パイナップルの日とは?由来や歴史を解説【8月17日】

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8月17日は「パ(8)イ(1)ナ(7)ップル」の語呂合わせから、株式会社ドールが制定した「パイナップルの日」。

日本記念日協会にも正式認定されていて、パイナップルの美味しさをPRするのが目的です。

似た名前の「パインの日」(8月1日、沖縄県パイン・果樹生産振興対策協議会制定)とは別物なので要注意です。

目次

パイナップルの日ってどんな記念日なの

まず結論からお伝えすると8月17日は語呂合わせから生まれたパイナップルの記念日で、株式会社ドールが制定したものです。

難しい由来ではなくて、数字の読み方から自然に生まれた記念日なんですよね。

語呂合わせでできた記念日

8月17日という日付は「パ(8)イ(1)ナ(7)ップル」と読めることから選ばれました。

数字をそのまま言葉にはめ込んだシンプルな発想で、こういう語呂合わせの記念日って日本にはけっこう多い印象があります。

個人的には8と1と7がここまで綺麗に「パイナ」に変換できるのは案外できすぎているというか、ちょっと感心してしまいました。

日付が先にあったわけではなくて、パイナップルという単語の読み方に合う数字を探して8月17日にたどり着いた、という順番だったのかなと思います。

制定した企業について

この記念日を作ったのはバナナやパイナップルなどのトロピカルフルーツを扱う株式会社ドールです。

東京都千代田区に本社を置く会社でパイナップル販売の分野では国内でも知られた存在なんですね。

記念日は一般社団法人日本記念日協会によって正式に認定・登録されていて、ただの社内イベントではなくきちんと外部団体のお墨付きを得た記念日になっています。

目的はパイナップルの美味しさを多くの人に知ってもらうことで、夏場にパイナップル商品が店頭に増えるタイミングとも重なっていて広報活動として理にかなっているなと感じます。

パイナップルの日の由来をもう少し深掘りしてみる

ここでは語呂合わせの裏側にある背景をもう一歩踏み込んで見ていきます。

なぜ8月という時期が選ばれたのか

語呂合わせが成立する数字の組み合わせは他にもあったかもしれませんが、8月17日が採用されたのは夏という季節性も関係していそうです。

沖縄産のパイナップルは7月から9月ごろが主な収穫期にあたるので、旬の時期にPRできるという意味でもタイミングとしてはわりと理にかなっていると思います。

あくまで推測ですが語呂合わせだけでなく季節感も考慮されたうえで8月に落ち着いたのかもしれないですね。

実は別団体が制定した「8月1日」の説もある

ちょっと意外なんですが8月17日以外にもパイナップルにまつわる語呂合わせの記念日が存在します。

ある資料では「8(ぱ)1(い)7(な)っぷる」という同じ語呂合わせを別の団体が制定したという説明も見られました。

ただ、広く一般に知られていて日本記念日協会の認定も受けているのはドールが制定した8月17日のほうなので、こちらが実質的な本流と考えて問題ないでしょう。

パイナップルそのものの歴史をたどってみる

記念日そのものだけでなく、パイナップルという果物がどうやって世界や日本に広まったのかも知っておくと、記念日への理解がぐっと深まるはずです。

南米原産からヨーロッパへ広まった経緯

パイナップルの原産地はブラジルのパラナ川やパラグアイ川流域とされていて、もともとは先住民が果物として栽培していたものでした。

世界的に広まる転機になったのは、クリストファー・コロンブスの第2次探検隊が1493年11月4日に西インド諸島のグアドループ島で発見したことだと言われています。

そこから1513年にはスペインに渡り、当時発見されたインド航路を経由してアフリカやアジアの熱帯地域へも急速に広がっていったそうです。

1558年にフィリピン、1599年にジャワ、1650年ごろには台湾にも導入されたという記録が残っていて、伝わるスピードの速さがなかなか印象的ですね。

日本への伝来と沖縄での広がり

日本にパイナップルが伝わったのは19世紀に入ってからです。

1830年に小笠原諸島の父島へ初めて植えられ、1845年にはオランダ船が長崎に持ち込んだ記録があるとされています。

沖縄については1868年に石垣島沖で座礁したオランダ船から苗が得られたという話も伝わっていて、偶然の座礁がきっかけだったというのはちょっと意外な逸話だなと思いました。

