菜の日とは?由来や歴史を解説【毎月31日】

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この記事を読めば毎月31日が「菜の日」に制定された理由や歴史、背景がひとつ残らずわかります。

「なんとなく聞いたことある」

くらいの認識の方でも読み終わる頃には「なるほど、そういうことだったんだ」ってなるはずです。

この記事では菜の日の成り立ちをしっかり深掘りしてご紹介しますね。

目次

菜の日とは何か

菜の日(さいのひ)とは一般社団法人ファイブ・ア・デイ協会が制定した記念日で、野菜や果物の摂取を広めるための食育活動の一環として、毎月31日に設定されています。

正式に日本記念日協会に認定・登録されたのは2016年(平成28年)のこと。

記念日として申請して2016年3月31日からスタートしたという経緯があります。

名前の由来は語呂合わせ

記念日の名前は野菜を意味する「菜(さい)」に由来しています。

日付については「31」を「さ(3)い(1)」と読む語呂合わせ。

シンプルといえばシンプルなんですがこれがなかなか覚えやすくて気に入っています。

「菜の日」という名前を聞くと春の菜の花を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、ここでの「菜」はあくまで野菜や果物全般を指す言葉です。

なぜ「毎月」31日なのか

面白いのが「年に1日だけ」ではなく「毎月31日」にした点です。

ファイブ・ア・デイ協会は月末を「カラダの決算日」と位置づけていて、定期的・継続的に野菜のことを意識するタイミングにしたいという思いが込められています。

ただ1年365日のうち31日がある月は1月・3月・5月・7月・8月・10月・12月の7ヶ月だけなので、実際には年に7回しか菜の日は訪れません。

「毎月」という言葉のニュアンスとやや違うな、と感じる方もいるかもしれませんがここは少し頭に入れておくといいかもしれません。

ファイブ・ア・デイ協会の歴史

菜の日を理解するには制定したファイブ・ア・デイ協会のことを知るのが近道です。

起源はアメリカの健康運動

「5A DAY(ファイブ・ア・デイ)」運動はもともとアメリカ発祥で1991年にアメリカのPBH(農産物健康増進基金)とNCI(米国国立がん研究所)が協力して始めた健康増進活動です。

「野菜と果物を毎日5サービング以上食べて健康を守ろう」という考え方が核にあって、特にがん予防を意識したプログラムとして全米に広がっていきました。

この運動が注目された背景には野菜・果物の摂取量が増えるほど特定の疾患リスクが下がるという研究データがあります。

意外と医学的な裏付けがしっかりあるんですよね。

日本への導入は2002年

アメリカでの実績を受けて、日本でも同様の取り組みが始まります。

1998年から設立準備委員会を設けて検討を重ね、2002年7月にファイブ・ア・デイ協会が日本で正式に設立されました。

スーパーマーケットでの食育教室やキャンペーンを通じて野菜や果物をたっぷり食べる食生活を広める活動を続けています。

ちなみに、1977年にアメリカで発表された「マクガバンレポート」では1960年代の日本の食事が理想的な食生活として世界的に評価されていたという話があります。

それほど健康的だった日本の食文化がその後どんどん変化してしまったわけで、なんか少し切ない気持ちになります。

350gと200gが目標の理由

菜の日のスローガンは「1日5皿分(350g)以上の野菜と200gの果物を食べましょう」です。

この数字が何を根拠にしているのか、気になりませんか?

350gという数字の根拠

350gは厚生労働省が「健康日本21」の中で推奨する1日あたりの野菜目標摂取量に基づいています。

5皿(1皿70g)の野菜料理を食べると合計350gになるのでそれを「ファイブ・ア・デイ(5つのお皿)」という言葉に落とし込んでいます。

数字としては「5皿」というのがわかりやすくてなかなか工夫された表現だなと思います。

実際の日本人の摂取量との差

厚生労働省の2023年「国民健康・栄養調査」によると、日本人の20歳以上の野菜摂取量の平均はわずか256gで、目標の350gに対して約100g不足している状態です。

しかも、この数字は男性で約262g、女性で約251gと直近10年で減少傾向にあります。

…うん。けっこう深刻な数字ですよね。

ファイブ・ア・デイ協会の調査では目標摂取量が350g以上だと知らない人が全体の54%、野菜を十分に食べていないにもかかわらず「十分食べている」と誤認している人が31%にのぼるという結果も出ています。

多くの人が野菜不足を自覚すらしていない現実、ちょっと驚きでした。

菜の日の記念日登録の経緯

「なんとなく誰かが決めた記念日」のような印象を持つ方もいるかもしれませんが、菜の日には正式な認定プロセスがあります。

2016年3月31日が実質的な始まり

ファイブ・ア・デイ協会が一般社団法人日本記念日協会に31日を「菜の日」として申請し、正式に記念日として登録認定された後、2016年3月31日に東京のイオン品川シーサイド店で記念イベントが開催されました。

当日は日本記念日協会からの登録証授与式も行われて野菜や果物摂取に関する食育提案なども実施されています。

記念日登録証授与式が大型スーパーで行われたのは日常の買い物の場所が食生活改善の入口になるという考え方からでしょう。

自分の考えではこれはかなり実用的な選択だったと思います。

「菜の日」と「野菜の日」は別物

ここで一つ混同しやすいポイントがあります。

毎年8月31日は「野菜の日」(8・3・1=「やさい」の語呂合わせ)として別に存在していて、菜の日とは全く別の記念日です。

似た名前ですが制定団体や目的が異なるので注意が必要です。

まとめ 菜の日のポイント

  • 菜の日(さいのひ)は、1を「さ(3)い(1)」と読む語呂合わせに由来する記念日
  • 制定したのは一般社団法人ファイブ・ア・デイ協会で、2016年に日本記念日協会が正式認定
  • 毎月31日が対象だが、31日がある月は年7回(1・3・5・7・8・10・12月)のみ
  • 月末を「カラダの決算日」として野菜や果物摂取を定期的に意識するきっかけにする狙いがある
  • 目標は1日5皿(350g以上)の野菜と200gの果物で厚生労働省の推奨値に基づく
  • 日本人の平均野菜摂取量は256gと目標を大きく下回っており、菜の日はその解決策のひとつ
  • 5A DAY運動の起源は1991年のアメリカで日本への導入は2002年
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