9月12日は「クイズの日」です。
この記事を読めばクイズの日がいつ、どんな理由で生まれた記念日なのか、そして日本のクイズ文化がどんな歴史を歩んできたのかがまとめてわかります。
「なんとなく聞いたことはあるけど、由来まではちゃんと知らない」
という方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
私自身も調べてみるまでは語呂合わせくらいしか知らなくて正直ちょっと驚いた発見もありました。
クイズの日はいつ制定されたのか
まずはクイズの日が何年に、どこが制定した記念日なのかを整理しますね。
制定は2021年、キュービックによる記念日
クイズの日を制定したのは東京都渋谷区円山町に本社を置く株式会社キュービックという会社です。
クイズ問題の提供やクイズイベントの企画や運営を手がけている、日本初のクイズの総合商社と言われている企業なんですね。
この記念日は2021年、令和3年に一般社団法人日本記念日協会によって正式に認定と登録がされています。
日本記念日協会というのは企業や団体が申請した記念日を審査して認定する組織で、ここに登録されることで「公式な記念日」として扱われるようになる仕組みです。
なので、クイズの日はただの語呂合わせではなく、きちんと手続きを踏んで生まれた記念日だと言えると思います。
ちなみに、9月12日を「クイズの日」とする資料自体は1980年代ごろから存在していたという情報もあり、キュービックによる正式制定と協会認定より前から、この日付とクイズを結びつける動きがあったようです。
この部分は資料の詳細な出典までは追いきれておらず、あくまで憶測になりますが、クイズ愛好家やメディアの間で語呂合わせが先に広まっていて、後から企業がそれを公式な記念日として整えたという流れだったのかもしれません。
クイズの日の由来|語呂合わせが決め手
ここを読めばなぜ9月12日という日付が選ばれたのかがすっきり理解できます。
「ク・イ・ズ」と読む数字の並び
由来はとてもシンプルで、9と1と2を「ク(9)イ(1)ズ(2)」と読む語呂合わせなんです。
日本の記念日ってこの手の語呂合わせで日付が決まっているケースがかなり多いですが、クイズの日もその王道パターンですね。
数字をそのまま読み替えるだけで意味が通るので覚えやすさという点ではかなり優秀な語呂合わせだなと個人的には思います。
制定の目的は「クイズの奥深さ」を広めること
日付の理由だけでなく、なぜこの記念日を作ったのかという目的にも触れておきたいです。
キュービックはクイズの魅力や面白さ、そして奥深さをより多くの人に知ってもらうことを目的として、この記念日を制定したとしています。
同社はクイズを
「問いと答えで構成されたコンテンツの総称」
と定義しているそうで、一般的にお楽しみコンテンツとして思われがちなクイズだけでなく、パズルやなぞなぞ、脳トレ、検定、テストといったあらゆる問いと答えの形式をクイズの範囲として捉えているんですね。
この定義の広さ、実は最初に読んだときちょっと意外でした。
クイズと聞くとテレビ番組を思い浮かべる人が多いと思いますが企業側はもっと広い視野で捉えているんだなと感じます。
クイズの日を制定した企業の背景
ここでは記念日の制定主体であるキュービックという会社そのものについて掘っていきます。
日本初のクイズ総合商社という立ち位置
キュービックは2010年2月に設立された企業で、クイズ問題の提供やイベントの企画運営を主な事業としています。
「日本初のクイズ総合商社」という肩書きを掲げているのが特徴的で、テレビ番組向けの問題制作から一般企業のイベント向けクイズコンテンツまで幅広く手がけているようです。
意識調査という独自の取り組み
個人的に興味を引かれたのがキュービックが2022年に実施した「クイズに関する意識調査」です。
全国の15歳から79歳の男女を対象に、2022年7月15日と16日の2日間で調査を行い、1000名の有効サンプルを集計したというものなんです。
調査内容には出演してみたいと思うクイズ番組や、復活してほしい往年のクイズ番組、好きなクイズ番組やクイズタレントといった項目が含まれていたようです。
こうした調査を記念日の周年に合わせて実施している点は、単に日付を作っただけの記念日とは違う動きだなと感じますね。
クイズの日を中心にクイズ大会などのイベントも開催されているとのことで、記念日を文化としてじわじわ根付かせようとしている姿勢が見えてくる気がします。

そもそも「クイズ」という言葉の語源
ここでは記念日の話から少し視野を広げて、クイズという言葉自体のルーツを解説します。
