万引き防止の日とは?由来や歴史を解説【5月8日】

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この記事を読めば5月8日が「万引き防止の日」になった理由や歴史、背景、そして万引きがどれだけ深刻な問題なのかが丸ごとわかります。

「なんとなく知ってるけど、実は全然知らない」

という方、けっこう多いんじゃないかと思います。

万引き防止の日ってただの語呂合わせの記念日かと思いきや、小売業界の切実な問題意識から生まれた日なんですよね。

成り立ちを知るとちょっと印象が変わるかもしれません。

目次

万引き防止の日はいつ誰が作った?

5月8日に制定された理由

5月8日が「万引き防止の日」に選ばれたのは「ご(5)よう(8)=御用」という語呂合わせがもとになっています。

「御用だ!」という言葉、時代劇でおなじみですよね。

江戸時代、奉行所の役人が犯人を捕らえるときに使った言葉で現代でも「お縄になる=捕まる」ことを指す隠語として使われていたりします。

万引きも犯罪であり、きちんと逮捕の対象になるんだという意識を伝えるためにこの語呂が選ばれたみたいです。

制定したのはどんな会社?

この記念日を制定したのは防犯カメラなどセキュリティシステムを手がける株式会社ジェイエヌシー(現:セーフティ&セキュリティ株式会社)で2009年(平成21年)のことです。

「万引きは犯罪である」という意識を社会全体に広め、被害を減らすことを目的として制定されました。

記念日として設定したことでこの時期にメディアや学校でも取り上げられやすくなったのは意味のあることだと感じます。

「万引き」という言葉の歴史

実は江戸時代からある言葉

万引きという言葉の歴史、意外と古いんです。

江戸時代からすでに使われていたと確認されていて、語源については複数の説があります。

もっとも有力とされるのは「間引き(まびき)が変化した」という説です。

農家が野菜の芽を間引くように、商品を少しずつ抜き取っていくことから「まびき→まんびき」となり、「万」は当て字というわけです。

ほかにも、「間(ま)」に「運・チャンス」を意味する側面があるとして、隙を見計らって盗む行為を「まん引き」と呼ぶようになったとする説も…

どちらもなんとなく「タイミングを狙う」ニュアンスが共通してますよね。

軽犯罪じゃなく、れっきとした窃盗罪

万引きはよく「軽い犯罪」のように思われがちですが、法律的にはそんなことはありません。

刑法235条の「窃盗罪」にあたり、法定刑は10年以下の懲役または50万円以下の罰金です。

初犯だからといって必ずしも軽い処分で終わるわけでもなく、常習性が認められた場合は実刑になるケースもあります。

「ちょっとやってしまった」では済まない。

そういう認識を広めることがこの記念日のそもそもの目的なんだと思います。

万引き被害の深刻な実態

この日が制定された背景には小売業界にとってきわめて深刻な被害の実態があります。

年間の被害額は3,000億円超という推計も

全国万引犯罪防止機構によると万引きによる日本の小売業全体のロスは年間3,000億〜4,000億円にのぼると推定されています。

単純計算で1店舗あたり年間40〜50万円前後という試算もあり、中小の個人店舗にとっては経営を左右しかねない数字です。

2024年の万引き認知件数は9万8,292件で、前年比5.5%増と増加傾向にあります。

数字だけ見ると意外と少ない気もしますが、これはあくまで「発覚・認知された件数」であって、実際には把握されていないケースがはるかに多いと考えられています。

犯罪者の年齢層が二極化している

万引き犯の年齢層については高齢者と少年(特に小学生)に二極化する傾向があることが東京警視庁の調査でも指摘されています。

高齢者による万引きは生活苦や認知症との関連も指摘されていて、単純に「道徳の問題」として片付けられない複雑な背景があるのも事実。

一方、小学生の万引きは家庭環境の影響を強く受けるとも言われていて保護者の意識啓発がとても大切になってきます。

万引き防止のために何ができるか

お店側の主な対策

小売店が取り組む万引き防止策は大きく「設備面」と「人的な対応」の2つに分けられます。

設備面では防犯カメラの設置、店舗出入り口への防犯ゲート(EASゲート)の導入、セキュリティタグの活用などが代表的です。

防犯ゲートは専用タグが付いた未会計商品を持ち出した際に警報が鳴る仕組みで、実際の発見だけでなく「見られている」という心理的な抑止効果も期待されています。

人的な対応としては「こまめな声かけ」が意外なほど効果的です。

「いらっしゃいませ」と目を見て声をかけるだけで、万引きのリスクを下げられるとも言われているんです。

シンプルだけどなかなか徹底するのが難しかったりするんですよね。

地域や学校、家庭が連携する大切さ

個別店舗の努力だけでは限界があります。

近年は地域住民や警察、学校や自治体が連携した防犯活動が広がっていて、ボランティアによる見回りや声かけ運動、店舗間での情報共有なども取り組みの一例です。

要するに「地域ぐるみ」で防犯意識を高めることが結果的に一番効いてくる方法かもしれません。

5月8日という記念日がそういう活動のきっかけの一つになれば、設立の意義も十分あると思います。

まとめ

  • 5月8日は「万引き防止の日」:「ご(5)よう(8)=御用」の語呂合わせから
  • 制定したのはセーフティ&セキュリティ株式会社(当時ジェイエヌシー)、2009年
  • 「万引き」という言葉は江戸時代から存在し、「間引き」が変化したとする説が有力
  • 万引きは窃盗罪にあたり最大10年の懲役または50万円の罰金という重い罰則がある
  • 小売業全体の被害額は年間3,000〜4,000億円とも推計される深刻な問題
  • 防犯カメラや防犯ゲートといった設備対策に加えて声かけや地域連携も有効な防止策

5月8日が近づいたら、万引き防止の日のことを少し思い出してみてください。

何気なく訪れているお店の裏側でどんな問題が起きているかを知ること自体が、防犯意識の第一歩になる気がします🛒

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