くエチオピアの子どもたちの明日が変わるかもしれない。
そういう繋がり方、けっこう好きだなと思います🌹
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