古民家の日とは?由来や歴史を解説【5月30日】

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5月30日が「古民家の日」であることを知っていますか?

この記事では古民家の日の由来や制定した団体、背景にある想いまでひとつひとつ丁寧に解説します。

「なんで5月30日なんだろう?」
「誰が決めたの?」

という素朴な疑問から、古民家が今なぜ注目されているかまで読み終わる頃にはすっきりわかるはずです✨

目次

古民家の日とは

5月30日は「古民家の日」として制定されている記念日です。

記念日の基本情報

制定したのは東京都渋谷区富ヶ谷に拠点を置く有限会社Mアンジョウ建築研究所という、建築や不動産に関するプロデュース業を手がける会社です。

認定したのは一般社団法人・日本記念日協会ですが、その後登録状況が変わったようで、2025年12月時点では同協会の認定記念日としては確認できなくなっているみたいです。

英語表記は「Cominka Day」。

これは「community(共同体)」と「minka(民家)」を組み合わせた造語なんです。

ひとつの古い建物が地域のつながりを生む場になってほしい。そんな願いが、名前そのものに込められているんですよね。

5月30日になった理由

なぜ5月30日なのか実は二重の意味があるんです。この日付のセンス、けっこう面白いと思います。

語呂合わせの仕組み

まず「こ(5)みん(3)家=おうち(0)」という語呂合わせ。5→「こ」、3→「みん」、0→「家(おうち)」と読ませています。

0を「おうち」に変換するのがちょっと工夫のある発想ですよね。

ごみゼロの日との関係

もうひとつの理由が同じ5月30日に「ごみゼロの日」があることです。

「ご(5)み(3)ゼロ(0)」の語呂合わせから来ているこの日は、もともと1975年に愛知県豊橋市の市民運動として始まり、全国に広まった環境意識を高める記念日です。

古民家の日を「ごみゼロの日」と同じ5月30日に設定したのには、「古民家を再利用し古材を活かす=もったいない精神」という発想が重なっているからなんです。

壊して捨てるのではなく受け継いで活かす。

ごみゼロの精神と古民家の再生の考え方って、根っこが同じだなと感じます。

制定の目的と背景

記念日が生まれたのには切迫した社会的背景があります。

古民家が消えていっている現実

高度経済成長期以降、耐震性や断熱性、利便性を理由に古い木造家屋の取り壊しが急速に進みました。農村部だけでなく都市近郊でも、伝統的木造建築はどんどん姿を消してきたんです。

空き家問題も深刻で総務省の令和5年住宅・土地統計調査によると、全国の空き家数は900万戸と過去最多、空き家率は13.8%と過去最高を更新しています。

1993年から2023年の30年間で約2倍にまで増えているって思った以上にすごいペースですよね。

記念日が目指していること

こうした状況を受けて古民家の日が目指しているのは、古民家を単に保存するのではなく、店舗・工房・ギャラリーなどに「活用」することで日本の伝統文化を継承し周知していくことです。

使われない建物として放置されるより、人が集まる場として生まれ変わった方が建物も文化も長く残せる。

そういう前向きな発想がこの記念日には詰まっています。

「古民家」ってそもそも何?

ここで少し立ち止まって「古民家」の定義も整理しておきましょう。

築年数と工法が目安

古民家に明確な法的定義はありません。

ただ、全国古民家再生協会では1950年(昭和25年)制定の建築基準法以前に伝統工法で建てられた住宅を古民家と定義しています。

国の登録有形文化財制度では築50年以上の建物が登録対象とされているので、そこから「築50年以上の伝統的木造建築」がひとつの目安ともなっているようです。

具体的には茅葺き屋根や草葺き屋根、日本瓦葺き屋根、土間、太い柱と梁。

こういった要素を持つ建物が古民家と呼ばれることが多いです。

古民家再生の実際の活用例

記念日の目的でもある「活用」って、具体的にどんなことが行われているのでしょう。

多彩な転用が進んでいる

全国で古民家をさまざまな用途に転用した事例が増えています。

  • カフェ・飲食店
    築150年の古民家を飲食店として再生し、解体時の瓦や建具をリユースしながら過去の記憶を引き継いだ事例
  • ギャラリー工房
    兵庫県篠山市で100年以上の古民家をガラス作家のギャラリー工房兼住居に転用した事例
  • ヨガスタジオ
    沖縄県の古民家をヨガスタジオにリノベーションし、古民家ならではの温かみを活かした事例
  • 地域コミュニティの場
    近畿大学の谷川准教授が東広島市の築100年超の古民家を再生し、地域住民の「星降るテラス」として開放している事例

ちなみに兵庫県篠山市(現・丹波篠山市)は古民家の再生・活用によって観光客が増加し、地域経済の活性化にもつながったことで知られる先進事例のひとつです。

地元にいながらこういう事例を聞くと少し誇らしくなりますよね。

まとめ

  • 5月30日は「古民家の日」で有限会社Mアンジョウ建築研究所が制定した記念日
  • 日付の由来は「こ(5)みん(3)家=おうち(0)」の語呂合わせ+「ごみゼロの日」と同日という2つの意味
  • 英語名は「Cominka Day」で、communityとminkaを組み合わせた造語
  • 目的は古民家を活用することで日本の伝統文化を継承・周知すること
  • 全国の空き家数は900万戸を超え(令和5年調査)、古民家の保全・活用は社会的課題でもある
  • 翌5月31日は「古材の日」で、古民家の日と連続して古材の有効利用への関心を高める構成になっている
  • カフェ・ギャラリー・コミュニティスペースなど、古民家の転用事例は全国で広がっている
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