牡蠣むきの日とは?由来や歴史を解説【9月第3日曜日】

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牡蠣むきの日について検索してきた方は、きっと「そもそもいつなのか」「なぜこの日付になったのか」が気になっているんじゃないでしょうか。

この記事を読めば牡蠣むきの日の正確な日付や由来、誕生した歴史的な背景まで、まるごと理解できると思います。

実は牡蠣むきの日って震災復興とアイルランドの伝統行事がつながって生まれた、ちょっと感動的な記念日なんですよね。

調べてみて「へえ、そうだったんだ」と驚いた部分がけっこうあったので、そのあたりも含めてお伝えしていきますね。

目次

牡蠣むきの日とはいつ制定されたか

ここでは牡蠣むきの日の基本情報として、日付や制定した会社について整理していきます。

毎年9月第3日曜日という日付の意味

牡蠣むきの日は毎年9月の第3日曜日にあたる記念日です。

この記念日を制定したのは日本文化を世界に発信する事業を手がける株式会社LA DITTA(ラ・ディッタ)という企業です。

日付の由来がなかなか面白くて、牡蠣(oyster)のシーズンが始まる月として、英語で「r」の文字がつく最初の月が9月(September)にあたることが一つの理由になっているんです。

さらに、アイルランドで毎年9月に開催される世界大会が第4週に行われるため、その1週前の第3日曜日に設定されたと言われています。

牡蠣のシーズンイン月と海外の大会日程、この2つの要素を組み合わせて日付が決まったというのは、単純な語呂合わせとは違う、けっこう実務的な発想だなと感じました。

なお、この記念日は一般社団法人・日本記念日協会によって認定・登録されていた時期があったようなんですが、2023年11月時点では同協会の認定記念日として確認できなくなっているとの指摘もあります。

この点については正式な記念日登録の状況が変わった可能性があるということで、憶測を含みますが一度協会に登録された後に何らかの事情で整理された可能性がありそうです。

制定した株式会社LA DITTAという会社

牡蠣むきの日を制定した株式会社LA DITTAは、2006年9月19日に創業された会社です。

代表取締役の小里博栄さんは神戸出身でロンドン大学(LSE)で社会心理学の学士を、オックスフォード大学院で修士を取得したという経歴を持っています。

その後、英国のヴァージン・グループやダイソンでマーケティング業務を経験し、2006年にLA DITTAを立ち上げたそうです。

同社は「日本の良いものを海外へ」というコンセプトを掲げて、イベント業やコンサル業、飲食業を中心に事業を展開している会社なんですね。

インドやシンガポールといった海外にも進出していて、国内外をつなぐイベント企画を得意としているようです。

牡蠣むきの日という日本の食文化とアイルランドの伝統行事を橋渡しするような記念日を作ったのも、この会社の事業スタイルを考えるとなるほど納得できる部分がありますね。

記念日が生まれた歴史的な背景

ここを読むと牡蠣むきの日がなぜ作られたのか、その社会的な背景がわかります。

東日本大震災と三陸の牡蠣養殖の被害

牡蠣むきの日が生まれたきっかけは2011年の東日本大震災における復興支援だったとされています。

震災によって三陸地方の牡蠣の養殖施設はほぼ全ての施設が操業停止に追い込まれる、という深刻な被害を受けたんです。

この状況を受けてLA DITTAの小里さんは、アイルランドの「ゴールウェイ国際オイスターフェスティバル」で開かれている牡蠣の早むき選手権を日本でも開催することを思いついたそうです。

日本と海外の牡蠣生産者をつなぐことで、もう一度三陸の牡蠣を盛り上げようという狙いがあったと語られていて、ただのイベント企画というより、産業再生への思いが込められた発想だったんだなと感じました。

震災復興という重いテーマからこんな形で記念日が生まれるというのは、正直言ってちょっと意外な流れだと思います。

全日本牡蠣早むき選手権の広がり

三陸支援からスタートした早むき選手権は、その後、牡蠣の生産者だけでなくオイスターバー業界や卸業者にまで広がりを見せていったようです。

2015年には「牡蠣ノ星」協賛の「ジャパンオイスターフェスティバル2015」がイオン店舗などで開催され、9月6日から3週連続でイベントが行われました。

ここで実施される「牡蠣早むき選手権」は、むく速さとその美しさを競う内容になっていて、優勝者はアイルランド西部の牡蠣の一大産地であるゴールウェイ市の国際オイスターフェスティバルへ、日本代表として招待される仕組みになっているんです。

こうした積み重ねの結果、一般社団法人・日本記念日協会によって毎年9月第3日曜日が「牡蠣むきの日」として認定されるまでになったと言われています。

震災復興のための一つのアイデアが数年かけて全国規模の記念日へと育っていった過程は、けっこう地道な積み上げだったんだろうなと想像します。

アイルランドの国際オイスターフェスティバルとの関係

ここでは牡蠣むきの日の日付の根拠になっている、アイルランドの伝統行事について詳しく見ていきます。

1954年発足、世界最古とされるオイスターフェスティバル

牡蠣むきの日の日付が意識している「ゴールウェイ国際オイスターフェスティバル」は、1954年にアイルランド・ゴールウェイの大手ホテル「グレート・サザン・ホテル」(ハーディマン・ホテル)の支配人だったブライアン・コリンズ氏によって考案されたイベントです。

もともとは観光客の少ない季節にゴールウェイへ人を呼び込むための、ホテル側の実利的な発想から始まったとも伝えられています。

驚くのは規模の変化で第1回の開催時は参加者がわずか34名だったのに、70年以上を経た今では世界最古のオイスターフェスティバルを自称するほどの規模に成長しているんですね。

