この記事を読めば5月25日が「みやざきマンゴーの日」と呼ばれる理由や、宮崎マンゴーがどのようにして日本を代表するブランドフルーツになったのかが丸ごとわかります。
「なんで5月25日なの?」
「そもそも誰が決めたの?」
そんな疑問を持った方、ここで全部解決していきますね。
みやざきマンゴーの日とは?
日付の由来は語呂合わせ
5月25日が「みやざきマンゴーの日」になった理由はシンプルな語呂合わせです。「マンゴー(05)食べてにっこり(25)」。
それだけ聞くと「あ、そういうことか」ってなりますよね。
ただ、語呂合わせだけで決まったわけじゃなくて、ちゃんとした理由がもうひとつあります。
毎年この時期がちょうど宮崎県産マンゴーの出荷最盛期に重なるんです。つまり、「一番おいしいタイミング」と「語呂合わせ」が一致した、絶妙な日取りなんですよね。
誰が制定したの?
この記念日を制定したのはJA宮崎経済連の宮崎県果樹振興協議会亜熱帯果樹部会。制定されたのは2014年(平成26年)のことで一般社団法人・日本記念日協会にも正式認定・登録されています。
目的はシンプルで、「みやざき完熟マンゴー」のさらなる消費拡大とPRのため。
毎年5月25日を中心に、前後約1週間を「みやざきマンゴーうぃ~く」として設定して量販店でのフェアや各種イベントを展開しています。
宮崎マンゴーの誕生と歴史
8人のパイオニアから始まった
宮崎でマンゴー栽培が始まったのは1985年ごろのこと。
きっかけは、農業視察で訪れた沖縄でマンゴーを口にした一人の農家さんが「宮崎でも作れるかもしれない」と感じたことだったそうです。
翌年、8戸の農家が集まり、沖縄の農家に栽培ノウハウを教わりながらハウス栽培をスタート。最初の出荷まで約3年かかったみたいです。
当時は宮崎産マンゴーの認知度がほとんどなく、品質面でも評価されなかった時期が続いたと聞いて、思った以上に苦難の連続だったんだなと感じました。
「太陽のタマゴ」誕生の決定的な転換点
当時、マンゴーは完熟すると地面に落下してしまい、傷がつく問題がありました。
そこで開発されたのがネットを使った完熟収穫法。樹上で自然に落ちるタイミングを待ち、ネットで受け止めることで無傷のまま収穫できるようになりました。
これが大きな転機に。
1993年には「宮崎県果樹振興協議会亜熱帯果樹部会」が発足して生産者・JA・県が一体となってブランド化を推進するようになります。
そして1998年にJA宮崎経済連が愛称を公募し、応募の中から選ばれた「太陽のタマゴ」というブランド名が誕生。宮崎マンゴーの歴史においてもっとも大事な年と言えるでしょう。
「太陽のタマゴ」になるための厳しい基準
「太陽のタマゴ」と名乗れるのは以下の基準をすべてクリアしたものだけ。
- 重さ350g以上
- 糖度15度以上
- 鮮やかな紅の部分が果実の半分以上
- 樹上で完熟し、自然落果したもの
これ、けっこう厳しいんですよ。全個体検査が実施されていて、最終的に出荷される果実のうち上位約15%程度しか認定されないという希少性です。
しかも、地面に置いた鏡で底面にも太陽光を反射させて均一に色づかせるという手間のかけ方まであるとのこと。予想以上に手が込んでいますよね。
みやざきマンゴーの日に何が行われるの?
各地で開催されるイベント
5月25日前後には、宮崎県内外でさまざまなイベントが開催されます。
宮崎空港では試食の振る舞いが恒例になっていて、毎年多くの旅行者が最高の完熟マンゴーを楽しんでいます。2023年は10時・14時・16時の3回、各90名程度への振る舞いが実施されたようです。
宮崎市内の商業施設では地元スイーツ店が出店する「みやざきマンゴースイーツマルシェ」のようなイベントも開かれていて、マンゴーを使ったスイーツが集まる3日間はかなり賑わうみたいです。

「太陽のタマゴ」の即売会と抽選会
みやざきマンゴーの日当日には宮崎知事への贈呈式が実施されることもあり、各メディアへのアピール機会にもなっています。
通常価格だと1個数千円から数万円もする「太陽のタマゴ」がお得に買える即売会も、毎年整理券を求める人が集まる人気イベント。…うん、食べたくなってきますよね。
なぜ宮崎マンゴーはあんなに高いのか
価格を支える「手間」と「希少性」
「太陽のタマゴ」の初競りでは2023年に2玉入り1ケースが過去最高の60万円で落札された記録があります。それでも買い手がつく理由は、品質の徹底した管理と強烈なブランドイメージにあると思います。
一般的な完熟マンゴーでも1個2,000〜5,000円台が相場で、「太陽のタマゴ」認定品になるとさらに跳ね上がります。
ネット収穫・鏡での日光反射・全個体検査と、ここまで手間をかければ価格が高くなるのは自明ですよね。
それに国内生産量自体が限られていて、宮崎県のシェアは全国2位(国内シェア約34%)で、1位の沖縄県(約52%)には届かないんです。
希少性という意味ではけっこう大事なポイントかもしれません。
東国原知事のトップセールスという転換点
2007年に就任した東国原英夫前知事が積極的に全国でトップセールスを展開し、「太陽のタマゴ」の名が全国区に広がっていきました。
「産地ブランドは商品力だけじゃ伝わらない」。
PRの重要性を示すエピソードとして、個人的にはこれがけっこう印象深いです。
まとめ
- 5月25日は「みやざきマンゴーの日」。「マンゴー(05)食べてにっこり(25)」の語呂合わせと、出荷最盛期であることが由来
- 2014年にJA宮崎経済連が制定し、日本記念日協会に認定登録
- 前後1週間を「みやざきマンゴーうぃ~く」として、各地でイベントやフェアが実施される
- 宮崎でのマンゴー栽培は1985年ごろ8戸の農家からスタートした
- 「太陽のタマゴ」は1998年にブランド誕生。糖度15度以上・重さ350g以上など厳しい基準がある
- 2023年の初競りでは2玉60万円という過去最高値が記録された


コメント