海の日って毎年日付が違いますよね。
今回はそんな海の日の由来や歴史、なぜ7月第3月曜日になったのかを、じっくり掘り下げてお伝えしていきます。
この記事を読めば海の日の意味から2026年の具体的な日付まで、モヤモヤしていた部分がスッキリわかると思います。
海の日とは何かをまず整理
海の日がどういう祝日なのか趣旨や位置づけからお話ししていきますね。
国民の祝日としての位置づけ
海の日は「国民の祝日に関する法律」いわゆる祝日法によって定められた、日本の正式な国民の祝日です。
その趣旨は「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」というもので単純に休みが増えたわけではないんですよね。
1996年(平成8年)に14番目の国民の祝日として追加されたけっこう新しい祝日なんです。
世界でも珍しい日本独自の祝日
実は「海の日」を国民の祝日にしている国は世界を見渡しても日本だけと言われています。
日本の海岸線は総延長で約35,000kmもあって、これは地球一周(約40,000km)に匹敵する長さなんですよ。
四方を海に囲まれた島国だからこそ、海運や漁業、海洋文化が暮らしの基盤になってきた歴史が背景にあるのだと思います。
ちなみに国際的には国際海事機関(IMO)が定めた「世界海の日」という日もあって、こちらは毎年6月8日とされています。海の日とは別物なので、混同しないよう注意したいですね。
海の日の由来は明治丸にあり
海の日という名前の裏側には明治時代のひとつの航海が関係しています。
明治天皇と明治丸の航海
海の日の由来は1876年(明治9年)に明治天皇が東北・北海道方面を巡幸した際の出来事にさかのぼります。
このとき明治天皇は軍艦ではなく、灯台巡視船だった「明治丸」に乗って航海されたんですよね。青森から函館を経由して、7月20日に横浜港へ帰着したというのがこの出来事の中身です
個人的には軍艦ではなく灯台視察船を選んだというところが、なんだか象徴的だなと感じます。
海の記念日から海の日への流れ
この7月20日という日付は1941年(昭和16年)に逓信大臣・村田省蔵の提唱によって「海の記念日」として制定されました。
海運の重要性を認識し、海事関係者に感謝するための日だったんです。そこから海事関係団体や市民による祝日化運動が半世紀近く続いて、1,000万人以上の署名が集まったと言われています。
1995年(平成7年)に祝日法が成立し、翌1996年(平成8年)7月20日に最初の「海の日」として施行されました。

なぜ7月第3月曜日に変わったのか
固定日だった海の日がなぜ今の形に変わったのか。ここが意外と知られていない部分かもしれません。
ハッピーマンデー制度の導入
2000年(平成12年)に祝日法が改正されて、「ハッピーマンデー制度」という仕組みが生まれました。
これは特定の祝日を固定の日付ではなく特定週の月曜日に移動させる制度です。
月曜日に祝日を持ってくることで、土日と合わせて三連休を作りやすくして、ゆとりある暮らしと観光業の活性化を両立させる狙いがあったんですよ。
この改正を受けて、2003年(平成15年)から海の日は「7月の第3月曜日」となりました。
同時に成人の日や体育の日(現スポーツの日)もハッピーマンデーの対象になっていて、海の日だけが特別だったわけではないんですね。
東京オリンピックによる一時的な移動
海の日の日付は実はもう一度大きく動いたことがあります。東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせて、2020年と2021年は特例で日付が変更されたんです。
混雑緩和のために開会式前後に祝日を移す「五輪祝日移動法案」が根拠になっていて、2020年は7月23日、2021年は7月22日に海の日が移動しました。
この措置は印刷済みのカレンダーに反映されず、当時けっこう混乱を招いたそうです。2022年以降は元の「7月の第3月曜日」に戻っています。
海の日にまつわる過ごし方
由来や歴史だけでなく実際どう過ごすといいのかも気になりますよね。
海の月間との関係
海の日を含む7月は「海の月間」と定められていて、全国各地で「海フェスタ」をはじめとする海関連イベントが開催されます。
海の日が固定日から動いたことを受けて本来の意義を忘れないようにという意図で2017年に制定された取り組みなんですよ。
自衛艦や巡視船の一般公開、水族館の特別企画など、家族で楽しめる催しが多いのが特徴だなと感じます。
海と暮らしを見つめ直す機会に
海水浴やマリンスポーツで夏を満喫するのはもちろんですが海洋プラスチック問題や気候変動について少し調べてみるのも、海の日らしい過ごし方かもしれません。
海の日はただの連休ではなく、海の恩恵に感謝しながら海洋国家としての日本の姿を見つめ直す一日として作られてきた祝日です。
そう考えるとちょっと特別な意味を持って過ごしたくなりますよね。
海の日についてのポイントまとめ
- 海の日は1996年に施行された14番目の国民の祝日で「海の恩恵への感謝」と「海洋国日本の繁栄」を趣旨としている
- 由来は1876年、明治天皇が灯台視察船「明治丸」で7月20日に横浜港へ帰着した出来事
- 1941年に「海の記念日」として制定され、1995年の祝日法成立を経て1996年に祝日化
- 2003年からハッピーマンデー制度により「7月の第3月曜日」に変更
- 2020年と2021年は東京オリンピックの影響で一時的に日付が移動
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