フェスティバルの開催時期そのものがゴールウェイ産ネイティブオイスターの漁期(9月から翌年4月)の始まりを祝う意味を持っているとされています。

世界大会の見どころと過去の記録

このフェスティバルの中心的な催しが「ワールド・オイスター・オープニング・チャンピオンシップ」、いわゆる牡蠣早むき世界大会です。

1968年に地元出身のジョン・カミンズ氏が初代世界チャンピオンとなり、その時の記録は3分34.8秒だったと記録されています。

その後技術は飛躍的に進歩していて、1977年にはアイルランドのウィリー・モランズ氏が30個の牡蠣を1分31秒で開けるという記録を達成し、これは今も破られていない世界記録として伝えられています。

2025年大会ではエストニアのアンティ・レピック選手が6度目の世界タイトルを獲得したとの報道もあり、近年は特定の選手が連続して強さを見せている印象があります。

2026年大会には16か国のスペシャリストが参加を予定していて、スピードや見た目の美しさ、技術の正確さといった要素が競われる仕組みになっているようです。

日本からも「オイスターキッチンシャッカーズルーム」の選手が過去に第58回・第59回大会に出場し、最高12位という成績を残した記録があります。

世界の強豪の中で日本人選手が上位入賞を果たしているというのは、個人的にはけっこう誇らしい話だなと感じました。

牡蠣むき(早むき)競技の中身と技術

ここでは牡蠣むきの日と切っても切れない、早むき競技そのものの特徴について解説します。

早むき競技のルールとスピード感

早むき競技というのは決められた個数の牡蠣を、いかに速く、そして美しく殻から外すかを競う内容です。

アメリカのメリーランド州で行われている「チェサピーク湾牡蠣早むき選手権」の初代大会は1969年に開催され、12個の牡蠣をむく時間だけを競うシンプルな形式で、初代チャンピオンのジェームズ・トンプソン氏の記録は80秒だったとされています。

ゴールウェイの世界大会では、スピードに加えて見た目の美しさや技術の正確さも審査対象になっている点が特徴的で、単に速さだけを追求する競技ではないんですよね。

数字で見るとわかりやすいと思うんですが、世界記録が30個で1分31秒、つまり牡蠣1個あたり3秒程度でむいているということになります。

素人からすると殻を割らずにこのスピードで開けるというのは正直信じられない技術だなと思いますし、専門的な訓練を積んだプロならではの世界なんだろうなと感じます。

牡蠣むきの技術的な難しさ

牡蠣むきが難しいとされる理由は、殻の構造そのものにあります。

牡蠣は二枚貝の仲間で海の岩から「かきおとす」ようにして採取していたことから「カキ」という名前がついたと言われているんです。

殻がしっかり閉じていて、中の身を傷つけずに開けるには、蝶番(ちょうつがい)部分にナイフを入れて筋肉を切る、繊細な作業が必要になります。

競技として成立するくらい専門性の高い作業だからこそ、世界大会という舞台が70年以上続いているんだろうなと思います。

牡蠣シーズンと「Rのつく月」の話

ここでは牡蠣むきの日の日付根拠にもなっている、牡蠣のシーズンにまつわる話を深掘りしていきます。

なぜ9月からシーズンが始まるとされるのか

英語圏には昔から「Rのつく月に牡蠣を食べる」という言い伝えがあって、これはSeptember(9月)からApril(4月)までの、名前にRの文字が入る月を指しています。

ゴールウェイのフェスティバル自体も、まさにこの9月から4月までの漁期の始まりを祝う行事として位置づけられているんです。

日本の牡蠣むきの日もこのRのつく月のルールを日付選定の根拠の一つにしていると考えられます。

肌感で言うとこの言い伝えは牡蠣の産卵期と関係している可能性が高いんじゃないかなと思います。

夏場は水温が上がって牡蠣が産卵準備に体力を使うため身が薄くなりやすく、逆に涼しくなる9月以降は身が充実してくる、という季節的な傾向があるんですよね。

あくまで一般的に語られる考え方であって、厳密な学術的検証を全部確認したわけではないので、その点は憶測として捉えてもらえたらと思います。

生食用と加熱用の違いにも触れておきたい

日本国内では11月23日も「牡蠣の日」として全国漁業協同組合連合会(JF全漁連)が2004年に制定しています。

こちらは新嘗祭や勤労感謝の日にちなんだ由来を持つ、別の記念日ですね。

牡蠣むきの日とは制定の背景も日付の考え方も異なるので、混同しないよう気をつけたいポイントだと思います。

牡蠣を食べる際には生食用と加熱用の区分がしっかり分かれていて、生食用は特定の海域で管理された牡蠣に限られる、という基準もあるので、シーズンを楽しむ際には表示をきちんと確認するのが安心ですね。

まとめ

牡蠣むきの日について由来や歴史を中心に整理してきました。

最後にポイントをまとめておきますね。

  • 牡蠣むきの日は毎年9月第3日曜日にあたり、株式会社LA DITTAが制定した記念日
  • 日付は牡蠣シーズンが始まる「Rのつく月」である9月と、アイルランドの世界大会日程を組み合わせて決められた
  • きっかけは東日本大震災による三陸の牡蠣養殖被害への復興支援で、そこから全日本牡蠣早むき選手権が生まれた
  • 大元にあるのは1954年発足、世界最古とされる「ゴールウェイ国際オイスターフェスティバル」
  • 早むき世界大会の世界記録は30個を1分31秒でむくというもので、日本人選手も過去に世界大会へ出場している

震災復興のアイデアが海外の伝統行事とつながり、一つの記念日として根付いていく過程は調べていてなかなか読み応えのあるストーリーでした。

9月第3日曜日が来たらこうした背景を思い出しながら牡蠣を味わってみるのも良いかもしれませんね🦪

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