この記事を読めば7月25日が「かき氷の日」に選ばれた理由と、かき氷が平安時代からどう変化してきたのかがわかります。
夏になると「あ、また今年もかき氷の日が来たな」って思う方、けっこう多いんじゃないでしょうか。
なんとなく知ってるけど由来まではちゃんと説明できない…そんな方に向けて、今回はかなり丁寧に掘り下げてみました。
かき氷の日とは何の記念日?
かき氷の日は毎年7月25日に設定されている記念日で、かき氷業界を盛り上げるために制定されたものです。
まずはこの記念日そのものの基本情報から見ていきますね。
7月25日に制定された記念日
かき氷の日は7月25日と決まっていて日本かき氷協会が制定した記念日です。
日本記念日協会に登録されている正式な記念日で、毎年この時期になるとメディアでも取り上げられることが多いですね。
個人的には梅雨明けと重なるタイミングなのがうまいなと感じます。ちょうど暑さが本格化する頃なので、話題として拾われやすいんだと思います。

制定した団体は日本かき氷協会
制定したのは日本かき氷協会という一般社団法人です。
この協会、かき氷店やかき氷ファンを対象に会員募集をしていて、「カキゴオリスト」という肩書きで活動できる仕組みもあるんだそうです。
ちなみにSNSでも情報発信をしていてスタンプラリーなどのイベントも実施しているみたいですよ。
今年のスタンプラリーは 『もうかき氷始めたよ!』というお店が56店小さなプレゼントを。『furari』をDLして、二軒周ればかき氷オリジナルシールがGET#かき氷協会#かき氷始めましたスタンプラリー#かきごおりすと#期間中かき氷協会小池さんに声をかけたらレア賞品貰えるってホント pic.twitter.com/X0junpokHm
— 一般社団法人日本かき氷協会🍧 (@KAKIGOORIORG) March 25, 2026
かき氷という食文化を守りながら、業界全体のつながりを深めることを目的にしているようです。
かき氷の日の由来は2つある
7月25日になった理由は実は1つじゃなくて2つ重なっているんです。ここが意外と知られていないポイントかもしれません。
夏氷の語呂合わせ
かき氷には「夏氷(なつごおり)」という別名があって、これを数字に当てはめると「な(7)つ(2)ご(5)おり」になります。
この語呂合わせが、7月25日という日付が選ばれた大きな理由の一つです。
個人的にはこの語呂合わせ、けっこう無理なくハマってるなと思いました。日本の記念日ってこういう言葉遊びで決まっているものが多いですよね。
1933年の日本最高気温40.8度
もう一つの理由は1933年(昭和8年)7月25日に、山形県山形市でフェーン現象によって当時の日本最高気温である40.8度が記録されたことです。
この気温は長らく日本記録として残っていて、かき氷を食べるのにふさわしい日として選定された背景になっています。
ただ、この最高気温記録はその後何度か更新されているようなので、その点は補足として押さえておきたいところです。
かき氷の歴史をたどる
かき氷の日そのものは近代に制定されたものですが、かき氷という食べ物自体の歴史はかなり古いです。ここでは時代をさかのぼって見ていきますね。
平安時代の清少納言と削り氷
かき氷のルーツは平安時代にまでさかのぼるとされていて、清少納言の随筆『枕草子』の「あてなるもの(上品なもの)」の段に、「削り氷にあまづら入れて、新しき金鋺に入れたる」という一節があります。
これは削った氷に甘葛(あまづら)という甘味料をかけて、新しい金属の器に入れたものという意味だそうです。
当時、氷は冬に切り出して氷室で保存する非常に貴重なもので、身分の高い人しか口にできなかったと伝えられています。
清少納言が「あてなるもの」の一例として挙げるくらいですから、当時の贅沢品としての位置づけがよくわかりますね。
明治時代に横浜で氷屋誕生
庶民がかき氷を食べられるようになったのは明治16年(1883年)のことです。
横浜の馬車道に、町田房造という人物によって日本で最初の氷屋が誕生したとされています。ここから一般の人々にもかき氷が広まっていったようです。
氷が貴重品から日常のおやつに変わっていく転換点として、けっこう重要な出来事だなと思います。
かき氷という名前の由来
「かき氷」という名前の由来には諸説あります。
氷を砕いたものを示す「欠き」から来ているという説や、手で氷を掻いて食べたことから名付けられたという説があるようです。
呼び方にも地域差があって関東では「ぶっかき氷」、西日本では「かちわり氷」と呼ばれていたそうです。
この地域差、あまり知られていない気がしますが方言的な広がりを考えるとなかなか面白いですよね。
韓国のパッピンスとの違いも知っておきたい
かき氷といえば日本だけの文化かと思いがちですが、実は韓国にも似たデザートがあります。ここでは両者の違いを整理してみますね。
韓国には「パッピンス(患수)」という氷ベースのデザートがあって、朝鮮王朝時代に王族の氷室から削った氷に果物を添えて食べていたのが起源とされています。
日本統治時代に日本のかき氷文化が伝わり、そこにあずきなどのトッピングが加わって現在のパッピンスに発展していったという見方が有力なようです。
日本のかき氷は水を凍らせた氷を薄く削るのが主流ですが、韓国のパッピンスはミルクを凍らせたものを使うタイプも多く、食感がよりふわふわしているのが特徴だと言われています。
どちらが本当の起源かという議論は今でも続いているようで両国が独自の主張をしているのが正直なところです。
| 項目 | 日本のかき氷 | 韓国のパッピンス |
|---|---|---|
| 起源とされる時代 | 平安時代(削り氷) | 朝鮮王朝時代(王族向け) |
| 主な氷の素材 | 水氷が中心 | 水氷またはミルク氷 |
| 代表的なトッピング | シロップ、練乳、抹茶など | あずき、練乳、トックなど |
| 一般に広まった時期 | 明治16年以降 | 1920年代以降 |
かき氷の日にまつわるイベントと楽しみ方
かき氷の日の前後は、各地でかき氷にちなんだイベントが開催されることが多いです。
例えば東京・お台場では「ODAIBAかき氷フェス」というグルメイベントが開催されていて、キッチンカーによる様々なかき氷メニューが楽しめるそうです。
日本かき氷協会もスタンプラリーなどの企画を実施していて、加盟店を巡る楽しみ方も用意されているみたいですね。
せっかくの記念日なのでこういうイベントを目当てに近くのかき氷店を巡ってみるのもいいかもしれません。夏の暑さをちょっと忘れられる、そんな時間になりそうです。
まとめ
かき氷の日について押さえておきたいポイントを整理しておきますね。
- かき氷の日は7月25日で日本かき氷協会が制定した記念日
- 由来は「夏氷(なつごおり)」の語呂合わせと、1933年の日本最高気温40.8度の記録という2つの理由がある
- かき氷のルーツは平安時代の清少納言『枕草子』にまで遡る
- 庶民に広まったのは明治16年、横浜での氷屋誕生がきっかけ
- 韓国のパッピンスとも起源をめぐる関係性があり、双方に独自の発展の歴史がある
7月25日はちょっとこの由来を思い出しながらかき氷を味わってみるのもいいんじゃないかなと思います。
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