8月22日は「みんなのあんバターの日」です。
この記事を読めばこの記念日がいつどうして生まれたのか、そしてあんバターそのものがどんな道をたどってきたのかがわかります。
カレンダーでふと8月22日という文字を見かけて、あんバターの日ってなんだろうと気になった方、実はけっこう深い背景があるので最後まで読んでみてほしいです。
みんなのあんバターの日とは何か
まずはこの記念日そのものの正体から整理していきますね。
誰が何のために作ったのかを知ると、ただの語呂合わせの記念日ではないことが見えてきます。
8月22日に制定された記念日
みんなのあんバターの日は2022年に一般社団法人日本記念日協会によって正式に認定登録された記念日です。
あんバターマニアとして知られるインフルエンサーの「うさもぐ」さんと、クラウドファンディングの支援者一同が制定に関わっています。
うさもぐさんはこれまでに1500個を超えるあんバターを食べてきたというあんバター研究家で、2022年に「マツコの知らない世界」に出演したことをきっかけに一気に知名度が上がった方なんです。
制定者うさもぐさんとクラウドファンディング
正直、私も最初は記念日というと企業がぱっと決めるものだと思っていたんですがこれは違いました。
うさもぐさんが呼びかけたクラウドファンディングはなんと1日で目標金額を達成したそうです。
支援してくれた人たちと一緒に「8月22日をみんなのあんバターの日にしよう」と決めたというのが正しい経緯ですね。
あんバターあふれる1日をみんなで作りたいという思いが込められていて、この記念日を通じてあんバターの美味しさをもっと多くの人に知ってほしいという願いがあったようです。
ひとりのインフルエンサーの熱量が支援者を巻き込んで公式な記念日になったというのは、なかなか珍しいパターンだなと感じます。
日付の由来を解説
日付には意味があります。ぱっと見ただけでは分かりにくいので、ここでしっかり解説しますね。
あずきの日とおいしいバターの日を組み合わせ
あんバターは、あんこ(あずき)とバターを組み合わせた食べ物ですよね。
そこで日付も、毎月1日に制定されている「あずきの日」と、8月21日の「おいしいバターの日」という二つの記念日を組み合わせて8月22日に設定されました。
おいしいバターの日はバターの取り扱い種類が豊富な小売店として知られる富澤商店が2018年に制定した記念日です。
その翌日を選んだというのがけっこう計算されているなと思うポイントです。
なぜこの組み合わせが選ばれたのか
これはあくまで自分の見立てですがあずきの日単体だと毎月あるのでインパクトが薄く、8月21日のおいしいバターの日の翌日にぶつけることで「バターの日の流れであんバターも」という自然な連想を作れたんじゃないかなと思います。
あんバターの発祥と歴史
記念日の話だけでなくあんバターそのものの成り立ちも掘っておかないと、この記事の意味が半分になってしまう気がします。
ここが個人的にはいちばん面白かった部分です。
大正時代の喜楽堂説と小倉トーストのつながり
あんバターの発祥説はひとつではなくいくつか候補があります。
ひとつは大正5年(1916年)に東京深川で創業した「喜楽堂」(現在の喜福堂)で、コッペパンにあんことバターを塗り込んだあんバターが人気商品だったという記録です。
もうひとつが名古屋発の「小倉トースト」で、大正10年(1921年)ごろに栄地区の喫茶店「満つ葉」で誕生したとされています。
当時流行していたバタートーストを、常連の学生たちがぜんざいに浸して食べていたのを見た女性店主の西脇キミさんが、最初からあんこをのせたトーストを考案したのがきっかけだと伝えられています。
あんことバターという組み合わせ自体は意外にも100年以上前からすでに存在していたということですね。
韓国ブームからの逆輸入という意外な真実
ここが個人的にいちばん驚いたところなんですがあんバター人気の直接的なきっかけは、実は日本国内ではなく韓国だったという説があります。
コメダ珈琲の小倉トーストに影響を受けて、2017年ごろに韓国であんバターブームが起こり、それがSNSの映え写真を通じて日本に逆輸入されたというんです。
一般的には日本のスイーツ文化がそのまま広がったように思われがちですが、実際は韓国発のトレンドが日本に戻ってきたことで再燃したという逆の流れがあったわけです。