有力なのはオックスフォード英語辞典の記録
クイズという英単語の起源については、実はいくつかの説が並立していて、確定した結論は出ていないんです。
オックスフォード英語辞典の第3版によると、1781年に「変わった人」という意味で最初に使われたという記録が残っているとされています。
今でも「Quizzical」という単語に、いぶかしげ、奇妙といった意味が残っているのは、この名残なんだそうです。
1843年ごろからは問い合わせや質問することを意味する動詞として使われるようになったという記述もあります。
ダブリンの賭けという伝説的な説
もう一つよく語られるのが、アイルランドのダブリンにあった劇場の支配人が新しく作った造語を1日で世間に広めることができるかどうかを賭けたという逸話です。
その際に生み出された言葉が「quis」であり、これがクイズの語源になったという説なんですね。
ただこの話はエピソードとしての色が強く、学術的な裏付けがどこまであるかは私も確認できていません。
おもしろい逸話として語り継がれている、というくらいの受け止め方がいいのかなと思います。
ラテン語由来説とフジテレビ独自の解釈
さらに、単純にラテン語の「quis(何)」に由来するという説を採用している書籍もあります。
一方で、フジテレビのクイズ番組では「あなたは誰?(Qui es-tu?)」に由来するという、独自の解釈を示していたこともあったようです。
語源だけでこれだけ複数の説があるというのは、クイズという言葉自体がいかに古くから、そして世界中で使われてきたかの証拠なのかもしれませんね。
日本におけるクイズ文化の歴史
クイズの日という記念日の背景にある、日本のクイズそのものの歴史をたどっていきます。
戦後ラジオから始まったクイズ番組
日本でのクイズ文化は第二次世界大戦後の1946年12月にNHKのラジオ番組『話の泉』が始まったことがひとつの起点になっているとされています。
翌1947年11月には『二十の扉』というクイズ番組も登場して、人気を集めたそうです。
これらの番組はGHQの民間情報教育局、いわゆるCIEのラジオ課の指導によって、アメリカ合衆国のクイズ番組を模倣する形で製作されたとされています。
占領期の情報政策の一環として始まったクイズ文化が、その後日本独自の発展を遂げていったというのは、けっこう知られていない事実なんじゃないかなと思います。
訳語としての「当てもの」から「クイズ」へ
言葉の面でも変化があって日本ではquizの訳語として、もともとは隠してある物を言い当てる遊びを指す「当てもの」という語が使われていた時期もあったようです。
1951年ごろからカタカナで「クイズ」と表記することが定着していったとされています。
テレビ時代の名番組たち
テレビの時代に入ると、『パネルクイズアタック25』や『クイズダービー』、『アメリカ横断ウルトラクイズ』、『クイズ$ミリオネア』といった番組が次々と生まれ、それぞれの時代を代表するクイズ番組として親しまれてきました。
私も子どもの頃にこうした番組を見ていた記憶があって、クイズって世代を超えて愛されるコンテンツなんだなとあらためて感じます。
そして2016年には、クイズ業界で初めてとなる一般社団法人日本クイズ協会が設立されました。
競技としてのクイズ、いわゆる早押しクイズを中心としたオープン大会も、高校生や大学生を含めて数多く開催されているそうです。
テレビの中の娯楽だったクイズが、いつのまにか競技としても根を張っている。この広がり方はなかなか興味深いものだなと思います。
まとめ
クイズの日について由来から歴史まで整理してきましたが、最後にポイントをまとめておきますね。
- クイズの日は9月12日で、日本初のクイズ総合商社とされる株式会社キュービックが制定した記念日
- 日付の由来は「ク(9)イ(1)ズ(2)」と読む語呂合わせ
- 2021年に一般社団法人日本記念日協会によって認定と登録がされている
- 制定の目的は、クイズの魅力や奥深さをより多くの人に知ってもらうこと
- クイズという英単語自体の語源には複数の説があり、確定した結論は出ていない
- 日本のクイズ文化は戦後のラジオ番組から始まり、GHQの指導を経て独自に発展してきた
こうして振り返ってみるとクイズの日という一日の記念日の裏に、企業の思いや日本のメディア史がぎゅっと詰まっているんだなと感じます。
9月12日が来たら、ちょっと家族や友人とクイズを出し合ってみるのも楽しいかもしれませんね。

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