視能訓練士の日とは?由来や歴史を解説【6月第1月曜日】

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この記事を読めば「視能訓練士の日」がいつ・なぜ制定されたのか、その背景と歴史がまるっとわかります。

「聞いたことはあるけど、そもそもどんな記念日なの?」

と感じている方に向けて、できるだけわかりやすく解説していきますね。

目次

視能訓練士の日とは

毎年6月第1月曜日が「視能訓練士の日」です。

この記念日は公益社団法人・日本視能訓練士協会(JACO)が制定し、2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されました。

英語表記は「Japan Certified Orthoptist Day(JCOD)」といいます。

制定の目的

この記念日がつくられた理由は大きく3つあります。

  • 視能訓練士の知名度を広く社会に向けて高めること
  • 視能矯正・眼保健衛生の重要性を国民に知ってもらうこと
  • 視能訓練士自身が医療専門職としての誇りを持つきっかけにすること

なんか、知名度向上のために記念日をつくるというのは医療系の職種ではわりと珍しいと思っていて、それだけ「知られていない職種」という現実があるんだなと感じます。

名称は会員の公募で決まった

「視能訓練士の日」という名前は最初から決まっていたわけではありませんでした。

実は、日本視能訓練士協会の会員に広く公募し、厳正な審査を経て選ばれた名称なんです。

多数の応募が集まったというから会員の熱量の高さが伝わってきますよね。

世界視能矯正の日(World Orthoptic Day)との関係

「視能訓練士の日」が6月第1月曜日に設定されているのには、ちゃんとした理由があります。

IOAが定めた国際的な記念日

国際視能矯正協会(IOA:International Orthoptic Association)が、毎年6月第1月曜日を「World Orthoptic Day(世界視能矯正の日)」として定めていて日本の「視能訓練士の日」はこれにあわせて同じ日付が選ばれました。

IOAは1967年にロンドンで開催された第1回国際視能矯正学会をきっかけに設立の動きが始まり、1968年に正式に「International Orthoptic Association」という名称で組織化された歴史を持ちます。

15の国家機関と6つの準会員組織が加盟している国際団体です。

日本とWorld Orthoptic Dayのつながり

日本視能訓練士協会がIOAに加盟したのは1974年のことです。

それ以来、世界の動きと歩調を合わせながら、日本国内でも視能矯正の認知向上に取り組んできた経緯があります。

World Orthoptic Dayに合わせて「日本版の記念日」をつくったのは、国際的な流れを国内にも根付かせようという意図があったのだと思います。

視能訓練士の歴史と法制化の流れ

「視能訓練士の日」を理解するうえで視能訓練士という職業そのものの歴史も知っておくと、記念日の重みがより伝わってくるはずです。

世界初の視能訓練士とその広がり

世界で最初の視能訓練士はメアリー・マドックス氏でロンドンに世界最初の養成校を創設しました。

そこで養成された視能訓練士が各国へ広まっていき、やがて日本にもその動きが届いたというわけです。

日本ではDr.J.R.Andersonから2台のsynoptophoreが寄贈されたのをきっかけに、現代的な視能矯正学がスタートしたとされています。

日本における視能訓練士の誕生

国内で最初の視能訓練士として業務を開始したのは、川村緑氏(東京)と内田(渡辺)冴子氏(岡山)のお二人でした。

その後、視能訓練士たちによる最初の公式会合が愛知県名古屋市(武田薬品)で開かれ、組織としての動きが少しずつ形づくられていきます。

視能訓練士法の成立(1971年)

1971年(昭和46年)5月14日、第65回国会でついに「視能訓練士法」が成立しました。

公布は同年5月20日、施行は7月19日です。同年10月24日には第1回視能訓練士国家試験が実施され、121名が合格したと記録されています。

ちなみに、1971年という年はIOAの最初のGeneral Meetingがアムステルダムで開かれた年でもあって、日本と世界が同時期に視能矯正の法整備・組織化を進めていたのは意外とタイミングがそろっているなと感じました。

日本視能訓練士協会の設立

法成立の翌年、1972年(昭和47年)5月18日に岡山大学医学部図書館講堂にて「日本視能訓練士協会」の発会式が行われました。

この協会が後に2022年の設立50周年を機に「視能訓練士の日」を制定することになります。

発足から半世紀というタイミングでの制定には、感慨深いものがありますよね。

「視能訓練士の日」が制定されるまでの道のり

記念日が誕生した2022年は日本視能訓練士協会にとって節目の年でもありました。

設立50周年という転機

2022年は協会設立50周年にあたる年で、この機に「視能訓練士というプロフェッションをより広く知ってもらいたい」という思いから、記念日の制定が具体的に動き出しました。

名称公募から日本記念日協会への登録申請までかなり真剣に取り組まれた節目のプロジェクトだったのでしょう。

2022年6月に正式制定

日本視能訓練士協会が公式に「視能訓練士の日を制定しました」と発表したのは2022年6月2日のこと。

ちょうどその年の6月第1月曜日(6月6日)が、記念すべき第1回目の「視能訓練士の日」となりました。

制定からまだ数年しか経っていない、わりと新しい記念日なんです。

視能訓練士ってどんな仕事?

記念日の意義を知るうえで視能訓練士の仕事内容もざっくり押さえておきましょう。

国家資格を持つ眼のスペシャリスト

視能訓練士(CO:Certified Orthoptist)は弱視・斜視の視能矯正や視機能検査を行う国家資格を持つ医療専門職です。

乳幼児から高齢者まで、世代を問わず目の健康を守るのが仕事で、眼科領域における唯一の「視る能力のスペシャリスト」と位置づけられています。

資格取得者数の推移

2025年4月1日j時点で国家資格取得者の数は約21,000名にのぼります。

1971年の第1回国家試験では121名だったことを思えば、50年あまりで大きく増えたことがわかります。

とはいえ、医療職全体からみるとまだまだ認知度は低いというのが現実で、だからこそ「視能訓練士の日」のような取り組みが必要なのかもしれません。

活動の場の広がり

創生期には斜視・弱視の矯正だけを専門としていた視能訓練士ですが1993年の法改正によって「眼科に係る検査」全般が業務として明文化され、活躍の場が一気に広がりました。

眼科(大学病院・総合病院・診療所)のほか学校・保健所での集団検診や視覚障害リハビリ、研究機関など、さまざまな場で活動しています。

まとめ

  • 視能訓練士の日は毎年6月第1月曜日、日本視能訓練士協会が制定した記念日
  • 国際視能矯正協会(IOA)が定める「World Orthoptic Day(世界視能矯正の日)」と同じ日付
  • 2022年(令和4年)に日本記念日協会へ登録。協会設立50周年という節目のタイミングで誕生した
  • 記念日の名称は会員への公募で選ばれた
  • 目的は「視能訓練士の知名度向上」と「眼の健康の重要性の社会的啓発」
  • 視能訓練士は1971年の視能訓練士法成立で誕生した国家資格職で、2025年現在の資格取得者は約21,000名

「視能訓練士の日」はまだ制定から数年の新しい記念日ですが、その背景には半世紀以上にわたる職種の歴史があります。6月第1月曜日には、ぜひ「目の健康を守る専門家」のことを少し意識してみてくださいね👀

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