9月24日は「海藻サラダの日」です。
この記事を読めば記念日が生まれた背景や由来になった人物のこと、そして海藻サラダそのものの栄養価まで、まとめて理解できると思います。
なんとなく聞いたことはあるけど詳しくは知らない、という方にこそ読んでほしい内容です。
海藻サラダの日とは
ここでは9月24日がどんな記念日なのか基本情報から押さえていきますね。
制定したのはカネリョウ海藻株式会社
海藻サラダの日は熊本県宇土市に本社を置くカネリョウ海藻株式会社が制定した記念日です。
同社はもずくやめかぶ、色物海藻の加工販売で国内トップシェアを誇る企業でワカメや昆布、もずくを使った海藻サラダをより多くの人に味わってもらいたいという思いから、この日を申請したそうです。
食物繊維やミネラルが豊富で低カロリーという海藻サラダの魅力を、もっと世の中に広めたかったんでしょうね。
日本記念日協会に登録されたのは2018年
この記念日、実は歴史はそこまで古くありません。
一般社団法人日本記念日協会によって認定・登録されたのは2018年(平成30年)のことです。
同年10月6日には熊本市のANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイで登録証のお披露目が行われ、100名以上の関係者が集まって拍手が起きたと伝えられています。
会社の節目行事として大々的にお祝いされた記念日、というのがちょっと珍しいなと感じました。
海藻サラダの日の由来
ここを読むとなぜ9月24日という日付が選ばれたのか分かります。
髙木良一会長の誕生日にちなんでいる
日付の由来はカネリョウ海藻の髙木良一会長(現・カネリョウグループ会長)の誕生日です。
髙木会長は1930年(昭和5年)9月24日生まれで、日本で最初に海藻サラダを商品化した人物とされています。
誕生日を記念日の日付にするというのは企業が制定する記念日の中でもわりと感情がこもったパターンだなと思います。
きっかけは米寿のお祝いだった
なぜこのタイミングで登録申請したのかというと理由が素敵なんです。
2018年に髙木会長が88歳、つまり米寿を迎えるにあたって、社員の方々が「会長の米寿祝いに記念日をプレゼントしたい」と考えて申請したのがきっかけだったそうです。
会社を興した創業者の誕生日を社員が記念日として贈るという流れ。
ちょっとうるっとくるエピソードですよね。
日本初の海藻サラダは本当に誰が作ったのか
ここでは由来として語られる「日本初」という部分を私なりに掘り下げてみます。
カネリョウ海藻側の説明
カネリョウ海藻や日本記念日協会の公式発表では髙木良一会長が日本で最初に海藻サラダを作った人物として紹介されています。
会社の沿革を見ると1967年に髙木商店として海藻加工業を創業し、その後1993年にカネリョウ海藻株式会社として法人化したという流れになっています。
長年海藻の加工に携わってきた中で、海藻サラダという商品にたどり着いたという理解で良さそうです。
一方で別の企業も「元祖」を名乗っている
ただ、調べていく中で気になる情報も出てきました。
ひじきの加工などを手がける大分県の株式会社山忠は、自社が昭和58年(1983年)に国内で初めて海藻サラダを開発・販売したと説明しています。
カネリョウ海藻側は具体的な発売年を明言した資料が見当たらなかったので単純比較はできないんですが、少なくとも「日本初の海藻サラダ」を巡っては複数の企業がそれぞれの立場で名乗っているというのが実情のようです。
あくまで私の見立てですが海藻サラダという商品自体、当時どこか一社が独占的に開発したというより、複数の水産加工会社がほぼ同時期に似た商品を出していった可能性もあるのかなと感じています。
記念日の由来としては髙木会長のエピソードが公式なものですが、業界全体の歴史として見るとまだはっきりしない部分が残っている、というのが正直なところですね。

海藻サラダの栄養と健康効果
ここでは記念日の主役でもある海藻サラダそのものの栄養価について触れていきます。
カロリーと食物繊維の量
海藻サラダのカロリーは調味料や具材によって幅がありますが、100gあたりおおむね30〜90kcal程度とされることが多いです。
食物繊維量は100gで4〜7g前後含まれるという数値も見られ、野菜サラダと比べても低カロリーで食物繊維がしっかり摂れる献立と言えそうです。
ダイエット中の副菜として選ばれやすいのも納得できます。
フコイダンやミネラルの働き
もずくや昆布に含まれるぬめり成分「フコイダン」にはコレステロールの代謝を整える働きや、ピロリ菌が胃に付着するのを抑える働きがあると報告されています。
特に沖縄産のもずくはフコイダン含有量が昆布の約5倍とも言われていて、褐藻類の中でも注目度が高い食材です。
ミネラルと食物繊維を同時に補えるという点は海藻サラダならではの強みだと思います。
カネリョウ海藻株式会社について
ここを読むとこの記念日を制定した会社がどんな歩みをしてきたのか分かります。
もずくとめかぶの国内トップシェア企業
カネリョウ海藻は1954年に髙木良一会長が個人で海産物卸売業を始めたのが原点で、1993年に法人化しています。
もずくやめかぶ、色物海藻の分野で生産量、販売量ともに国内トップシェアを持つ企業に成長しました。
2017年には海藻サラダが世界最大級の食品見本市ANUGA(ドイツ)のTaste Innovation Showに日本メーカーとして唯一選ばれるなど、海外でも評価を受けています。
商品開発にも積極的な姿勢
近年は海藻を使ったグルテンフリーパスタやビーガンラーメンなど海外の食品展示会向けの新商品も次々と発表しています。
2026年9月には海藻を食べる頻度と腸内細菌の関係についての研究結果も発表しており、ただの加工販売にとどまらず研究開発にも力を入れている印象です。

まとめ
- 海藻サラダの日は9月24日、カネリョウ海藻株式会社が制定し2018年に日本記念日協会へ登録された
- 日付は同社の髙木良一会長の誕生日(1930年9月24日)が由来で、米寿祝いがきっかけだった
- 髙木会長は日本初の海藻サラダを商品化した人物とされるが、株式会社山忠なども1983年に開発したとしており、業界全体の起源はまだはっきりしない部分もある
- 海藻サラダは低カロリーながら食物繊維やフコイダンが豊富で、健康面でのメリットが期待できる食材
9月24日にはこうした背景を思い出しながら海藻サラダを食卓に取り入れてみるのも良いかもしれません。

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