国産小ねぎ消費拡大の日とは?由来や歴史を解説【毎月23日】

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毎月23日が「国産小ねぎ消費拡大の日」だということ意外と知らない方も多いんじゃないでしょうか。

この記事ではその由来・制定の背景・小ねぎの歴史まで、ひととおりまとめてお伝えします。

目次

そもそも「国産小ねぎ消費拡大の日」って何?

制定者と日付の意味

国産小ねぎ消費拡大の日は毎月23日です。

制定したのは「小ねぎ主産県協議会」という団体で福岡・大分・佐賀・高知・宮城の各県JA全農県本部によって構成されています。

国産小ねぎの販売促進を目的として制定され、一般社団法人・日本記念日協会にも認定・登録されている正式な記念日なんですね。

なぜ「23日」なのかというとのちほど詳しく話しますが、11月23日の「小ねぎ記念日」が起点になっています。

その「23」という数字を毎月に拡大したのがこの記念日の出発点。

「小ねぎ記念日」との違い

実はこの記念日、もともと11月23日だけの「小ねぎ記念日」というものが先にありました。

「勤労感謝の日」を「ねぎらいの日」と読み替えると、「葱来(ねぎらい)」という語呂合わせが成立する。

そこから11月23日が「小ねぎ記念日」として制定されました。

さらに11月下旬は小ねぎの生産が増えてお鍋の季節と重なるという理由も後押しになっているみたいです。

「毎月23日」のほうはその語呂合わせの日付をPR期間として1年中に広げたもの。

つまり、小ねぎ記念日(11月23日)が親で国産小ねぎ消費拡大の日(毎月23日)が子ども、みたいな関係といえるかもしれません。

この記念日が生まれた背景

国産小ねぎを守りたいという思い

なんでわざわざ記念日を作ったの?と思う方もいるかもしれないですね。

背景には国産小ねぎの消費を積極的に呼びかけなければいけないという産地側の危機感があります。

小ねぎ主産県協議会は「国産の小ねぎをより多くの人に食べてもらいたい」という思いのもと、この日を制定しました。

記念日という形にすることでスーパーや飲食店でのPRキャンペーンがやりやすくなる、という現実的な狙いもあるんでしょう。

実際、11月23日前後には大田市場(東京)の場内でイベントが行われ、仲卸業者や小売業者向けに各県の小ねぎが一堂に集まる展示会が開かれています。

JA全農の直営飲食店舗7店で「小ねぎフェア」を展開したこともあり、産地ぐるみで消費拡大に取り組んでいる様子が伝わってきますよね。

主産6県が連携している理由

小ねぎ主産県協議会のメンバーは、宮城・静岡(JA静岡経済連も加盟)・高知・福岡・佐賀・大分の6県。

それぞれが競合する産地でありながら、「国産小ねぎ全体の消費を底上げする」という共通の目標で手を組んでいるわけです。

個人的にはこれってなかなかすごいことだなと思っていて。

ライバル関係にある産地が一緒にPRするってなかなかないですよね。競争よりも市場全体を広げることを優先した、という判断が印象的でした。

小ねぎってそもそもどんな野菜?

定義と特徴

「小ねぎ」は太さ7mm以下・長さ50cm以下の青ネギ(葉ネギ)を若取りしたもの。「細ねぎ」「万能ねぎ」などとも呼ばれていますが、呼び方は品種や産地によってさまざまです。

全国の約半分が福岡産

というのが個人的に驚いた事実でした。

これだけ圧倒的なシェアを誇るのが「博多万能ねぎ」ブランドを持つ福岡で、特にJA筑前あさくらが出荷する小ねぎだけが「万能ねぎ」と名乗ることができる商標登録ブランドなんです。

博多万能ねぎの歴史

日本の小ねぎ文化を語るうえで博多万能ねぎの存在は外せないでしょう。

1977年(昭和52年)に京浜市場への出荷が始まったのですが

当時の関東は白ネギ文化が主流で、「青いところは捨てる」という食習慣が根付いていたため、最初は市場担当者が売れ残ったネギを肩に担いで売り歩く日々だったそうです。

そこから地道に食文化の壁を突き破り、日本初の「フライト野菜(空輸野菜)」として全国に広がっていきました。その実績が認められ、1986年には全国農林水産祭で天皇杯を受賞するに至っています。

「生でよし、煮てよし、薬味によし」

と何にでも使えるから「万能ねぎ」と名付けられたという話、なんかすごく腑に落ちる由来だと思いませんか。

記念日を活用した消費拡大の取り組み

毎月23日に何が行われているの?

「国産小ねぎ消費拡大の日」として制定されていることで各産地やJA全農は毎月23日前後をターゲットにプロモーションを展開しています。

スーパーでの特設コーナー設置や特価販売、料理レシピの提案などが実施されることがあり、11月23日の「小ねぎ記念日」には各県の小ねぎが大田市場に揃い踏みする展示会も恒例のイベントになっています。

産地間で協力し合いながら、消費者に「今日は小ねぎを買おう」と思ってもらう機会を作り続けているわけです。

「知っている人だけが得をする」記念日

正直なところ毎月23日に意識的に小ねぎを買うという人はまだそこまで多くないかもしれない。

だって、記念日の認知度ってなかなか広がらないものですよね。

でも、こういう記念日を知っているとスーパーで小ねぎを見かけたときに「あ、そういえば今日23日だ」という小さな気づきが生まれる。

食材への関心が一段上がる感じ、個人的にはそれがけっこう大事なことだと思っています。

食文化ってそういう小さな意識の積み重ねで変わっていくものじゃないかなと。

まとめ

  • 国産小ねぎ消費拡大の日は毎月23日、小ねぎ主産県協議会が制定し日本記念日協会が認定
  • 11月23日の「小ねぎ記念日」(語呂合わせ:葱来=ねぎらい)の「23」を毎月に拡大したのが由来
  • 制定の目的は国産小ねぎの消費促進。福岡・大分・佐賀・高知・宮城・静岡の6県JA全農が連携
  • 福岡産が全国シェアの約半分を占め、「博多万能ねぎ」は1977年に日本初の空輸野菜として出発した歴史を持つ

毎月23日、次のスーパーで小ねぎを手に取ってみる。

その小さな行動が産地の農家さんたちへの応援につながっているんですよね。

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