ナンの日とは?由来や歴史を解説【7月6日】

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7月6日が「ナンの日」だって、パッと聞いてすぐわかる人はそんなに多くないんじゃないでしょうか。

この記事を読めばナンの日がいつ誰によって制定されたのか、その由来にどんな語呂合わせが隠れているのか、そしてナンそのものの歴史がどれだけ古いものなのか、まとめてわかるようになっています。

「気になったから調べてみたけど、結局よくわからなかった」

というモヤモヤを今日はスッキリ解消していきますね。

目次

ナンの日とはいつ制定された記念日なのか

ナンの日は2016年に日本記念日協会に認定された記念日なんです。制定した企業や具体的な経緯を知ると、なるほどと思う部分がけっこうあります。

制定したのはピザのパイオニア企業

ナンの日を制定したのは東京都渋谷区恵比寿南に本社を置く株式会社デルソーレ(制定当時は株式会社ジェーシー・コムサという社名だったそうです)です。

日本の家庭にピザを広めたパイオニアとして知られる企業で長年ピザ生地づくりに携わってきた技術と経験を活かして、小麦粉を原料とした主食「小麦ごはん」の一つであるナンの美味しさをPRする目的で、この記念日をつくったんですね。

ピザとナンって生地づくりの発想としては意外と近いものがあるんだなと個人的には感じました。

記念日として登録されたのは2016年

日付そのものは2016年(平成28年)に一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されています。

記念日ってこうやって企業が申請して協会が認定する仕組みになっているのを知らない人も、わりと多い気がしますね。

ちなみに同じ7月6日には俵万智さんの詩集『サラダ記念日』にちなんだ「サラダ記念日」もあって、この日は食に関する記念日がいくつか重なっている日でもあるんです。

ナンの日の由来にある語呂合わせと季節の理由

なぜ7月6日という日付が選ばれたのかそこには単純な語呂合わせだけじゃない事情もあるみたいです。

ナ(7)ン(6)の語呂合わせ

一番わかりやすい由来は「7」を「ナ」、「6」を「ン」と読む語呂合わせから来ています。

数字の音を言葉に当てはめる記念日の作り方は日本ではよくあるパターンですが、ナンという食べ物にぴったりハマっているのが面白いですよね。

素直に「7=ナ、6=ン」と言われると、あ、そうかと納得してしまう感じがあります。

需要が高まる夏の始まりという季節要因

もう一つの理由がナンの需要が高まる夏の始まりの時期というタイミングです。

夏になるとカレーやエスニック料理を食べる機会が増える人も多いでしょうし、暑い時期にスパイシーな料理とナンを合わせたくなる気持ち、なんとなくわかる気がします。

語呂合わせと季節性、この二つが重なって7月6日に決まったというのが由来の全体像ですね。

ナンの歴史はどこまで遡れるのか

ナンの日をきっかけにナンそのものの歴史を掘ってみると、想像していたよりずっと古いパンだったことがわかります。

発祥は中央アジアからインドにかけての地域

ナンは中央アジアからインドにかけて広く食べられてきた伝統的な平焼きパンで、その起源は数千年前まで遡るとされています。

ある資料では約7,000年から8,000年前に最初に作られたパンの一つとされていて、世界で最も古い部類のパン文化に数えられるようです。

ただ、この年代についてはあくまで一つの説として紹介されているものなので考古学的に完全に確定した話ではなく、その点は憶測混じりの伝承として受け取っておいたほうがいいかもしれません。

名前の由来はペルシャ語の「パン」

ナンという名前自体はペルシャ語で「パン」を意味する言葉が語源だとされています。

パキスタン、イラン、エジプトなど中央アジアから西アジアにかけて広い地域でそれぞれの土地の言葉でナンに近い呼び方のパンが食べられてきたそうです。

地域によって形や作り方は違っても、根っこの部分でつながっている食文化なんだなと思うと、ちょっとロマンを感じますね。

インドでのナンと日本でのナンは実は違う存在

ここが個人的にはこの記事で一番伝えたいポイントなんです。「ナン=インド料理の定番」というイメージ、実はちょっとした誤解から広まった側面があるんですよね。

インドの家庭ではあまり食べられていない

意外な真実としてナンは実はインドの一般家庭では日常的に食べられているわけではないという話があります。

ナンを焼くにはタンドール窯という専用の窯が必要で、これは一般家庭にはまず置いていないものなんです。

インドの家庭で主流なのは、フライパンで作る薄い丸形のパン「チャパティ」のほうだとされています。カレー屋さんに行くと必ずナンが出てくる日本の感覚からするとけっこう驚く話じゃないでしょうか。

日本で普及したきっかけは窯業界の勘違いだった

さらに面白いのが日本でナンが広まった経緯です。

ある業界紙の記事によると神田川石材商工という企業が新製品を模索する中でタンドール窯の存在を知り、実際には北インドの一部地域でしか使われていなかったにもかかわらず、これがインド全体で主流の調理法だと勘違いしたことがきっかけだったとされています。

この勘違いから同社が営業を進めた結果、タンドール窯を導入するインド料理店が徐々に増えていき、もともとタンドール窯を使う文化がなかった南インド料理の店でも使われ始めたそうです。

その結果として今ではナンがインド料理を代表するイメージとして定着したというのが実態のようです。誰も教えてくれなかった裏側だなと、調べていて驚きました。

日本のナンが巨大化した理由

もう一つ独自の切り口として面白かったのが日本のナンのサイズ感です。

日本で提供されるナンが大きめなのは、1980年代後半にインド料理店が激増した際、他店との差別化を図るために大きめのナンを出す店が現れ、それに他店も追随する形でどんどん巨大化していったからだとされています。

競争がサイズを大きくしていったという、ちょっとした業界史みたいな話ですね。

ただこの経緯については明確な一次資料が少なく、業界内で語られている伝承的な話という位置づけで受け取ったほうがいいかもしれません。

ナンの日を楽しむための視点

ここまでの内容をナンの日を迎えるときの参考として整理しておきますね。

  • ナンの日は2016年に株式会社デルソーレが制定し日本記念日協会が認定した記念日
  • 由来は「ナ(7)ン(6)」の語呂合わせと夏の需要増加という二つの理由
  • ナンの起源は中央アジア発祥とされ数千年規模の歴史を持つパン
  • インドの一般家庭では実はチャパティのほうが主流でナンはあまり食べられていない
  • 日本でナンが定着したのはタンドール窯にまつわる業界の思い込みがきっかけとされている

7月6日にはいつも食べているナンがどんな道をたどって今の形になったのか、ちょっと思い出しながら味わってみるのも楽しいかもしれません。

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