8月25日が近づくと「パラスポーツの日」という言葉、ふと目にすること増えませんか?
この記事を読んでいただければパラスポーツの日がいつ誰によって制定されたのか、そしてどうして8月25日なのかという由来まで、まるっと理解できると思います。
正直、記念日って世の中にたくさんありすぎて由来まで正確に知っている人ってあんまり多くないんですよね。
だからこそ、しっかり調べて書いていきます。
パラスポーツの日はいつ制定された記念日なのか
まず気になるのはやっぱり基本情報ですよね。いつ、誰がどんな目的でこの記念日を作ったのか、順を追って見ていきます。
8月25日という日付そのものの意味
パラスポーツの日はその名の通り8月25日に定められている記念日です。
1年に一度、この日がめぐってくるたびに、障害のある方のスポーツについて考えるきっかけになる日、という位置づけですね。
ちなみに単発のイベントではなく毎年繰り返される記念日として扱われています。
制定した団体はアダプテッドスポーツ・サポートセンター
この記念日を制定したのは大阪市東成区に事務局を置く特定非営利活動法人「アダプテッドスポーツ・サポートセンター」(通称ASSC)です。
ASSCは障害者スポーツ、いわゆるアダプテッドスポーツの支援を目的に活動している民間のNPO法人でして、2005年に活動をスタートさせています。
もともとの目標は誰もが一緒にプレーできる「アダプテッドスポーツ」の存在を、ひとりでも多くの人に知ってもらうことだったそうです。
風船バレーやボッチャといった競技の開催、それから活躍した選手を称える民間NPOとしては日本で初めてのアワードの主催など地道な活動を重ねてきた団体なんですね。
パラスポーツの日の制定はそうした積み重ねの中でひとつの区切りとして生まれたものだと言えそうです。
記念日として正式に認定された経緯
パラスポーツの日は一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定、登録されています。
記念日協会の認定を受けているということは、ただの自称の記念日ではなく、社会的にも一定の認知を得た記念日ということになりますね。
この日には実際に記念イベントも実施されているようです。
パラスポーツの日という日付が選ばれた由来
ここが一番気になるところだと思います。なぜ8月25日という、一見すると特に意味のなさそうな日付が選ばれたのか、その背景を掘り下げます。
東京パラリンピック開会式の予定日だった
日付の由来は2020年に開催予定だった東京パラリンピックの開会式の日が8月25日だったことにあります。
つまり、パラリンピックという世界最大級の障害者スポーツの祭典が開幕するはずだったまさにその日を記念日にしたということなんですね。
世界中の注目が集まるタイミングを記念日にすることで、障害者スポーツへの関心をその後も持続させたいという狙いがあったと考えられます。
正直、この由来を知ると「なるほど、そういうことだったのか」と腑に落ちる方も多いんじゃないでしょうか。
単に語呂合わせで決められた記念日ではなく、パラリンピックという実際の国際大会の日程にひもづいているところが、この記念日の重みを感じさせる部分だと思います。
新型コロナウイルスによる延期という誤算
ただ、ここで少しややこしい事情が出てきます。
実際の東京2020パラリンピックは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で1年延期されて、開会式は2021年8月24日に行われました。
つまり、記念日を制定した時点で想定していた「本番の開会式の日」と、実際に開会式が行われた日がずれてしまったんですね。
これはちょっと予想外の展開だったと言えそうです。
そのため、実際の2021年開会式の日である8月24日には公益財団法人日本パラスポーツ協会と日本パラリンピック委員会が別途「ジャパンパラリンピックデー」という記念日を制定しています。
パラスポーツの日(8月25日)とジャパンパラリンピックデー(8月24日)、日付が1日違いで似たような趣旨の記念日が2つ存在することになったわけで、混同しやすいポイントだと思います。
障害者スポーツの振興と理解促進という目的
日付の由来だけでなくこの記念日が目指している目的についても触れておきます。
パラスポーツの日は、障害者スポーツの振興と障害者への理解を深める機会とすることを目的として制定されました。
単に「パラリンピックにちなんだ日」というだけでなく、日常の中で障害のある方のスポーツにもっと目を向けてほしい、という願いが込められているんですね。
個人的にはこういう記念日があることで普段パラスポーツにあまり関心のない人でも「あ、今日はそういう日なんだ」とふと立ち止まって考えるきっかけになるのは、けっこう意味のあることだなと感じています。
パラスポーツという言葉自体の成り立ち
記念日の名前にもなっている「パラスポーツ」という言葉、実はその成り立ちにも背景があります。
ここを理解しておくと記念日の意義もより深く感じられると思います。
パラリンピックの語源との関係
パラスポーツという呼び方はパラリンピックという大会名と深く結びついています。
パラリンピックはもともと、下半身まひを意味する「パラプレジア」と「オリンピック」を組み合わせた造語だったとされています。
ところが後年、下半身不随以外のさまざまな障害を持つ選手も参加する大会へと広がっていったことから、ギリシャ語で「並行する」「もう一つの」を意味する「パラ」とオリンピックを組み合わせて、「もう一つのオリンピック」という意味に解釈し直されたという経緯があるようです。
アダプテッドスポーツという考え方
制定団体の名前にもある「アダプテッドスポーツ」という考え方も、パラスポーツを理解するうえで欠かせない視点だと思います。
アダプテッドスポーツとは障害の程度や種類に合わせてルールや用具を調整したスポーツ、あるいは障害のある方のために新しく考案されたスポーツ全般を指す言葉です。
既存の競技を工夫して誰もが参加できる形にする、という発想がベースにあるんですね。
車いすバスケットボールのようにルールを調整したものもあれば、ボッチャのように障害の重い方でも参加しやすいよう独自に考案された競技もあります。
こうした多様な工夫の積み重ねがパラスポーツという大きな枠組みを支えているのだと考えられます。
パラスポーツの日まとめ
最後にこの記事でお伝えしてきた内容を整理しておきますね。
- パラスポーツの日は8月25日に定められた記念日
- 制定したのは大阪市の特定非営利活動法人アダプテッドスポーツ・サポートセンター(ASSC)
- 一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定、登録されている
- 日付の由来は2020年開催予定だった東京パラリンピックの開会式の日
- 実際の開会式はコロナ禍による延期で2021年8月24日に行われた
- 目的は障害者スポーツの振興と障害者への理解を深めること
- 8月24日の「ジャパンパラリンピックデー」とは制定団体も由来も異なる別の記念日
パラスポーツの日、由来をたどってみると単なる語呂合わせではなく、パラリンピックという大きな大会の歴史そのものが刻まれた記念日だということが分かりますね。
8月25日を迎えたら、パラスポーツについて少し調べてみたり、実際に競技を観戦してみたりするのもこの記念日の過ごし方としてよいのではないかと思います。
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