この記事を読めば6月5日「ろうごの日」の由来や歴史、制定した団体、イベント内容までまるごと理解できます。
「ろうごの日」って聞いたことありますか?
毎年6月5日に静かに訪れるこの記念日、実は兵庫県発祥で超高齢社会に向き合う大切なメッセージが込められているんです。
ろうごの日とは何か
6月5日は「ろうごの日」として日本記念日協会に認定・登録されている記念日です。
高齢化が急速に進む日本で高齢者と若者がともに何を考え、どう行動すべきかを社会全体で考える日として制定されました。
キャッチコピーは「高齢者の元気は、若者の元気、社会の元気」。
高齢者を「支えられる存在」としてだけ見るのではなく、社会を動かす一員として尊重しようという視点が込められていて、個人的にはかなり前向きなメッセージだと感じます。
6月5日になった理由
「6(ろう)5(ご)」で「老後(ろうご)」の語呂合わせというシンプルな理由です。
ただの語呂だけでなく、超高齢社会を迎えた日本で世代間の意識を変える必要性があるという思いも、この日付の選定に重なっているみたいです。
誰が制定したのか
「ろうごの日」を制定したのは、兵庫県神戸市中央区に拠点を置く一般社団法人・神戸市老人福祉施設連盟(通称:老施連)です。

神戸市老人福祉施設連盟とはどんな団体?
この連盟は昭和39年(1964年)に養護老人ホーム7施設、軽費老人ホーム1施設の計8施設でスタートした組織で、2024年に設立60周年を迎えました。
令和7年末時点で加盟会員数は132会員にのぼり、神戸市内の社会福祉法人などが運営する施設の施設長を会員として構成されています。
事務局は神戸市中央区橘通3-4-1の神戸市立総合福祉センター内に置かれていて、高齢者福祉サービスの質の向上と事業の健全な発展を目的に活動を展開しています。
特別養護老人ホーム113施設、養護老人ホーム9施設、デイサービスセンター97施設など、251施設が加盟する大きな組織なんです。
制定されたのはいつ?
「ろうごの日」は2008年(平成20年)に制定されました。
当時の日本はすでに超高齢社会に突入しており、社会全体で高齢化問題を考えるきっかけが必要だという意識が高まっていた時期です。
制定の背景にある日本の高齢化
2008年に「ろうごの日」が生まれた背景には日本の急速な高齢化があります。実はこの数字がなかなか驚くんですけど…。
日本の高齢化率の現状
内閣府の高齢社会白書によると2024年10月1日時点で日本の65歳以上人口は3,624万人、高齢化率は29.3%に達しています。こ
れはWHOの定義で「21%超」が超高齢社会にあたりますが、日本はその基準を大きく上回っている状況です。
現役世代との比率でいうと昭和25年には65歳以上の1人を現役世代が多数で支えていたのに対し、2024年時点では65歳以上の1人を現役世代わずか2人で支えるという構造になっています。
[社説]危機感を高め高齢化に克つ日本を(海図なき時代に)https://t.co/bmrrf2ceBC
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) January 8, 2026
2026年は節目の年
2026年は2025年に団塊の世代の全員が75歳以上の後期高齢者になったばかりという、日本の高齢化にとって大きな転換点直後の年でもあります。
日本経済新聞の社説でも「人口の6人に1人が75歳以上の後期高齢者となる」と指摘されているほど。ろうごの日が持つ意義は、年々重みを増していると感じます。
ろうごの日のイベント「ろうごの日のつどい」
毎年6月5日前後に、神戸市老人福祉施設連盟の主催で「ろうごの日のつどい」という記念イベントが開催されています。
つどいの内容
2008年の制定初年度からスタートしたこのイベントでは、毎年以下のような内容が行われています。
第一部:川柳と作文の表彰式
高齢者の生活や思いをテーマにした川柳・作文を事前に公募し、入選者の発表と表彰が行われます。
過去には「高齢者の夢」「高齢者の底力」などのテーマで公募が行われました。平均寿命を超えた88歳以上の方からの作文も募集されていて、そういう視点が印象深かったです。
第二部、第三部:コンサートや著名人の講演
2018年にはシャンソン歌手のコンサートや教育評論家・尾木直樹さん(尾木ママ)の講演が行われました。参加料は無料で、定員は900人です。
川柳の役割
「ろうごの日」に合わせた川柳の募集は毎年2月末が締切で、高齢者本人だけでなく、介護に関わる人や若い世代からも幅広く作品が集まります。
川柳というちょっと敷居の低い形式が、年齢関係なく参加しやすい雰囲気を作ってるんだと思います。
ろうごの日が伝えたいこと
「ろうごの日」のコンセプトは高齢者を「守る対象」から「社会の担い手」へという視点の転換です。
神戸市老人福祉施設連盟が高齢者福祉に深く関わり続けてきた60年以上の経験から生まれたこの記念日は、介護の現場だけで語られるものではなく、若い世代も含めた社会全体へのメッセージとして発信されています。
日本ではこれから先も高齢化率は上がり続けて2060年には約39.9%に達するとも推計されています。
そう考えると、毎年6月5日に「自分の老後」や「社会の未来」をちょっとだけ考えてみることには、思いのほか大きな意味があるのかもしれませんね。
まとめ
- 「ろうごの日」は毎年6月5日の記念日
- 「6(ろう)5(ご)」という老後の語呂合わせが由来
- 兵庫県神戸市の一般社団法人・神戸市老人福祉施設連盟が2008年(平成20年)に制定し、日本記念日協会が認定
- キャッチコピーは「高齢者の元気は、若者の元気、社会の元気」
- 毎年「ろうごの日のつどい」が開催され、川柳・作文の表彰や講演などが行われる
- 日本の高齢化率は2024年時点で29.3%と、超高齢社会の基準(21%)を大きく上回っている
- 高齢者と若者が互いに支え合う社会を目指すためのアクションを起こす日
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