この記事を読めば「オーガナイズの日」がどんな日でいつ誰が、なぜ制定したのかが一通りわかります。
「5月30日って、ゴミゼロの日じゃなかったっけ?」
と思った方、実は正解でもあって、不正解でもあるんです。
この2つの記念日はちゃんとつながっていてその背景を知ると「なるほど、そういうことか!」となる話がけっこう面白いんですよね。
オーガナイズの日とは
5月30日は「オーガナイズの日」として、一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会(JALO)が制定した記念日です。
日本記念日協会にも認定されていて、公式な記念日として扱われています。
「オーガナイズ(organize)」という言葉、日本語に直訳すると「整理・組織化する」といった意味になります。
でも実際はもっと広くて、モノの片づけだけじゃなく情報や時間の管理、さらには人生の見直しまでを含む概念なんですよ。

どんな日なの?
要するに暮らしや仕事の環境を見直し、秩序立てて整えることに注目する日、というのがこの記念日の位置づけです。
年末の大掃除みたいに「追い込まれてやる片づけ」じゃなく、余裕のある季節に自分の生活をじっくり見直してほしい、という思いが込められているんですね。
ちなみに「整理」とはちょっと違っていてオーガナイズはまず思考の整理から始めるのが特徴。
モノを捨てることが目的じゃなくて、自分にとって本当に必要なものを見極める考え方が根本にあります。
5月30日に決まった理由
この日付が選ばれたのには語呂合わせと季節的な背景の2つの理由があります。
語呂合わせ「ゴミゼロ」との関係
「5(ご)・3(み)・0(ぜろ)」で「ゴミゼロ」と読める語呂合わせが日付の由来のひとつです。
もともと5月30日は「ゴミゼロの日」としても知られていて、愛知県豊橋市で始まった530運動(自分のゴミは自分で持ち帰る環境美化運動)が全国に広まったことが起源です。
日本ライフオーガナイザー協会はこの日を選ぶにあたり、語呂合わせを「ゴミゼロ」ではなく「ごちゃごちゃゼロ=整える」という解釈で使っているとも言われています。
ただ、協会の公式発表では「ゴミゼロの日にちなんで」という表現が使われているので、この解釈は協会によってニュアンスが若干ことなる部分でもありますね。
一年で最も「整理」に向いている季節
もうひとつの理由が季節感です。
5月下旬から6月頭は一年のなかで最もオーガナイズに適した時期と協会では位置づけています。
なぜ5月なのか。
年末年始は気持ちも体も慌ただしくて、「よし片づけよう!」と思っても心に余裕がない。
でも5月は気温も穏やかで、新年度の一区切りもついていて心身ともに落ち着いていることが多いですよね。
「憂鬱な大掃除より、ゆとりある整理を」というコンセプト、個人的にはすごく共感できます😊
オーガナイズの日の制定の歴史
日本ライフオーガナイザー協会の設立から
話は2008年にさかのぼります。
日本ライフオーガナイザー協会は2008年12月1日に設立されました。
もともとのルーツはアメリカ。1
980年代に大量消費社会が進むなか、モノや情報の整理に困る人が急増したアメリカで「プロフェッショナル・オーガナイザー」という職業が生まれたんです。
アメリカでは1983〜1985年ごろ、ロサンゼルスの女性たちが集まってネットワークを作り始め、NAPO(全米生産性・整理整頓専門家協会)が誕生しました。
約4,200名の会員を抱える大きな団体に成長していています。
日本への「オーガナイズ」の輸入
日本ライフオーガナイザー協会はアメリカのプロフェッショナル・オーガナイザーという概念を日本の住宅事情や文化に合わせて体系化しました。
協会が作った「ライフオーガナイズ」という言葉自体、実は協会の造語なんですよね。
2009年5月30日に初めてのセミナーを開催し、資格認定プログラムがスタート。2011年に「オーガナイズの日」を正式に制定して、チャリティーイベントを開いたのが記念日としての始まりです。
2012年には国際的な「片づけのプロの協会の国際連盟(IFPOA)」にも加入し、グローバルなネットワークにも参加しています。
2022年に生まれた「世界片づけの日」との違い
ちょっとした補足なんですが5月には別の「片づけの日」も存在します。
5月20日は「ワールドオーガナイジングデー(世界片づけの日)」で、こちらは2022年に国際連盟によって制定された比較的新しい記念日です。
5月20日と5月30日、2つの片づけ記念日が同じ月にあるというのがちょっとユニークですね。
ライフオーガナイズって何が違うの?
「普通の片づけと何が違うの?」って思いませんか。実はここが一番重要なポイントだったりします。
「捨てる」から始めない片づけ
一般的な整理収納術は「まず捨てる」から始めることが多いですよね。でもライフオーガナイズは「捨てる」から始めないのが大きな特徴です。
まず「自分がどんな暮らしをしたいか」「何を大切にしているか」という思考の整理から入るスタイル。
そのうえで、自分に合った仕組みをつくっていく。
だから片づけが苦手な人や何度やっても元に戻ってしまう人に向いている方法とも言われています。
QOL向上を目的としている点
ライフオーガナイズの目的は、QOL(生活の質)の向上と幸福度の改善に置かれています。
2022年8月時点でライフオーガナイザー1級有資格者は約3,100名いて、片づけのプロとして各地で活動しているんです。
規模感として、意外と大きい団体だなと思いました。

オーガナイズの日にできること
記念日を知ったところで、「じゃあ何をするの?」という話ですよね。
自分の暮らしを俯瞰して見直す
オーガナイズの日はまず自分の暮らし全体を俯瞰して眺めてみる日にするのが一番しっくりくる使い方だと思います。
引き出しひとつでも、手帳の中身でもデジタルのデータでも。「これ、本当に必要?」と問いかけるだけでも立派なオーガナイズです。
年末大掃除と違って焦らなくていいのが5月の良さ。
窓を開けて気持ちいい風を感じながら、ゆっくり自分の空間と向き合う時間…なんか、それだけで少し豊かな気がしませんか?
協会のイベントやチャリティーに参加する
日本ライフオーガナイザー協会は、毎年「オーガナイズの日」前後にチャリティーイベントやセミナーを開催しています。
全国各地のライフオーガナイザーが参加するイベントで、片づけのプロのノウハウを直接聞ける機会です。
2019年のイベントでは「オーガナイズウィーク」として複数日にわたって展開されるほど、規模も大きくなっていましたよ。
まとめ オーガナイズの日のポイント
- 5月30日は「ゴミゼロ(5・3・0)」の語呂合わせと整理に適した季節感から選ばれた記念日
- 一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会(JALO)が2011年に制定し、日本記念日協会にも認定済み
- 協会自体は2008年12月1日設立で、1980年代アメリカ発祥の「プロフェッショナル・オーガナイザー」を日本に根付かせるために生まれた
- ライフオーガナイズは「捨てる」から始めず、思考の整理から入るのが普通の片づけとの大きな違い
- 年末大掃除ではなく、余裕のある5月に暮らしを見直してほしいという思いが記念日の根本にある
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