この記事を読めば「にわとりの日」がいつ・なぜ・誰によって作られたのか、その背景や現代の活用例まで丸ごと理解できます。
「毎月28日がにわとりの日らしいけど、なんで?」
と気になってここにたどり着いた方、正直なところ私もはじめて知ったとき「なるほど!」と声に出してしまいました。
ただの語呂合わせの記念日かと思いきや意外と深い背景があるんですよね。
この記事では日本養鶏協会が制定した経緯から、現代に続くケンタッキーの「とりの日パック」まで、あまり他では掘り下げられていない視点も交えながら解説していきます。
にわとりの日はいつ?
毎月28日が「にわとりの日(鶏の日)」です。
覚え方はシンプルで、「に(2)わ(8)とり」という語呂合わせが由来になっています。
日付の読み方としては「2」を「に」、「8」を「わ」と読んで「にわとり」。なかなか粋な発想ですよね。
ちなみに2月8日にも別の「にわとりの日」が存在します。
こちらは福岡県のトリゼンフーズ株式会社が制定し、2017年2月に日本記念日協会が認定したものです。
同じ語呂合わせでも毎月開催される記念日と年に一度の記念日、ふたつがあるというのが意外と知られていないポイントかもしれません。
にわとりの日の由来と歴史
1978年に養鶏業界が動いた理由
「にわとりの日(毎月28日)」は、978年(昭和53年)6月に日本養鶏協会をはじめとする養鶏関係者によって制定されました。目的は明確で鶏肉・鶏卵の消費拡大です。
1978年という時代背景を少し考えてみると当時の日本は高度経済成長が終わり、食生活の洋食化・多様化がぐんぐん進んでいた頃。
とはいえ、鶏肉はまだ現在ほど圧倒的な存在感があったわけではなく豚肉・牛肉との競争が激化していた時期でもありました。
実際、農畜産業振興機構のデータによると1960年時点で日本人の食肉消費量(牛・豚・鶏の合計)はわずか1人あたり年間3.5kgに過ぎなかったのが、2013年には約10倍の30kgに達しています。
この急成長の流れのなかで「鶏肉・鶏卵をもっと食べてほしい」という業界の意気込みが記念日制定につながったわけですね。
「鶏への感謝」という側面も
消費拡大という経済的な目的だけではなくふだん何気なく食べている鶏肉が、1羽1羽の命をいただいているという意識を持ち、鶏に感謝することもにわとりの日の大切なテーマとされています。
要するに、ただセールを盛り上げるための記念日ではなく、「命への感謝」という精神的な軸も持っているんです。現
代でいう「フードロスを意識する日」とか「生産者に感謝する日」みたいな感覚とけっこう近いかもしれません。
鶏肉が日本人の食卓を席巻した背景
鶏肉消費が豚肉を上回った転換点
個人的にここが一番驚いた部分なんですが日本で鶏肉の消費量が豚肉を初めて上回ったのは2012年のことです。
それ以降も鶏肉がトップを維持し続けていて、2023年時点での1人あたりの家禽肉消費量は約14.4kgと推計されています。
鶏肉がここまで支持されるようになったのは「安い・ヘルシー・低脂肪」という三拍子が揃っているから、という分析があります。
1970年代に養鶏業界が記念日を作って消費を訴えたのは、まさにその流れを加速させようとした先見の明があったとも言えるかもしれません。

1978年という年が持つ意味
にわとりの日が制定された昭和53年は日本の食肉市場がまさに拡大し始めたタイミングです。
鶏肉・鶏卵の消費が1970年代から急速に伸び始めたことはデータでも確認されており 、業界側が「この波に乗りたい」と動いたタイミングとして、なかなか絶妙だったなと感じます。
毎月必ず訪れる記念日という設定も賢くて年に1度だと忘れられがちなところを、月に1回のサイクルで消費者にリマインドし続ける仕組みになっているんですよね。
にわとりの日とケンタッキーとの関係
「とりの日パック」誕生の背景
にわとりの日といえば現代ではケンタッキーフライドチキン(KFC)の「とりの日パック」と切り離せません。
KFCは「にわ(28)とり」の語呂合わせにちなんで毎月28日をとりの日と位置づけ、通常よりお得な価格でオリジナルチキンを楽しめるセット商品を販売しています。
2025年12月28日に「とりの日パック」の内容がリニューアルされ、ナゲットが追加されてよりバラエティ豊かなラインナップになりました。
KFCがこの記念日を積極的にキャンペーンに活用していることで「28日=とりの日」という認知がかなり広い層に浸透しているのが現状です。
本日とりの日ケンタッキー‼️
— まーさん@そろそろ世界一周 (@maasan777) March 28, 2026
鶏タツタバーガー🍔
とりの日パック🐔
コールスローとポテト🍟
限定まるかじりケンタ🙆🏻♂️
ケンタのデメリットはクルマがしばらくケンタ臭まみれ😅 pic.twitter.com/WssxLFlCWs
企業が記念日を活用する意義
KFC以外にも鶏肉や鶏卵を扱う食品メーカーや飲食店が毎月28日前後にプロモーションを展開するケースがあります。記
念日を軸にした販促活動は、「割引だから買う」という単純な動機を超えて、ブランドと消費者の間に「共通の文化」を作る効果があるんじゃないかな、と思っています。
業界側が1978年に作った小さな語呂合わせが数十年を経て全国的なキャンペーンの基盤になっているというのは、なんか。すごい話ですよね。
「にわとりの日」と「2月8日」の違い
ふたつの記念日を整理する
混同しやすいので整理しておきます。
| 項目 | 毎月28日のにわとりの日 | 2月8日のにわとりの日 |
|---|---|---|
| 制定者 | 日本養鶏協会など養鶏関係者 | トリゼンフーズ株式会社 |
| 制定年 | 1978年(昭和53年) | 2017年認定 |
| 認定 | 業界内制定 | 日本記念日協会認定 |
| 主な目的 | 鶏肉・鶏卵の消費拡大 | 鶏への感謝 |
| 語呂合わせ | に(2)わ(8)とり | に(2)わ(8)とり |
同じ語呂合わせでも制定の文脈が異なります。毎月28日のほうが歴史的には古くより広く認知されている記念日です。
まとめ
- 毎月28日は「にわとりの日(鶏の日)」で、「に(2)わ(8)とり」の語呂合わせが由来
- 1978年(昭和53年)6月に日本養鶏協会など養鶏関係者が制定。目的は鶏肉・鶏卵の消費拡大
- 消費促進だけでなく、「鶏への感謝」という精神的な意味合いも持つ
- 2月8日にも別の「にわとりの日」が存在し、こちらはトリゼンフーズが制定・日本記念日協会が認定
- 現代ではKFCの「とりの日パック」などを通じて毎月28日の認知が広まっている
- 2023年の日本における家禽肉の1人あたり消費量は約14.4kg。2012年以降、鶏肉が豚肉の消費を上回り続けている
毎月28日が来るたびにいつも食べている唐揚げや卵かけごはんの「向こう側」を少し思い浮かべてみると、日常の食事が少し違って見えてくるかもしれませんね。

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