7月9日は「ジェットコースターの日」だって知っていましたか?
この記事を読めば由来や歴史はもちろん、なぜ「ジェットコースター」という和製英語が生まれたのかまで、まるっとわかるようになりますよ。
夏になると遊園地に行きたくなる方も多いと思いますが、記念日の背景を知っておくと会話のネタにもなりますし、なんだか乗るときの気分もちょっと変わってくる気がします。
ジェットコースターの日の由来
この記念日がどうやって生まれたのかそのきっかけをまず押さえておきましょう。
1955年7月9日の後楽園ゆうえんち開園
ジェットコースターの日は、1955年(昭和30年)7月9日に後楽園ゆうえんち、今でいう東京ドームシティアトラクションズが開園したことに由来しています。
この開園と同時に、日本初とされる本格的なローラーコースターが登場したんですね。
ちなみに当時の名称は「ヂエツト・コースター」というちょっと変わった表記だったそうで、これがのちの「ジェットコースター」という呼び方の原型になったみたいです。)
なぜ「ジェット」と名付けられたのか
名前の由来はジェット機のように加速して空を飛び回る感覚をイメージしたからだと言われています。
当時の日本は戦後まもない時期でしたので、航空機に対する憧れや速さへの興奮が世相としてあったのかもしれません。
これはあくまで背景を踏まえた推測ですがスピード感を象徴する言葉として「ジェット」が選ばれたのは、時代性を考えるとすごく納得できる気がします。
記念日として正式登録されたのは実は最近
意外と知られていないんですけどジェットコースターの日が日本記念日協会に正式に認定・登録されたのは2025年(令和7年)のことなんです。
後楽園ゆうえんちの開園から70周年という節目を迎えたタイミングで、東京ドーム株式会社が記念日として制定しました。
ジェットコースターの日の歴史と当時のスペック
記念日の由来がわかったところで、実際どんなコースターだったのか詳しく見ていきましょう。
後楽園ゆうえんちのジェットコースターのスペック
出典によって数値に若干のばらつきがあるんですが、後楽園球場に隣接する形で設置されたこのコースターは全長550メートル、高さ15メートル、最高速度50km/hだったという記録があります。
一方で全長1500メートル、最高時速55kmと紹介しているソースも複数あって、正直どちらが正確な数値なのか断定はできません。
長年の間に伝聞情報として数字が変化した可能性もありそうで、この点はあくまで憶測ですが資料によって差異があることは正直にお伝えしておきますね。
世界のローラーコースターのルーツ
ジェットコースターの起源をさかのぼると、実は日本発祥ではないんです。
16〜17世紀のロシアで人気だった氷の滑り台や、1870年代アメリカの石炭運搬トロッコ遊びがルーツとされています。
そして現在のローラーコースターの直接的な先駆けは、1884年にアメリカ人のラマーカス・アドナ・トンプソンが発明した「スイッチバック・グラビティ・プレジャー・レールウェイ」というアトラクションだったそうです。
ニューヨーク郊外のコニーアイランドに建設されたこの乗り物がその後世界中に広まっていったんですね。
日本国内での受容の流れ
日本でコースター的な乗り物が初めて登場したのは実はもっと古くて1890年(明治23年)、東京の上野で開催された第3回内国勧業博覧会だと言われています。
それに現存する日本最古のローラーコースターは、1953年に浅草花やしきに設置されたものなんですよ。
ということは後楽園ゆうえんちのものより2年早く誕生していたことになります。
ただ「ジェットコースター」という愛称が定着し、この呼び方が全国に広まるきっかけを作ったのは、やはり後楽園ゆうえんちの一件だったというわけですね。
ジェットコースターと和製英語の関係
なぜ英語圏の呼び方と日本の呼び方がずれているのか、その言葉の面白さを掘り下げます。
実はローラーコースターが正式名称
意外と知らない方も多いと思うんですが、「ジェットコースター」という言葉は和製英語で、英語圏では「ローラーコースター(roller coaster)」と呼ぶのが正しいんです。
海外の遊園地サイトなんかを見ても、jet coasterという表記はほぼ出てきません。日本語の「ジェットコースター」がここまで広く浸透しているのは、正直かなり珍しいケースだと思います。
後楽園ゆうえんち独自のネーミングだった
そもそもこの「ジェットコースター」という呼称自体、後楽園ゆうえんちが独自に付けた名称だったんです。
それが評判を呼んでいつのまにか日本全国の遊園地でローラーコースター全体を指す一般名詞として定着していったんですね。
一つの遊園地が付けた愛称が、業界標準の呼び方にまで発展したというのは、けっこう珍しい言葉の歴史だなと感じます。
ジェットコースターの日の楽しみ方
せっかくの記念日ですから、どんなふうに過ごすと楽しめるのか、その提案をまとめました。
夏のレジャーシーズンにぴったりのタイミング
7月9日は梅雨明け前後の時期に当たることが多くて、遊園地や屋外アトラクションが賑わい始めるシーズンでもあります。
ちょうど夏本番に向けて気分が盛り上がってくるタイミングなので記念日をきっかけに遊園地に足を運んでみるのも良さそうですね。
実際、後楽園ゆうえんちの後継施設である東京ドームシティアトラクションズには、サンダードルフィンをはじめとした人気コースターが今も稼働しています。
記念日を通じて感じる遊園地文化の重み
ジェットコースターはただの乗り物というだけじゃなく、戦後日本の娯楽産業の成長と共に歩んできた存在でもあります。
1955年から70年以上経った今も、多くの人がスリルを求めて列に並ぶ光景は変わっていませんよね。
個人的にはこういう記念日を知ることで、普段何気なく乗っているアトラクションの背景に思いを馳せられるのが、なんだか面白いなと感じています。
まとめ
最後にこの記事のポイントを整理しておきますね。
- ジェットコースターの日は7月9日で、1955年の後楽園ゆうえんち開園に由来する
- 記念日として日本記念日協会に正式登録されたのは2025年、開園70周年の節目だった
- 当時のコースターのスペックは全長550m〜1500m、最高速度50〜55km/hと資料により差がある(要検証))
- 「ジェットコースター」は和製英語で、正式には「ローラーコースター」と呼ぶ
- 日本最古の現存ローラーコースターは1953年設置の浅草花やしきのもの
7月9日が近づいたら、ぜひこの由来を思い出しながら遊園地でスリルを味わってみてくださいね。

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