8月5日が近づくと、なんとなくスーパーの卵売り場が賑わってくる気がします。
実はこれ、気のせいじゃないんです。
この記事を読めば親子丼の日がいつどうして生まれたのか、そして誰が最初に親子丼を作ったのかまで、まるっとわかりますよ。
「なんとなく知ってるけど詳しくは知らない」
という方、けっこう多いと思うんですよね。私も最初はそうでした。
親子丼の日はいつ誰が制定したの
まずはこの記念日の基本情報からお伝えしますね。
日付と制定団体を押さえるだけでなぜこの日なのかがすっと理解できると思います。
8月5日という日付の理由
親子丼の日は毎年8月5日です。
これは「0(お)8(や)5(こ)」で「おやこ」と読む語呂合わせから来ているんですね。
数字をひらがなに変換する遊び心、日本の記念日にはよくあるパターンですけど、初めて知ったときは「なるほどうまいこと考えたな」と思いました。
制定したのは関西鶏卵流通協議会
この記念日を作ったのは関西鶏卵流通協議会という団体です。
鶏肉協会ともコラボして、鶏肉と卵という「親子」食材を使った親子丼の美味しさを、もっと多くの人に知ってもらおうという狙いがあったみたいですね
2018年(平成30年)に一般社団法人日本記念日協会によって正式に認定・登録されました。意外と最近の記念日なんですよね、これはちょっと驚きでした。
なぜ8月に親子丼をアピールするのか
タイミングにも実はちゃんとした理由があります。夏場という季節が選ばれた背景を見ていきましょう。
夏場は卵と鶏肉の消費が落ち込む時期だった
実は夏場って、卵や鶏肉の消費が落ち込みやすい時期なんだそうです。
暑いと火を使う料理を避けたくなったり、さっぱりしたものを食べたくなったりしますもんね。
そこでスタミナ食としての親子丼を食べてもらうことで、消費を底上げしたいという生産者側の願いが込められているわけです。
給食メニューへの提供という取り組み
同協議会の主催で大阪の一部の保育園では給食メニューとして親子丼が提供されているそうです。
子どものうちから親子丼に親しんでもらう、という意図もあるんでしょうね。
個人的にはこういう地道な普及活動が記念日の裏側で行われているのを知ると、なんだか応援したくなります。
親子丼という料理そのものの歴史
記念日の由来だけじゃなく、そもそも親子丼という料理自体がどうやって生まれたのかも気になりますよね。ここが実はけっこう奥深いんです。
発祥は東京・人形町の老舗「玉ひで」
親子丼の発祥として広く知られているのが、東京・日本橋人形町にある鶏料理店「玉ひで」です。
玉ひでは宝暦10年(1760年)創業という、江戸時代から続く老舗中の老舗なんですよ。
そんな歴史ある店が親子丼という国民食を生み出したというのは、なんだか感慨深いものがあります。
1891年に誕生した親子丼のエピソード
親子丼が生まれたのは1891年(明治24年)のことです。五代目当主・山田秀吉さんが営んでいた際、常連客が軍鶏鍋の残りの割下に卵を入れてとじ、ご飯にかけて食べたのがきっかけだったそうです。
それを見た妻のとくさんが「これは美味しい料理になる」と考案したのが今の親子丼の原型だと言われています。
偶然の食べ方から生まれた料理が今や全国区の定番メニューになっているというのは、なかなかロマンがある話だなと思いました。
名前の由来は鶏肉と卵の関係性から
親子丼という名前は鶏の肉(親)と卵(子)を使うことから名付けられました。シンプルですけど、言われてみれば納得の由来ですよね。
ちなみに、鶏肉の代わりに豚肉や牛肉を使ったものは「他人丼」と呼ばれます。
血縁関係じゃない食材を使うから他人、というネーミングセンスもなかなか面白いなと感じます。
現場で感じた親子丼の日のリアルな空気感
ここからはちょっと私の体験談も交えてお話ししたいと思います。
スーパーの卵売り場で感じた変化
以前近所のスーパーで働く知人に聞いた話なんですが、8月上旬は普段より卵と鶏肉のパック商品の動きが良くなる感覚があるそうです。
あくまで肌感で言うとという前提付きですが、親子丼の日にちなんだ特売やポップが売り場に出ることで、意外と反応する客層がいるみたいなんですよね。
全国的に厳密な統計を取ったわけではないので断定はできませんが、少なくとも地域のスーパーレベルでは記念日効果がじわじわ効いているんじゃないかなと思っています。
家庭で作った親子丼で失敗した話
私も親子丼の日にちなんで家で作ってみたことがあるんですけど、卵を入れるタイミングを間違えて、火を通しすぎてパサパサの卵になってしまった経験があります。
半熟のとろっとした卵を目指していたのに、蓋を閉めすぎてしまったのが原因でした。
それ以来、卵は二回に分けて入れて、最後は余熱で仕上げるようにしています。
ちょっとしたコツですけど、これを知っているかどうかで仕上がりがだいぶ変わるので参考にしてもらえたら嬉しいです。
親子丼の日にまつわる豆知識
知っておくとちょっと話のネタになりそうな豆知識を紹介しますね。
明治の博覧会との関係は諸説あり
明治36年(1903年)の第五回内国勧業博覧会で親子丼が販売されていたかどうかについては、図書館のレファレンス記録でも明確な答えが出ていないようです。
この点についてはまだはっきりしたことは分からないんですが、当時すでに親子丼的な料理が一定の広がりを見せていた可能性はありそうだなと個人的には思っています。
あくまで仮説の域を出ませんけどね。
他人丼やいとこ丼との違い
親子丼のバリエーションとして豚肉や牛肉を使う他人丼のほかに、地域によっては「いとこ丼」と呼ばれるものも存在するようです。
使う食材や地域によって名前が変わるのは、日本の丼文化の面白いところだと感じますね。
まとめ
- 親子丼の日は8月5日、「0(お)8(や)5(こ)」の語呂合わせが由来
- 制定したのは関西鶏卵流通協議会で2018年に日本記念日協会が認定
- 夏場に落ち込みがちな卵と鶏肉の消費を、スタミナ食としての親子丼で盛り上げる狙いがある
- 親子丼発祥の店は東京・人形町の老舗「玉ひで」で、1891年に誕生したとされる
- 名前は鶏肉(親)と卵(子)の関係から付けられ、他人丼やいとこ丼といった派生料理も存在する
8月5日は、ぜひ半熟卵のとろっとした親子丼を作って夏バテ気味の体に栄養チャージしてみてはいかがでしょうか。
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