未来の日とは?由来や歴史を解説【5月5日】

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この記事を読めば「未来の日」がいつ、誰がどんな思いで作った記念日なのか、その背景にある歴史も含めてまるごと理解できます。

5月5日といえば「こどもの日」が真っ先に浮かぶと思いますが実はこの日には「未来の日」という記念日も存在するんです。

でも情報が少なくて、「結局何のための日なの?」って思ったことありませんか?

そこで今回は未来の日の由来や歴史、制定の背景までを深堀りしてご紹介します。

目次

未来の日って何?基本情報をおさらい

5月5日の「未来の日」は知名度こそまだ高くないものの、ちゃんと公式に認定されている記念日なんです。

まずは基本的な情報から確認していきましょう。

誰が制定したの?

新潟県新潟市中央区に本社を置く株式会社アール・イー(RE,Inc.)が制定した記念日です。

同社は新潟市内でイベントの企画・運営などを手がけていて子どもと家族が笑顔になる「体験」を提案することをミッションとしている会社です。

記念日の認定は2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されています。

ちなみに日本記念日協会は1991年に設立された団体で企業や団体、個人が制定したオリジナルの記念日を認定・登録する活動を行っていて2016年時点でも1600件を超える記念日が登録されているほどの実績があります。

制定の目的と日付の理由

「こどもの日」である5月5日に新しい意味を加えたいという思いから、この日付が選ばれました。

子どもを未来の象徴として捉え、「未来を生き、主役となる子どもたちとともに未来を創る日」にすることが目的です。

要するにすでに存在する「こどもの日」という祝日を土台にしながら、そこに「未来を考える」という新たな視点を加えようとした記念日、という感じなんですね。

個人的にはとてもシンプルで力強いコンセプトだなと思いました。

5月5日が選ばれた歴史的な背景

未来の日が5月5日に制定されたのには「こどもの日」としての深い歴史があります。

5月5日という日付そのものの由来を知っておくと未来の日の意味がより立体的に見えてきます。

端午の節句の起源は古代中国

5月5日の歴史は今からおよそ2300年以上前の古代中国まで遡ります。

もともと中国では旧暦の5月は季節の変わり目で、病気や災厄が起きやすい時期とされていて邪気を払うための風習が各地で行われていました。

有名な説として楚の国の政治家・詩人だった屈原(くつげん)の供養祭がルーツだとされています。

人々の信望を集めていた屈原が陰謀によって国外追放され、最後は汨羅(べきら)という川に身を投げてしまったんです。

人々は屈原を悼んで川に食べ物を投げ込み、その魚を供養として捧げたのが端午の節句のはじまりだという伝説が今も語り継がれています。

その後、3世紀の魏・晋の時代に旧暦5月5日が節句として定まったとされていてこの風習がやがて日本にも伝わってきました。

日本での「こどもの日」誕生

端午の節句が日本に伝わったのは奈良時代ごろとされていて最初は「男の子の健やかな成長を願う日」として定着しました。

でも現在の「こどもの日」はもう少し新しい話です。

1948年(昭和23年)、「国民の祝日に関する法律」によって5月5日が「こどもの日」として正式に制定されました。

その目的は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」こと。

男の子だけを祝う端午の節句から、すべての子どもたちの成長を祝う日へとアップデートされたわけです。

実は5月5日の制定にはちょっとした逆転劇もあって「3月3日のひな祭りと5月5日の端午の節句を合わせて5月3日にしよう」という案もあったとか。

ところが5月3日は憲法記念日に決まったため、5月5日が採用されたんです。これは意外でしたね。

1951年、児童憲章の制定

「こどもの日」に関わるもう一つの重要な出来事として1951年(昭和26年)5月5日に「児童憲章」が制定されました。

全国から各界の代表者236名が一堂に集まり

「児童は人として尊ばれる」
「児童は社会の一員として重んぜられる」
「児童はよい環境の中で育てられる」

という3つの基本理念と12条の本文から成る憲章を宣言したんです。

5月5日という日付が子どもたちの権利や未来を守るための宣言の場として繰り返し選ばれてきたことは、「未来の日」が同じ日に制定された意味と深くつながっているように感じます。

未来の日と「こどもの日」どう違うの?

「同じ日なのに何が違うの?」って気になりますよね。

2つの日に、微妙だけど大事な違いがあります。

「こどもの日」は子どもたちの健やかな成長を「願う」日で、どちらかというと親や大人が子どもを祝う視点が強いです。

「未来の日」は子どもたちが未来を「創る主役」として捉える視点がある。

「未来を一緒に考えよう」というより能動的なメッセージが込められています。

子どもたちと未来を考える「未来会議」などのイベントを企画するという形で、記念日が実際の活動につながっているのも特徴的なんです。

ただ「おめでとう」と言うだけじゃなくて、大人と子どもが一緒に未来を考える場を作ろうとしている。

そういう意図が伝わってきます。

まとめ

  • 未来の日は毎年5月5日、新潟市のイベント会社・株式会社アール・イーが制定し、2017年に日本記念日協会が認定
  • 目的は「こどもの日」に新たな意味を加え、子どもたちとともに未来を創ることを考える日にすること
  • 5月5日の歴史は古代中国の端午の節句(約2300年前)にまで遡り、日本では1948年に「こどもの日」として国民の祝日に制定された
  • 1951年には同じ日に「児童憲章」が制定されるなど、5月5日は子どもと未来に関わる宣言が重なってきた日でもある
  • 「こどもの日」が成長を「願う」日なのに対し、「未来の日」は子どもが未来を「創る主役」であることを掲げる点が異なる

「未来の日」はまだ認知度こそ低いですがその背景にある考え方はとても前向きです。

5月5日には身近な子どもと「どんな未来にしたい?」なんて会話をしてみるのも、素敵な過ごし方かもしれません。

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