ただ発祥については諸説あり、どれが完全な正解かは断定できない部分もあるのでそこは念のため補足しておきますね。
あんバターが全国区になった過程
発祥から今の人気に至るまでには、いくつかの節目がありました。ここを知っておくと記念日そのものへの理解もぐっと深まると思います。
各地のあんバターと福田パン、木村屋の存在
1955年ごろには青森県むつ市の「吉田ベーカリー」がアンバターサンドイッチを発売し、1978年ごろには盛岡市の名物パン店「福田パン」があんバターコッペパンを出しています。
そして1996年ごろ、銀座木村屋がフランスパンを使ったあんバターパンを発売したことで、あんバターの知名度が全国区に一気に広がったと言われています。
地方のローカルな味だったものが少しずつ都心の大きなブランドに拾われて広まっていった、という流れが見えてきますね。
マツコの知らない世界での紹介
そして2017年以降はコンビニでもあんバター商品が発売されるようになり、日本国内でもブームが本格化しました。
2022年にうさもぐさんが「マツコの知らない世界」であんバター女王として出演したことも大きな転機で、これ以降、流行に敏感な企業からコラボの依頼が次々と来るようになったそうです。
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— CAMPFIRE(キャンプファイヤー)国内最大級のクラウドファンディング (@CAMPFIREjp) July 4, 2022
#マツコの知らない世界 出演
インスタグラマーうさもぐの挑戦🔥
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「あんバターに関する記念日を申請したい」
プロジェクト目標達成!
あんバターの美味しさを
たくさんの人に知ってもらうため
8月22日を記念日に!
あんバターで溢れる1日をつくります。https://t.co/3a25pihUNT pic.twitter.com/Nh1yvzulue
今ではコンビニやスーパーでオリジナルのあんバター商品が並ぶのが当たり前になっていて、たった数年でここまで浸透するとは思いませんでした。
みんなのあんバターの日の楽しみ方
この記念日を実際にどう楽しめばいいのかという話をしておきます。せっかく由来を知ったので、当日に何もしないのはちょっともったいない気がしませんか?
自宅で楽しむアイデア
いちばん手軽なのはパンとバターとあんこを買ってきて自分でサンドしてみることです。
名古屋風の小倉トーストにするなら、厚切りのパンをしっかり焼いて、バターと粒あんをたっぷりのせるのがポイントだと言われています。
コッペパンにあんことバターを挟むタイプも定番で盛岡の福田パンスタイルを再現するのも楽しいと思います。
SNSでの盛り上がり方
うさもぐさんのようなあんバター好きの人たちが8月22日にあわせて自分の推しあんバターをSNSに投稿する動きも見られます。
ハッシュタグをつけて写真をシェアするだけでも、この記念日に参加している感覚が得られると思います。
個人的にはこういう小さな記念日ほどSNSでの盛り上がりが記念日そのものの認知度を後押ししている印象があります。
まとめ
みんなのあんバターの日について由来から歴史まで整理してきました。最後にポイントをまとめておきますね。
- みんなのあんバターの日は2022年に日本記念日協会が認定した記念日で、うさもぐさんとクラウドファンディング支援者一同が制定した
- 日付は毎月1日のあずきの日と8月21日のおいしいバターの日を組み合わせて8月22日に設定された
- あんバターの発祥説は東京深川の喜楽堂や名古屋の小倉トーストなど複数あり、どれが完全な正解かは断定できない
- 現在のブームの背景には2017年ごろの韓国での逆輸入という意外な経緯があった
- 福田パンや木村屋などを通じて全国区になり、2022年のテレビ出演で一気に注目度が高まった
8月22日はぜひ自分の好きなあんバターを探してみる日にしてみてください。きっと新しい発見があると思います🍞
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