沖縄でパイナップルの本格的な栽培が始まったのは第二次世界大戦以降のことでそれ以前は限定的な栽培にとどまっていたようです。

台湾での缶詰産業と日本との関わり

日本とパイナップルの関係を語るうえで欠かせないのが、台湾でのパイナップル缶詰産業です。

日清戦争後に日本の領有となった台湾では1902年から缶詰の製造が始まり、ハワイからの種苗導入をきっかけに産業としての基盤が整っていきました。

第一次大戦後には需要拡大で台湾産パイナップルの生産量が激増し、その9割ほどが日本本土に輸出されていたそうです。

1913年ごろには夜店で1個1銭から5銭ほどで売られていた記録もあるようで当時としては庶民にも手が届く果物だったのかもしれません。

ここでひとつ、あまり知られていない事実を挙げておきたいのですが沖縄のパイナップル缶詰産業は最盛期の1969年度には生産が216万箱強(3号缶3ダース換算)にまで伸びていました。

ところが1999年以降は沖縄のパイナップル缶詰製造業者がわずか1事業者にまで減ってしまい、生産量も10万箱以下に落ち込んでいるんです。

つまり記念日として「パイナップルの美味しさをPRする」という趣旨は今も生きている一方で、国内での缶詰生産という産業そのものはかなり縮小してしまったという対照的な現実があるわけですね。

この点は正直、記念日の華やかなイメージからは想像しにくい部分で調べていて驚きました。

パイナップルという名前の由来も知っておきたい

記念日の名前にもなっている「パイナップル」という呼び方自体にも由来があります。

松ぼっくりとりんごを組み合わせた言葉

英語のpineappleは本来「松(pine)の果実(apple)」、つまり松ぼっくりを指す言葉でした。

それが18世紀ごろに見た目が似ている熱帯の果物へ転用されて今の意味になったとされています。

見た目が松ぼっくりに似ていて、香りや甘みがりんごを連想させたことから、この二つが組み合わさって名付けられたという説明が一般的です。

和名は鳳梨、学名はアナナス

日本語では鳳梨(ほうり)とも呼ばれ、植物名としてはアナナスという呼称も使われます。

学名のAnanasは、見た目が亀の甲羅のように見えることに由来しているそうです。

台湾では鳳梨、中国大陸では菠蘿という表記が使われていて、地域によって呼び方が変わるのも面白いポイントだと思います。

パイナップルの日をもっと楽しむためのヒント

由来や歴史がわかったところで実際にこの日をどう過ごすかも考えてみたいと思います。

8月17日にできそうなこと

せっかくの記念日なので生のパイナップルを食べてみたり、パイナップル入りの料理を作ってみたりするのが良い楽しみ方でしょう。

パイナップルに含まれるブロメラインという酵素にはたんぱく質を分解する働きがあって、肉料理と組み合わせると消化を助けてくれると言われています。

ただ、ブロメラインは60度以上の熱を加えると働きを失うので、加熱調理では肉を柔らかくする効果はあまり期待できないみたいです。

生のまま食べるか、下ごしらえの段階で使うのがポイントになりそうですね。

栄養や豆知識を話のネタにする

パイナップルの生果100グラムにはビタミンCが27ミリグラムほど含まれていて、これはビタミンCの目安摂取量のおよそ33パーセントに相当します。

ビタミンB1やカリウムも含まれていて、夏バテしやすい時期の果物としてはなかなか理にかなっているんじゃないかと思います。

それに、パイナップルは収穫後に追熟しない果物なので、買ったらできるだけ早めに食べきるのがおすすめです。

この辺りの豆知識は8月17日にちょっとした話題として使ってみると盛り上がるかもしれませんね。

まとめ

この記事の要点を整理しておきますね。

  • 8月17日は「パ(8)イ(1)ナ(7)ップル」の語呂合わせから株式会社ドールが制定したパイナップルの日である
  • 一般社団法人日本記念日協会に正式認定されている記念日で、目的はパイナップルの美味しさのPRである
  • 似た名前の「パインの日」は8月1日で、沖縄県パイン・果樹生産振興対策協議会が別の目的で制定したものである
  • パイナップルの原産地は南米で、1493年のコロンブスの探検をきっかけに世界へ広まった
  • 日本には1830年ごろから伝来し、台湾での缶詰産業を経て沖縄でも本格的な栽培が始まった
  • 沖縄の缶詰生産は1969年度に216万箱強まで拡大したが、その後は縮小し現在の国内製造業者は非常に少なくなっている
  • pineappleという名前は松ぼっくりとりんごを組み合わせた言葉が由来である

こうして振り返ってみるとパイナップルの日は単なる語呂合わせの記念日というだけでなく、日本とパイナップルの関わりの歴史そのものを映し出している日なのかもしれませんね。

8月17日を迎えたら、そんな背景を思い出しながらパイナップルを味わってみるのも良いのではないかと思います。

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